2019年6月8日土曜日

一遍聖絵(2019.6.8)

一遍聖絵を見に行ってきた。先日の奈良博物館の藤田美術館展のついでに京都を回る計画だったけど、時間的に無理だった。まあ、当然と言えば当然だけどね。今回は京都博物館の一遍聖絵と大阪天満での立ち飲みを楽しむ計画。JRで大阪まで往路は東海道線、復路は関西線の一筆書。大阪までは関西線の方が距離が短い。一筆書での行動がコストカットにつながるのか?一遍上人と同じぐらいコストカットに興味がある私です。

本題の一遍聖絵はなかなか面白かった。展覧会を見ることにより一遍上人の生涯をもっと良く理解したいと思ったけどその答えが得られた訳ではなくて、一遍上人があちこちの寺を遊行する姿をやたら細々と描いている。特にドラマチックなストーリーが有るわけでもなく、一遍の布教活動をひたすら描く、いわばプロモーション絵巻と言った感じ。

ただ、躍り念仏については、以前から信者が我を忘れて踊り狂う姿をイメージしていたけど、聖絵に描かれる躍りのシーンは男女の坊さんが狭い神楽舞台のような整った舞台の上でひしめき合いつつも整然と踊っていた。そしてそれを周囲から観客が眺めている。まるで人口密度の高いエグザイルのコンサートのようだといったら不謹慎かな。

展覧会の会場には模写と古い本物の国宝が交互に展示されていた。最初は模写と本物のも同じように見えていたけど、見ていくうちに本物の良さが感じられてくる。本物は人物の表情が特に細かく描かれている。平治物語絵巻ほどには派手さはないけど、細かな人の表情や野良犬のような小さなものまで細やかに描かれているのが面白かった。

その後、大阪に出て天満酒蔵に寄ってみた。いつもの通り「酒」「キズシ」「野菜天ぷら盛り合わせ」を注文。その後、「串カツ」「どて焼き」を追加。午後のホロ酔い気分を楽しんでいると。一人おいて隣りのカウンターにオッチャンが座った。そのときはなにも気にならなかったけど、注文するものが聞こえてきた。「酒」「キズシ」「野菜天ぷら盛り合わせ」。

その時は何も感じなかったけど、これってすごくない?。この店のメニューはハッキリは言えないけど百種類近くあるような気がするほど多い。その中から選ぶ二品(酒を入れれば三品)の順列が一致することは確率的にはかなり低い。9車立て6枠の競輪における連勝単式を一点買いで的中する事は難しい。それが100枠での連単的中と言うわけだ。それに気がついたとき、次のオッチャンの注文ががぜん気になってきた。私の注文は「串カツ」。これが当たれば三連単的中だ。100枠での3連単やで、、、。

注目のオッチャン三品目はネギマ塩焼きだった。おしい!ネギマ塩焼きは私の選択肢の中にも入っていた。三連単を外し、やっと心の平穏を取り戻した。そのとき、四品目 「どて焼き」の注文。もし、私が三品目「ネギマ塩焼き」を注文していれば5連単を一点買いで的中という快挙だった。ソレガドオシタとの影の声があることは重々承知しているけど、記憶に残る立ち飲み屋の出来事だった。

◆関西一筆書きのコストについて
・勝川ー名古屋ー京都ー大阪ー奈良ー加茂ー名古屋ー勝川(ジパング料金):4690円
・勝川(東海道線経由)大阪:3670円
・勝川(関西線経由)大阪:3350円
・勝川(東海道線経由)京都:3020円
・京阪(七条大橋-天満橋):400円
・この中で関西出撃の最適コストは何か?難しい問題だ

◆行動記録
・8:57金山
・10:20米原
・11:15京都
・13:30京都博物館出る
・14:10京都
・大阪天満酒蔵
・天神橋筋三丁目でCD購入
・天王寺有本コーヒー
・17:30天王寺発
・関西線は木々の間を縫うように走る。
・21:12名古屋着

【京都博物館・一遍聖絵展】

【京都博物館・空いていた】

【相変わらず楽しめた。予算1500円】

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