2014年8月21日木曜日

姫川温泉(2014.8.21)

今年の夏はまったく天候が不順だ。日本中どこへ行っても、何が起こるか予測不能。昨日は広島で大土砂災害。したがって山に入る気分になれない。だったら温泉へでも行くか?と出撃はしたものの、どの方面も「大気不安定」の予測が踊る。

どこへ行っても集中豪雨のリスクは高い。最初は蓮華温泉へでも行ってみるか?と白馬方面に車を走らせる。しかし、蓮華温泉には平岩で国道を降りてから20キロの林道走行が必要。それほどにして行く理由も無いねー・・・。

その時、この近くの「白馬大仏」の記憶が突然降りてきた。今から20年近く前、この近くを走る時、必ず目にした異様に白い大仏さんは今どうなったのか?最近、まったく目にしない。「その大仏の状況を調査することを今回の目的にしよう」との突然の目的設定。

近くの、道の駅の売店のオニイチャンに白い大仏に関して聞いてみた。すると旧道の横に今でも健在とのこと。険しい国道がトンネル中心の道に付け変わったことにより人の目に触れなくなったことが判明した。

平岩から旧道に入り姫川温泉のホテル国富方面に車を走らせると、進行方向前方に白い大仏発見。相変らず周囲の景観から浮き上がった真っ白な姿は健在だった。でも、近づいてみれば、長年の風雨にさらされ、しみじみ渋く、それはそれで、なかなか味わい深いお姿だった。

その帰り、姫川温泉に寄って見た。姫川温泉は白馬大仏同様、しみじみ渋い温泉だった。昔、けっこう賑わっていた温泉街、今はは営業しているのか?聞いてみないと分からないほどの渋さだった。

そんな中で、新しい日帰り入浴施設発見。名前は「瘡の湯」。そこがなかなか良かった。私好みの高温の湯だ。水、湯ともバルブ操作自由。シンプルだけど大量の湯があるのは温泉としては一番のアドバンテージだ。あちこちさ迷いつつ、こんな温泉に出会うのは嬉しいものだ。入浴料金600円。風呂上りに休憩所でオバチャンがいれてくれたお茶を飲みつつ話を聞くのも、楽しかった。最近、こんな雰囲気はなかなか無いねー・・・。(2014.8.21)

【大町のチョイ先の松川にある下条農園。今年初のリンゴが出ている】

【白馬大仏遠景。なかなか目立つ。】

【白馬大仏近景。チョイと寂しい。】

【姫川温泉。渋い。】

【姫川温泉の湯量は多い。使われてない湯が滝となっている。】

【姫川温泉「瘡の湯」、今年1月オープン。】

【この日の泊まりは親不知の道の駅。夕陽は綺麗だったけど、蒸し暑かった。】

2014年8月3日日曜日

白山周遊2(2014.8.3)

昨夜の車中泊は超快適だった。車の後部座席窓の外に網戸用網をマグネットで外に取り付け、窓全開で熟睡。涼しい風に包まれて気分良好。岩間温泉登山者用駐車場は眺望良好、快適トイレ、温泉付の優良物件だ。

気分良く、すがきや味噌煮込みうどんの朝食を済ませ、岩間噴泉塔方面へ向かおうと思ったら、緊急事態発生。噴泉塔方面の岩間道が通行禁止となっている。いつの雨か分からないけど、林道が崩壊しているらしい。なんとかなるかも、とも思ったけど、崩壊地点の写真まで表示され、入り口のゲートも厳重に封鎖されている。

結局、噴泉塔は諦めることにした。天気もハッキリしないし、2~3時間程度のハイキングの行き先をしばし検討。スーパー林道経由の三方岩山でお茶を濁すことにする。朝一番のスーパー林道は気分の良いドライブだ。三方岩山からは白山の眺望が素晴らしかった。特に大汝から長倉山経由一里野温泉の加賀禅定道の稜線が良く見える。いつの日か歩いてみたいものだ。(2014.8.3)

◆行動記録
 5:00 起床
 6:15 行動開始
 7:00 スーパー林道入口(256キロ)
 7:30 三方岩山駐車場
 8:20 三方岩山頂
 9:30 駐車場発
10:00 白川村(286キロ)
11:00 荘川蕎麦屋
12:00 せせらぎ街道
      昼寝
14:40 加子母(441キロ)

【岩間温泉登山者用駐車場、無料、トイレ快適なれど水が流れず、備え付けられたバケツで水を流す。】

【岩間道通行不能、楽々新道は通行可能、岩間噴泉塔断念】

【三方岩山から白山を望む】

【三方岩山山頂の眼下にスーパー林道が走る】


2014年8月2日土曜日

白山周遊1(2014.8.2)

