2022年11月25日金曜日

鮎の塩焼き(2022.11.25)

 数年前にやめたけど、鮎釣りに熱中したことがあった。さらに沢登りにはまっていた時期もあった。山深い谷筋にツエルトを張り、沢中泊するのは楽しい。そんな時、現地調達した岩魚を焚火で焼いて一杯呑むなんて状況は理想だ。しかしそんな経験は一回しかない。理由は沢登で釣りをする時間がない。体力がない。餌が取れない。岩魚がいない。装備に釣竿を持つ余力がない。

というわけで直火で串に刺した魚を焼くとしたら釣った鮎が一般的かもしれない。しかし、串に刺した鮎をうまく焼くのは難しい。絵本やテレビで串に刺した魚を焚火で焼いて食べるシーンはよく見るけど、私の経験で言えば上手く焼けた事はほとんどない。その焚火シーンに満足して美味しかった事にしているのがほとんどだ。


この年になって突然その事実に気がついた。そんなとき知り合いが今年釣って冷凍した鮎を持ってきてくれた。ここは一つ完璧な鮎の塩焼きを焼いてみるかと挑戦してみた。


そして一回目、失敗。七輪におこした炭の火力は完璧。マイスターと呼ばれる職人気質の友人が作ってくれた串も完璧。しかし串のセットが安定しない。七輪の周囲に立てた串が倒れる。串に刺した鮎が回転する。鮎の焼き上がりの判断が出来ない。


そんな経験を生かして二回目、何とか満足できる鮎が焼けた。1番のコツは網を立てて使うこと。この技をもう少し早く会得しておけば、私の鮎人生ももう少し豊かなものになっていたと思うとチョイと残念だった。オオゲサダネ、、、。





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