2023年3月17日金曜日

大井川鐵道(2023.3.17)

 18切符の行き先を考えていたら、ふと寸又峡温泉が頭に降りてきた。寸又峡温泉といえば今から50年以上前、ドコゾのオッサンがライフルを持って立て篭もった事件があった。テレビで見た暗い山中の宿の映像が心に残る。

寸又峡には東海道線金谷駅から大井川鐵道で大井川を遡り千頭からバスで行くらしい。大井川鐵道と言えばSLで有名だ。乗ったことは無いけれど、途中の川根温泉には行った事がある。温泉に浸かってSLを見た記憶があるけれど本当に見たのか?テレビの番組で見たのか?はっきりしない。最近、こんな気分を味わうことが多い。自分の経験したことは本当なのか?テレビで見た事なのか?


川根温泉に行ったのは車だったので、金谷で降りたのはこれが初めて。これは事実だ。大井川鐵道の切符売り場で寸又峡までのチケットを相談。結論は二日間乗り放題チケット4900円が一番安いらしい。だったら一日乗り放題ならさらに安いのでは?と聞いてみれば一日乗り放題は無いという。結局、二日間乗り放題チケット購入。さらに千頭までの核心部はバス代行運転だとか。


寸又峡へ行く場合はほとんどバスに乗るらしい。せっかく初めての大井川鐵道だったので、バスに乗り続けるのもナンなんで、寸又峡は次回にして千頭からは井川線で大井川の上流を目指す事にした。


千頭から先の井川線は中部電力が終戦直後に作った井川ダムの資材運搬用軌道を観光用に再利用したトロッコ的鉄道で、なかなか鄙びた鉄道だった。2時間近くゴトゴトとトロッコ的車両に揺られて降り立った井川ダムは山深い秘境の様な感じがしたけど、立派な道路を立派な車が走っているのを見ると、ちょっと興ざめの感じもあった。


井川ダムのさらに上流に畑薙ダムがある。そこが南アルプス赤石岳方面の登山口だ。私の場合、南アルプスの山はほとんど長野側からはいるので、この静岡側の登山口を訪れた事はない。この南アルプスの静岡側の山域は「南の南」と言って我々の山仲間の間では秘境の扱いだったことを思い出す。たぶんもう来ないだろうなあ・・・。だんだん行動出来る範囲が狭くなってくる。チョイと寂しい。


◆行動記録

JR金山7.59、浜松9.50、金谷10.31 10.57発、家山11.40、千頭発12.30、井川14.15 15.30発、千頭17.15 17.36発、家山18.20、金谷18.55、浜松、豊橋、JR金山21:30


【大井川鉄道の本線部分の半分以上がバス代行】

【大井川の河原は無駄に広い】

【千頭から先の井川線はアプト式で有名だけど、アプト式は二駅の一登りだけ。重そうな機関車で押し上げる】

【このアプト式も大井川鉄道の売りの一つかな】

【井川ダムの手前の長島ダム】

【機関車トーマスもスタンバイ。SLの気配はなかった。どちらにしてもバス代行の終了を願うばかりだ】

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