昨日、宿に入る前に内子の町を散策してみた。そのとき有名な内子座発見。訪れてみれば内子高校吹奏楽部定期演奏会のリハーサルをやっていた。本番は明日。古い芝居小屋が実際に使われている気配はとても興味深い。演奏もなかなか上手い。内子高校は数年前には全国大会にも出場した名門吹奏楽部でもあるらしい。
これも縁だ、行かねばならぬ。開演は午後2時。それまでどうするのか?ずっとブラブラしてるのも芸がない。そこで昨日JRでお茶を濁した大洲から内子までの遍路ルーとを歩くことにした。
JRで大洲に戻り、7時半ごろから歩き出す。少し歩くと国道沿いに「十夜が橋」というお寺がある。昔、弘法大師が宿を探すも見つからす、橋の下で一夜を明かしたという言い伝えがあるらしい。実際に橋の下に横になった弘法大師像が祭られている。
その先、新谷という所で国道からそれた旧道を歩くルートとなる。旧道はそれなりに昔の街道の気配を残しており趣深い。JRはトンネルで内子へ入るが、遍路道は低い丘陵をのんびり歩くことが可能で気分の良い道だった。最終的には内子の運動公園のようなところに出た。
中学生か高校生か良く分からないけど野球の練習中。打球音からすると硬球だからリトルリーグかも。チョイと気になり、グランドに近寄り練習を見ていたら、私に気がついた子供達が一斉に練習の手を休め向き直り、「こんにちは」と頭を下げる。特に遍路衣装を着ているわけでもなく、ただ「同行二人」のさんや袋を肩から提げている私に気がつき挨拶する子供たちに出会い、ただただ恐縮しドギマギしてしまった。この手の空気は四国遍路の間中よく感じるところでもある。
内子に戻り、今回の歩き遍路は終了。「歩き」の打上げとして、最後1枚残ったジャコテン肴に駅前のベンチで缶ビール。陽射しを浴びつつ昼寝楽しみ、その後、内子座に向かう。
内子座はほぼ満席。2階席の片隅に座り、内子高校定期演奏会を楽しんだ。内子座はとても見やすい劇場だ。音響も素晴らしい。舞台までの距離も近く、これで650人の収容能力があるとは驚きだ。まことに良いもの見させていただきました。
道後温泉をゆっくり楽しむために、まだ終わってない演奏会の途中で駅に向かいJRに飛び乗った。駅から一番街の東横インまで歩きチェックイン。さらに道後温泉まで歩いて向かった。休日の夜にもかかわらず道後温泉本館前は大混雑。今日は道後温泉祭りをやっているとか。
今回、道後温泉は以前から気になっていた「椿の湯」の方へ入ってみた。結論から言えば「椿の湯」は良い風呂だった。料金は本館400円に対し「椿の湯」は360円。道後温泉名物の石造り浴槽も同じ。さらに浴槽、浴室ともは「椿の湯」の方が広いし湯量も多そうだ。浴室全体も石造りで天井も高く大きく立派だ。(2012.3.20/祝)
●行動記録
・ 6:00 起床
・ 7:30 大洲から行動開始
・ 8:30 十夜が橋
・ 11:05 運動公園
・ 11:15 内子駅
・ 13:45 内子座
・ 15:30(?)JR内子駅
・ 17:00(?)JR松山
・ 17:30(?)東横イン
・ 18:00(?)道後温泉「椿の湯」
●歩行距離
・ 12.5キロ 大洲-内子
・ 2,0キロ JR松山-東横イン
・ 2.0キロ 東横イン-道後温泉
・ 2.0キロ 道後温泉―東横イン
合計(18.5キロ)
●主な支出
・ 260円 JR内子-JR大洲
・ 300円 コインロッカー
・ 300円 キリンラガー大
・ 300円 まるずし(内子・カツ盛)
・ 1300円 栗饅頭(内子・坂見輝月堂)
・ 740円 JR内子-JR松山
・ 240円 缶コーヒー2本
・ 1500円 夕食・道後温泉(ビール、コロッケ、餃子)
・ 4384円 東横イン(朝食付き1泊、20%休日割引)
【十夜ケ橋】
【十夜ケ橋の橋の下には弘法大師が寝ている】
【内子座二階席】
【内子座入口】
【内子高校吹奏楽部定期演奏会・本番】
【内子高校吹奏楽部定期演奏会・リハーサル】
【内子・本芳我家の庭園】
【昔の蝋燭で財を成す】
【明かりのない時代の蝋燭は】
【今風に言えばアラブの石油王みたいなものか】
【ちょっと違うか・・・】
【内子で買った丸寿し】
【シャリがオカラで出来ている】
【ボリューム満点、でもカロリーはどうなのか・・・】
【消化がいいのか悪いのか・・・】
【不思議な食べ物だ。でも美味しいような気がする】
【道後温泉・椿の湯】
【私は好きです。入浴料金360円】
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