コロナ、コロナで自粛の嵐。さすがの私も気分が沈む。「イカンイカン、どこぞへ行かねば」と18切符を握りしめ久々の出撃だ。でも「密」は避けねばならぬ。もともと混雑嫌いの私にとって「密」を避けるのは望むところだ。と言うわけで年末のこの時期、絶対に空いているだろうと飯田線で一筆書きの「乗り鉄旅」に出かけてみた。飯田線はこの夏、豪雨被害で不通となり乗り損ねた路線だ。以前から一度乗ってみたいと思っていた路線だが、年末のこの時期、乗る人間も少なかろうと思っての出撃だ。
朝ゆっくり家を出て東海道線で豊橋へ。私の読みどおり年末土曜日の東海道線はガラガラ。窓の外には太陽に照らされた蒲郡の海が光る。豊橋で壺屋の助六、おつまみセット、ピーナッツを購入。持参のイイチコワンカップ3本と合わせて、行動中の食糧計画も万全。一日一本の岡谷までの直通列車に乗り込んだ。
岡谷行の列車もほぼガラガラ。四人掛けのボックスシートは各々一人ずつののんびりモード。のんびりしたローカル線の雰囲気を十分楽しめた。その四人掛けに座る乗客はかなりの割合で岡谷までの18切符客。やっぱり私と同じような考えを持つ「酔狂」な人間は世の中に一定程度存在するんだなあ。
飯田線は広い伊那谷をくまなく巡るようにジグザグに進む。岡谷までの7時間近い乗車はさすがに疲れたけど、座っているだけで車窓からの景色が変わる状況は贅沢な状況と言うこともできる。急峻な中央アルプスや広大な南アルプスを眺めつつ、チビチビ舐めるイイチコが美味い。同乗した乗客とは話こそしなかったけど、岡谷までの長時間、近くにいただけでなんとなく親しみを感じる。本当はいろいろ話をしたいんだけどねえ・・・。
◆行動記録
9:01勝川、10:42豊橋、豊川、11:15新城、11:50本長篠15分停車、13:08水窪、13:30伊那小沢、14:10天竜峡、14:50飯田、15:15伊那大島、16:15駒ヶ根、17:40岡谷駅前徘徊、18:50塩尻、22:00春日井
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