2010年9月19日日曜日

城端・麦屋祭り(19日)

【善徳寺特設舞台で演じられる麦屋節】


【善徳寺特設舞台で演じられるこきりこ節】

【城端、善徳寺山門、その参道に屋台多数】

【街流し、オニイチャン】

【街流し、オネエチャン】

 今年の夏は猛暑。まだまだ暑い日が続くが、富山は祭りの季節を迎えた。各地の祭りにはあまり興味がない私だが、この富山近辺の秋祭りはなぜか心惹かれる。理由はわからないけど、富山が好きだということかもしれない。と、言うわけで、今年も城端の麦屋祭りに行ってきた。

 城端はかって善徳寺の寺内町。昔、城端の林道温泉を訪れたとき、たまたま麦屋祭りに遭遇。善徳寺境内に作られた舞台で演じられる麦屋節、こきりこ節、その他、この地方の民謡を初めて見た。それ以来、麦屋祭りにはまっている。
 
 城端近くの八尾では「風の盆」と呼ばれる超メジャーな祭りがある。昨今の異常な混雑の情報を聞くにつけ、八尾には近づけない。それに比べ麦屋祭りの方が適当な混雑感で、昔ながらの秋祭りの風情。そんな雰囲気が好きなのだ。
 
 また、麦屋祭りの踊り手はみんな若く、ライトに浮かび上がる茶髪のオニイチャンもキリットした感じでなかなか良い。特に揃いの浴衣姿のオネエチャンの暗い夜空に浮かび上がる白い指先が艶かしい。伝統芸能の楽しさを感じ始めたのも、この麦屋祭りからだったかもしれない。昔、テレビもラジオも無かった時代の民謡、踊りは大きな娯楽であったろう。
 
 麦屋祭りはこの城端の後、9月23日、24日の五箇山(下梨)の麦屋祭り、25日、26日の五箇山(上梨)のこきりこ祭りと続く。天気が良ければ25日に五箇山(上梨)のこきりこ祭りに出かけようと思っている。五箇山の祭りのほうがさらに「ひなびた感」が強く、私は好きだ。(2010.9.19)

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