2020年6月3日水曜日

東大寺(2020.6.3)

東大寺へ行ってきた。先週の京都に引き続き、コロナ騒動の最中なら空いているのではないかとの読みでの出撃だ。その読みは的中。素晴らしく楽しい奈良の散歩だった。特に東大寺は修学旅行とインバウンドの姿は無く、きわめて静かな拝観が楽しめた。大仏殿に入ったのは何時以来かわからない。混雑の嫌いな私は、生きているうちに二度と大仏様のお顔を拝見することは無いだろうと思っていたので、とても嬉しかった。

南大門に向かう参道の両脇の土産物屋は半分以上閉まっていたけど、鹿はいつもより行儀が良い。人間の喧騒が無いと鹿の振る舞いも落ち着くのだろう。

最初、JR奈良駅から東大寺、浄瑠璃寺を経由しJR加茂駅まで歩いて、加茂からJRで帰還する作戦。かなりハードな計画を立ててはいたものの、この日は今年一番の暑さ。強烈な日差しではないものの、白い靄越しの日差しは、けっこう厳しい。その日差し以上に蒸し暑さはパンパ無い。あまりの暑さに、五劫院を過ぎ、般若寺で撤退を決意。

東大寺に戻り、裏の講堂跡の切り株に腰かけ、持参のイイチコを舐めつつ大休止。何事か?と不審に思って集まってくる鹿と触れ合いつつ、深い新緑をアテに飲む焼酎は、まっこと美味でした。

ところで、JRで勝川駅を出る時、駅に入ってきた電車がホームの入り口で緊急停止。勤務時間帯だったのでホームには多数の通勤客が並んで待っている。停止した電車はなかなか動かない。駅員からの説明もない。久しぶりの通勤電車なので、さぞ混乱すると思いきや、並んでいる現役世代は平然とスマホをいじっている。トラブルの原因に興味は無いのかなあ?不思議だ。その後、駅の構内放送でどこかで事故があったとの説明。運行復旧の予定は不明。しかし通勤客には動揺、混乱はない。

私の時代と言うのもナンだけど、私の現役時代に通勤時間帯にこんな状況が起きたら、かなりの騒ぎになるの思うのだが、不思議だ。昨今の若者は穏やかなのか?ゆとりがあるのか?感受性が鈍いのか?こんな風潮が私にとって全く理解不能な現政権の支持率が30%程度ある原因なのか?不思議だ。

◆メモ
・勝川-奈良(ジパング往復):3680円
・9:06 名古屋発
・12:00 JR奈良着(歩き始める)
・13:30 東大寺
・五劫院
・般若寺
・東大寺講堂跡(イイチコ)
・大阪王将(ビール、餃子、軟骨唐揚げ):870円
・17:13 JR奈良帰還

【静かな興福寺】

【南大門】

【南大門、仁王像、初めてゆっくり見た】

【南大門の天井、存在感あり】

【静かな東大寺】
【正面の灯篭】

【軒裏もじっくり見ると面白い】

【写真撮影可だった】

【大仏殿裏の講堂跡はいつも静かだ】

【鹿と触れ合う】

【講堂礎石、新緑が深い】

【五劫院】

【般若寺】
【正倉院】

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