2012年4月19日木曜日

京都車中泊(2012.4.19)

平安神宮の紅シダレザクラは各方面で有名だ。一度は見ておきたいと思いつつ、朱塗りの平安神宮のキンキラ気配になんとなく足が遠のいていた。でも情報によると今が最盛期らしい。という訳で、以前より気になっていた京都車中泊実践と兼ねて出かけてみた。

まずは宿泊地を探す。最近、街中にコインパーキングが増えてきた。ちょっとしたスペースさえあれば駐車場となるこのシステムはなかなかのアイディアだ。小さなものは車3台分のものもある。そのコインパーキングで泊まる訳だが、選定のポイントは以下の通り。

・    安い料金
・    落ち着いた雰囲気
・    近くにトイレがあること
・    利便性(コンビニ、居酒屋、スーパー、銭湯)

それらのポイントをじっくりチェック。18時45分、白川通り真如堂下のコインパーキングに落ち着いた。
白川通りは片側2車線の京都の道としてはけっこう広いほうだけど、通行量は少なくけっこう静かだ。付近には24時間営業のコンビにも2軒あるし、スーパーフラスコも深夜12時まで営業している。料金は

・    昼間(8:00~20:00)40分200円(最大1500円)
・    夜(20:00~8:00)1時間100円(最大400円)

今回、18日夕方6時45分~翌日朝9時30分止めて1200円。京都のコインパーキングはいろいろな料金体系があり、どこが安いのか?なかなか判断に難しく、考えすぎると疲れてしまう。

車を止め、自転車を組み立てて夜の市内散策に出かけてみる。京都の町を夜間自転車で徘徊、この「地元感」がなかなか良い。ついでに適当な居酒屋なんぞ探していたら、行列のラーメン屋発見。帰りに再度通りかかったとき、行列は解消していた。「行列のラーメン屋は美味い」と、単純に信じている私としては入らねばならぬ。という訳で夕食はラーメンとビール。でも、たいしたこと無いラーメンだった。

中途半端な夕食だったので、スーパーにて夜食を購入後、風呂に入ろうと銭湯に向かうものの、たまたま定休日。なんとなく消化不良の一夜でありました。

翌朝、6時起床。丸田町と白川通り交差点のドトールで朝食を取り、平安神宮の紅シダレザクラのある神苑開苑の8時30分まで自転車で市内徘徊することにした。とりあえず、小耳にはさんだ千本釈迦堂の「おかめ桜」を目指す。久々の自転車で膝が痛くなりつつも千本釈迦堂到着。しかし千本釈迦堂の門は閉まっていた。開門は午前9時から。おかめ桜の開花状況、さらにその存在すら確認することも無くスゴスゴ戻ってきたけど、京都の早朝サイクリングは思った以上の爽快な気分だった。特に、御所の北、相国寺は朝の清浄な気配に満ち心が洗われるような気分だった。

平安神宮に戻り神苑を見た後、白川通りを北上、大原から琵琶湖大橋、湖岸道路経由で帰宅。途中の産直市場で買った鮒寿司肴に酒を飲みつつこのレポートを書いている。つくづく思うんだけど鮒寿司は美味しいねえ・・・。(2012.4.19/木)車中泊12

 【朝の相国寺】

◆平安神宮・紅シダレザクラ【2012年4月19日撮影】<満開>
入場料600円。神苑の紅シダレザクラは美しかったけど、東京都知事が購入を検討している無人島に絡むお隣の国の方々の団体と遭遇したため、撮影スポットは大混雑。石原都知事は「NOと言え」と言ってるらしいけど、桜の前で声高に主張するのも大人気ないのでとっとと引き下がった。

平安神宮の紅シダレザクラは確かに美しかった。でも、私にとって、桜に美しさだけを求めているのではないということを再認識した。仏隆寺の千年桜の存在感や、東大寺講堂跡シダレザクラの静かな気配がやっぱり良い。したがって平安神宮の神苑は多分今回で最後のような気がする。別に入場料600円が嫌だから言っているわけでないけどね・・・。イヤ、600円が嫌だから言っているのかも・・・。

 【平安神宮シダレザクラ】
【平安神宮シダレザクラ】

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