2016年7月16日土曜日

大峰山寺(2016.7.16)

天候によっては登らず撤退の可能性もあったけど、朝起きたら晴れていた。こうなれば撤退の理由はない。コーヒーと赤いキツネの朝食を済ませ、温泉街を抜け、ゴロゴロ水、母公堂を眺めつつ登山口の女人結界門をくぐる。


昨今の山ガール全盛時代にかたくなに女人禁制を守るこの山はヤッパリ変わっている。出会った人に「こんにちわ」と声をかけるも「こんにちわ」の返事がない。なんとなく愛想も悪い。しばらくそんな気分を感じつつ、その原因が分かってきた。


この山の挨拶は「よう、おまいり(良く、お参り)」だったのだ。何度もスレ違う度に、私も「ヨーマイリ」、そのうちに「リー」と叫ぶことに抵抗感が無くなってきた。「リー」「りー」・・・とほとんど野球の1塁コーチのようだけどね。なんとなく山の空気には馴染んできたけど、男だけの大峰山は雰囲気が違う。登山者のファッションも山登りと言うよりは場外馬券売り場に近い。


私としては山ガールの黄色い声をの満ち溢れる普通の山の方が楽しなあと感じつつも、なかなか珍しい体験だった。夏の三連休の初日だったけど、多くの男だけのグループが大挙して登っているのを見て、まだこんな世界があるんだと不思議な気分を味わった。


久しぶりの山登りだったけど、気分の良い一日だった。でも体力が落ちたなー。


◆行動記録

  • 5:30 起床
  • 6:20 洞川温泉発
  • 6:50 ごろごろ水
  • 7:30 登山口(女人結界門)
  • 8:20 一本松茶屋
  • 9:40 洞辻茶屋
  • 11:00 大峰山寺
  • 11:30 発(下山開始)
  • 12:10 洞辻茶屋
  • 12:50 一本松茶屋
  • 13:20 下山(女人結界門)
  • ビール、豆腐の一人打ち上げ
  • 14:50 洞川温泉駐車場着
  • 温泉(600円)
  • 16:10 洞川温泉発
  • 17:15 下市(吉野川渡る)
  • 18:10 大宇陀
  • 針テラスで仮眠、夕食(トンカツ定食850円)
  • 20:20 針テラス発
  • 東名阪通行料900円、名二環360円70円バック)
  • 22:30 帰宅

【ごろごろ水は洞川温泉から登山口へ向かう途中にある】

【ごろごろ水の採水場。車で大量のペットボトルを持ち込む人多数。車1台500円。駐車スペースには採水用蛇口が完備】

【母公堂、ここから稲村ケ岳へのルートもある】

【女人結界門の横の注意書き。この時代日本唯一の女人禁制】

【初めて踏み入れる男の世界】

【一本松茶屋、清潔に保たれている】

【洞辻茶屋。登山道をまたぐような形に建てられている。小屋番のおっちゃんが昼寝していた。】

【洞辻茶屋から奥駆け道に合流。大峰らしい気分の良い尾根道だ。】

【遠くに見えるのは大峰山寺の宿坊群】

【有名な西の覗の行場。行を行うには500円。サポートのおっちゃん常駐。】

【行場からの展望。これ以上身を乗り出すことはできなかった。】

【大峰山寺到着】

【大峰山寺本堂】

【本堂には鹿がいた。鹿の大量発生は心配だ。隣の大台ケ原も新芽に被害が・・・。】

【何十人もの大パーティー。ヨーオマイリー・・・。中には法螺貝を吹き鳴らす人もいる。】


【下山後の名水豆腐は旨かった】

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