台風が近づいている。天候が読めない。当初、白山へ登ることを予定していたが、お手軽コースの岩間噴泉塔へ向かってみた。岩間温泉は白山の北側、一里野温泉から深い谷の側壁に付けられた林道を走らねばならない。ガードレールも無い谷沿いの道はかなり険しく、ちょっと敬遠してたけど、終点の山崎旅館のホームページではかなり整備も行き届いている気配。

今日は岩間温泉の登山者用駐車場で車中泊の予定なので、時間はたっぷりある。途中、白峰の集落や、鶴来の白山ひめ神社(漢字出ず)に寄ってみた。今までは山へ山へと先を急ぐ行動だったけど、麓の徘徊もなかなか楽しい。

特に白峰の「白山ろく民俗資料館」はこの地域の古民家が数軒移設されなかなか見ごたえのある施設だった。世界遺産白川村の合掌集落に勝るとも劣らない施設だと個人的には感じるけど、観光客の姿はない。それがまた良い。その囲炉裏端でこの地域の古いおやつ「カマシのイリコ」のサービスもあった。ムギコガシに似た雑穀を炒った粉を熱湯で練った素朴な食べ物だ。風の吹き抜ける古民家の座敷で食べる「カマシ」はしみじみ素朴な甘さだったけど、この地域の厳しい暮らしを感じることもできた。

その後、白山ひめ神社へチョイと寄り、岩間温泉着は午後3時前。途中の気になっていた林道は以前に比べ路面の舗装も行き届き走りやすかったけど、相変わらず谷は深い。対向車を気にしつつ走ったけど、幸い対向車は来なかった。

山崎旅館の温泉は無色透明の重みのある良い湯だ。高温の湯が満ちている。ただ、この時期の温泉は入浴後、汗がなかなか引かない。まだ明るさの残る旅館の休憩処は風が抜けない。もう少し、強力な扇風機が欲しいと感じた。(2014.8.2)

◆行動記録
 7:20 加子母発(起点)
 8:40 郡上八幡(66キロ)
 9:50 道の駅・九頭竜(116キロ)
11:30 白峰(177キロ)
      西林寺・白山本地堂(400円)
13:00 発
13:45 鶴来白山ひめ神社(213キロ)
14:15 発
15:00 岩間温泉(246キロ)
      山崎旅館入浴(700円)

【明治の廃仏毀釈を逃れた仏像が展示してある。明治の廃仏毀釈と昭和の太平洋戦争の空襲が無ければ、面白いものがたくさん残っていただろうに、、、】

【白山ろく民俗資料館の移設された農家「長坂家」。周囲も上手く再現されている】

【白山ろく民俗資料館「杉原家」、巨大だ。】

【鶴来・白山ひめ神社】

【ひめ神社の参道は素晴らしい】

【白山ひめ神社の裏手は獅子吼高原、パラグライダー多数】

【岩間温泉山崎旅館露天風呂。混浴だけど着用する専用タオルが準備されている。男性用-青、女性用-赤、分かりやすい。】

2014年7月24日木曜日

白馬・下山(2014.7.24)

昨夜、夕方から荒れ始めた天候は朝になっても回復しない。稜線の山小屋は横殴りの雨。強風が吹き荒れる。そんな中、クラブツーリズムの団体ツアーは予定通り出発していく。大丈夫かいな・・・・。引率のガイドと前夜話したんだけど、そのガイドは「事故が起きないように歩かせます」と自信満々に話していた。

私はカッパは持ってはいるものの20年物のほとんど防水性ゼロの代物。着ていても多分ずぶ濡れになるだろうと考え、体温低下に備えて下にダクロンのジャケットを着込み、フードを完璧にかぶって雨の中を下山開始。稜線を少し下ると風は弱まる。しかし、雨は猿倉に降りるまで降り続いた。

その結果、財布の中のお札までびしょ濡れ。白馬のみみずくの湯で汗を流しやっと一息。風呂上りのカキ氷は美味しかった。雨の中の大雪渓の下山だったけど、そてはそれで面白かった。この大雪渓は歩くことが楽しい。また、暑い日に稜線まで日帰りピストンで歩くのは楽しそうだ。(2014.7.24/木)

◆行動記録
 4:00 起床
 6:00 白馬山荘発
 9:00 白馬尻
10:00 猿倉
10:30 発
11:00 みみずくの湯
12:00 白馬発
18:00 春日井着

【某ツアーも朝5時風雨の中栂池へ向かって出発、20名の団体登山は山が荒れたときは大変だ】

【大雪渓を下る、大雪渓は登りに使うのが良いね】

【白馬「みみづくの湯」、入浴料600円、白馬駅観光案内で100円の割引券がもらえる、ナトリウム系のチョイとぬめりのあるある良い湯だ】

2014年7月23日水曜日

白馬・大雪渓登る(2014.7.23)

