中房温泉には特別な思いがある。高校1年の夏休み、学校からの集団登山で初めて北アルプスに登ったときの登山口が中房温泉だった。
睡眠不足の夜行列車、ムカムカする胃の調子に耐えつつ登った合戦尾根は辛かった。でも尾根に立って燕山荘の脇から見下ろした湯俣温泉側の谷の深さが印象に残る。「この谷の底には何が有るのだろう?」との思いがその後の山登りのモチベーションの根底に有るような気がする。
その後、何度も中房温泉を訪れたけど、多くの露天風呂が有るものの、イマイチ温泉の印象はハッキリしない。その割には宿泊料金はシッカリしている。それやこれやでここ30年ほど宿泊したことはない。今回、全国旅行支援の宿泊料金5000円カットと3000円のクーポンにつられて泊まってみた。紅葉の盛には数日遅れたけれど、久々の紅葉と温泉は十分楽しめた。
【なんとか持ちこたえた紅葉。美しい。】
【建物は以前と同じ。温泉も以前と同じだけど、新たに出来た風呂もあった。その中の「根羽の湯」と呼ばれる風呂が気に入った。】
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