2022年7月20日水曜日

雲ケ畑・志明院(2022.7.20)

 異常に早い梅雨明けにも関わらず雨の毎日が続く。しかも激しい降りだ。天気予報では線状降水帯などと叫んでる。要するに梅雨明けと言われたのは梅雨の中休みということで、現在は梅雨末期の豪雨季節と言うことらしい。従って外出もままならず自宅待機の毎日だ。

テレビでは熱中症対策で高齢者はエアコンを聞かせた部屋で静かに過ごせと声高に叫ぶ。しかし自宅待機は体に悪い。特に高齢者の自宅待機は寝たきりの始まり。高齢者こそ意識的に外出せねばならない。そんな気分で歯を食いしばって出撃だ。幸い今日は天気が良い。さらに18切符が今日から使える。


行き先は京都雲ヶ畑の志明院。数年前から行きたいと思っていたけど、交通問題で行けなかった。今回は18切符始発出発でなんとか繋がりそうだ。5:14に勝川を出発し、京都北大路バスセンター発の雲ヶ畑「もくもくバス」の8:40にピッタリ間に合う。


そこから30分で終点の雲ヶ畑岩屋橋。たった30分のバス移動なれど雲ヶ畑は別世界の山深さ。目的の志明院は鴨川の源流で、司馬遼太郎のエッセイでも触れられた京都魔界の中心地。最近流行りのミステリースポットらしい。そんな神秘的な気配を感じつつ訪れた寺は雨上がりの清々しい緑に溢れていた。


参拝を終えるとやることがない。一日二本の「もくもくバス」の復路は14:20岩屋橋発だ。とりあえず門前の日陰でイイチコを舐めつつこれを書いている。ヒートアイランドの街とは別世界の清々しさに帰りたくないけど帰らねばならないのだよねえ、、、。


帰りのバスまで2時間以上ある。バスの時刻表をつぶさに見れば、雲ケ畑岩屋橋から上賀茂神社までバスで20分程度であることを発見。歩いて帰ることにした。幸い帰り道はすべて緩やかな下りであることを、往路のバスで確認してある。


しかし、この判断はかなり厳しかった。田舎のバスの20分はかなりの距離であることを知った。多分、10キロ以上はあるんだろう。さらに真夏の炎天下の歩行は苦しい。久しぶりの炎天下の歩行を味わったけど、以前の私は2リットルのペットボトルを飲み続け、タオルを絞るほどの汗を楽しむ余裕があった。しかし今回、あまり水が欲しくない。汗も心無し少ないような気がする。そんな状況を冷静に考える。「熱中症」などとの言葉が頭をよぎる。


上賀茂神社の少し手前で四条河原町経由京都駅行のバス発見。なんとか乗り込み、やっと涼しいところで一休み。途中、河原町三条でバスを降りて眠眠で一人打ち上げ。久しぶりにハードな一日だったけど、冷たいビールと久しぶりの筋肉痛が心地よかった。


◆行動記録

勝川発5:14、18切符12050円窓口は空いてない。自販機で購入、京都着8:03、北大路雲ケ畑「もくもく」8:40、雲ヶ畑岩屋橋 9:10、志明院 10:00、岩屋橋発 12:00、上賀茂神社手前グランド14:00大休止、上賀茂神社手前の公園 バス 15:00 230円、河原町三条 珉珉 15:40


【志明院の門から先は撮影できない。門の手前のシャクナゲは4月から5月にかけて咲くらしい】

【ヤマユリが美しい】

【岩屋橋近く惟喬神社、なかなか渋い】

【岩屋橋には川床料理的な店もあったけど開いてなかった】

【志明院の日陰でイイチコをなめつつ一休み。涼しい。帰りたくない。】

【岩屋橋から上賀茂神社へ向かう途中、京都一周トレイルとクロスした。】

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