朝5時起床。駐車場から白馬が見える。天気は良さそうだ。白馬尻へ向かって歩きだす。登るにしたがって、冷たい風が吹き降りてくる。さすが大雪渓、涼しい。白馬尻を過ぎ大雪渓に降り立つ。初めて見る大雪渓は素晴らしかった。広い谷筋を一面の雪が覆っている。そして、その雪渓の先の稜線まで見通せる。登山開始早々に、稜線を望めるなんて珍しい。

その稜線に向かって緩やかに登り始める。と、感じるのは甘い。フラットな雪面はついつい歩幅が大きくなって、登るにしたがって息が切れる。振り返れば下から見るよりもけっこう急な坂だ。でも、白い雪、青い空、緑の木々、まさに夏山。歩くのが楽しい。いつまでも歩いていたい心境だ。医者から心臓関係で心拍数を上げないように言われているので、超スローペースで歩く。疲れたらすぐに休む。のんびり歩けばこんなに楽しい登山は無い。

葱平でいったんアイゼンを外す。高山植物が美しい。このルートは花と山の入門コースとして有名で、高齢者と山ガールパーティーが多い。私の超スローペース以上にゆっくり登るパーティーも多い。2553m地点で大休止。杓子天狗菱を眺めつつ吸うタバコが美味い。その時、山ガール三人パーティーが追いついてきた。彼女たちも大休止。とりとめの無い話の花が咲く。山では初対面の娘たちとも仲良くなれるのは嬉しいね。

私は山小屋に泊まるのはできるだけ避けている。以前はテント泊が中心だったけど、最近は荷物が持てない。したがって日帰りピストンが山行の中心となる。しかし、今回、あまりにも快適でのんびりしたため白馬山荘に泊まることにした。白馬山荘は巨大な山小屋で生ビールの飲めるラウンジもある。しかし、結論としては日帰りすれば良かった。夕方から山が荒れた。(2014.7.23/水)

◆行動記録
 6:00 行動開始
 6:15 猿倉発
 7:00 林道終点
 7:20 白馬尻
 7:45 発
10:00 葱平
10:20 発
12:00 2553米地点
13:00 白馬山荘
13:30 白馬山頂
14:00 白馬山荘
      行動停止

【猿倉山荘】

【白馬尻小屋】

【大雪渓遠望】

【キヌガサソウ?白馬は花が多い】

【大雪渓を登る】

【時々ガスが降りる】

【葱平から夏道】

【小雪渓のトラバースルートは地元の人が整備してくれてる。この整備が無ければ危険な場所だ】

【杓子天狗菱?】

【気分の良い登り】

【白馬山荘への道、信仰宗教施設の表参道を思い出す、背後左が白馬山頂】

【白馬山頂】

2014年7月22日火曜日

白馬・出発(2014.7.22)

梅雨があけた。その途端に猛暑が始まった。あまりの暑さに、「涼しい山へでも行ってみるか」と考えていたとき、BSで大雪渓から白馬へ登る番組を見てしまった。大雪渓は涼しそうだ。しかも私は行ったことがない。

と、いう訳で、白馬へ登るべく登山口猿倉へ車を走らせる。途中、スーパーで買出し。たまたま見つけたザ・ピーナッツのCDを購入。最近はCDはスーパーのワゴンサービスで買う物らしい。CDを聞きつつ安曇野を走る。ザ・ピーナッツは上手いなー。昭和のあの時代は唄の作り方も丁寧だね。でもお約束の「恋のバカンス」が入ってないのが残念だった。(2014.7.22/火)

◆行動記録
14:10 春日井 給油(起点)
16:20 須原(89キロ)
      コンビニ1280円
18:10 松本イオン(158キ)
      買い出し(食料、CD他5000円)
21:00 猿倉(236キロ)
      ほぼ満車
22:00 就寝

【猿倉登山者用駐車場、無料、平日は空いているけど週末は満車、白馬の稜線が見える】

2014年7月13日日曜日

岩峅寺(2014.7.13)

岩峅寺(2014.7.13)
予想通り、朝起きたら雨。天気予報は晴れだったけど、なんとなく崩れそうに感じて、室堂に上がらなかった。良かった良かった。なんせ「雨の日は登らない」私です。岩峅寺をチョイと覗き、数河で蕎麦を食べてのんびり帰宅した。たまたま入った数河の蕎麦はなかなか美味しかった。地域の方が地域おこし的に運営している蕎麦屋らしく、好感が持てる店だった。その店の一角で地元の家の蔵から出た古民具等がフリーマーケット的に販売していた。そこで朱塗りの脚付きのお膳4脚(台?)小皿4枚を格安で購入。お膳は本物の漆塗と信じて、とても満足して使っている。(2014.7.13/日)

◆行動記録
 8:00 小川温泉発
 9:30 岩峅寺
      317キロ
11:30 数河・そばランチ
14:30 加子母
      481キロ

【岩峅寺の本殿は古い】

【国の重要文化財らしい】