4月になってから奈良方面への出撃三回目。はっきり言って、かなり苦痛になってきた。桜なんぞ、たまたま訪れた場所で、たまたま咲いている、そんな「たまたま」が趣き深いのであって、毎年「見ねばならぬ」「写真を撮らねばならぬ」なんてのは無粋の極みだ。でも、「継続は力だ」との真面目な私は今年も最後まで写真を撮り続けている。で、今年最後(たぶん)の奈良方面の桜撮影に出かけてきた。今回のターゲットは以下の三点。
1.たぶん満開であろう大野寺、又兵衛桜、ひょっとしたら咲いているかも知れない仏隆寺の千年桜
2.東大寺裏・講堂跡のシダレザクラ
3.平安神宮の紅シダレザクラ
さらに、今回は以前より狙っていた京都市内の車中泊にトライしてみた。さてさてどうなりますやら・・・・。(2012.4.18/水)
◆大野寺のシダレザクラ【2012年4月18日撮影】<満開>
思ったとおり大野寺のシダレザクラは満開だ。天気も良い、花も若々しくて美しい。でも、何か物足りない。何が足りないのか?よく分からないけど、昨今流行の韓国芸能人の整形美人を思い出させる美しさなのです。なんせ私、KARAのメンバーの顔の区別がつきません。
大野寺は平日にもかかわらず大混雑。拝観料も400円。前回までは300円だったような気が・・・。その400円の元を取るべく頑張ってみたものの、混雑に圧されて15分程度で退場。又兵衛桜へ転進しました。
◆又兵衛桜【2012年4月18日撮影】<満開>
一週間前同様、阿騎野人麻呂公園駐車場に車を止め、持参の折りたたみ自転車を組立て、春風に吹かれつつ又兵衛桜に向かう。前回の反省から自転車のタイヤの空気は万全。走りやすい。さらに駐車場代500円節約に気分良好。周辺はこの花見時期限定の車両一方通行規制で自転車は快適に走ることができる。
又兵衛桜周辺はかなりの人出。大野寺よりも人出は多い。みなさん、青空の下、満開の桜を楽しんでいる模様。周囲は平和な空気に溢れていた。帰りは又兵衛桜から人麻呂公園までは緩やかな下り。まっこと快適な自転車走行でありました。遠くに見える「かぎろいの丘公園」の桜も満開だった。
【阿騎野人麻呂公園の人麻呂像】
【背後はかぎろいの丘公園】
◆仏隆寺千年桜【2012年4月18日撮影】<五六分咲き>
仏隆寺千年桜は大野寺・又兵衛桜の一週間以上後、と言うのが例年の開花時期。しかし、今年は大野寺・又兵衛桜が遅れている。先行のスケジュールが遅れると後の予定が詰まるのは良くある話し。
「ひょっとしたら咲いているかも?」と又兵衛桜の帰り道寄ってみた。すると、予想通り開花がかなり進んでいる。五六分咲きといったところかなあ。この分なら今週末22日満開かな。と、言うことは昨年の同じと言うことか・・・。ちなみに昨年の満開4月と24日。昨年の私の勝手的満足度第一位が仏隆寺千年桜だった。今年も、五六分咲きと言っても素晴らしい存在感だ。
◆東大寺講堂跡のシダレザクラ【2012年4月18日撮影<満開>】
前回、4月10日に氷室神社のシダレザクラを見に来たとき、東大寺裏の講堂跡に2本のシダレザクラを発見した。私が奈良を訪れるとき、東大寺西の転害門市営駐車場に車を止め(1時間300円)東大寺裏を歩くのがお決まりのアプローチコース。特に東大寺裏の講堂跡の礎石周辺は静かで大好きなエリアなのだ。
そんなお気に入りコースに見つけたシダレザクラ、咲いたらどんなだろう?と、今回、一番興味深かった桜だけど、予想以上に素晴らしかった。訪れる人も少ないシダレザクラだけど私にとって2012年度勝手的満足度は今のところ第一位。これからも氷室神社とともに毎年ウオッチしていきたい。見頃はは氷室神社の一週間後。特に桜の脇の切り株に腰を下ろしワンカップなんぞ舐めつつ、東大寺を眺めたらいいだろうなー・・・。
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