高松塚古墳の壁画は当初は現地の石室内で保管する計画だったらしいけど、カビの発生など様々な理由から石室を解体し、バラバラにした石室の壁を完全な空調で管理して保存している。その保管している場所が仮設修理作業室だ。仮設というだけに近いうちに最終的な保存施設に移るらしい。
その移る前に仮設修理作業室が公開されるという。ガラス窓越しに石室の壁画の本物が見えるらしい。レプリカは何度も見ているけど本物は見たことがない。
指定された場所で説明の動画を観た後、作業室に入った。入り口で双眼鏡が渡される。ガラス窓は三つ。最初の窓の近くには北壁の玄武が見える。窓越し3メートル程の四角く整えられた長方形の石の上に玄武が微かに見える。でも蛇と亀の姿はよく見えない。その隣の窓からは西壁の婦人像がよく見えた。初めて見た婦人像はとても美しかった。とくに色あいが何とも言えず上品で落ち着いていた。千年以上前の人々の美意識の高さを実感した。
古墳の石室と言えば石舞台のような巨石をイメージしていたけど、高松塚の石壁はしっかりと方形に整えられたていて技術の高さや作業した人の意識の高さが伝わってくる。


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