戸倉上山田温泉の車中泊は冷え込んだ。そんな中、起きぬけの朝湯を国民温泉で楽しんだ。風呂から出て、北の方を見れば、白く雪雲に覆われている。当初、姨捨から川中島近辺の徘徊を画策していたが、この天候では楽しくなさそうだ。少しでも、陽射しを求めて、甲府方面に行くことにする。多分、富士山も見えるだろう。
甲府は戸倉上山田温泉同様、今まで行ったことが無い。八ヶ岳へ行くとき中央高速で小淵沢まで来たのが、この方面の限界だった。何か本能的に東京に近づくのを避けているのかもしれない。したがって、南アルプスも伊那側から登る山しか行ってない。甲斐駒、千丈、塩見、荒川、聖、光すべて伊那側から登っている。したがって、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、農鳥岳にはまだ登ってない。奥秩父の山にも登っていない。
上田、佐久、清里、韮崎を経て甲府に入る。駅前のコインパーキングに車を止め、駅の観光案内所で情報収集。事前に甲府には市内に温泉銭湯が多数と聞いていたので、真偽のほどを確かめる。観光案内所のオバチャンは「ほんまもんの温泉だ」と胸を張る。一部には加温している温泉も有るけど、高温の温泉掛け流しを求めるなら「草津温泉」が良い、とのこと。貴重な情報だ。
教えてもらった地図に従って見つけた草津温泉。素晴らしかった。大量の高温の温泉が掛け流されている。露天風呂もある。地下水を掛け流す冷水浴槽もある。そのすべてが飲用可能。それで、入浴料400円。無料駐車場も完備。まさに理想的な温泉だ。泉質は戸倉上山田温泉同様のナトリウム系の温泉と見た。しかし、分析表での確認はしていない。
入浴後、駅前のコインパーキング(夜間20時から翌朝8時までの夜間最大料金500円)に戻り、車中泊体制を確立後、近くの居酒屋へ出撃。そこで甲府から富士山を見るには何処がいいか?と情報収集。市内なら駅横の甲府城(舞鶴公園)、郊外へ出るなら山中湖まで車で1時間以内、との情報を得た。
翌朝、甲府城天主台から見た山々は素晴らしく美しかった。甲斐駒、鳳凰が素晴らしい高度感でそそり立つ。地蔵岳のオリベスクも見える。北岳から間ノ岳の3000mの稜線が白い。その横には富士山の山頂部分が見える。甲府は日本で一番美しい山の展望を持つ街かもしれない。(2013.2.21)
◆行動記録
8:30 国民温泉朝湯(300円)
10:00 観光案内所
車中(天ぷらうどん コーヒー)
11:50 行動開始
13:00 上田
給油276キロ
15:00 清里
車中(スープ餃子)
17:10 甲府駅(405キロ)
(国道141号線経由)
18:00 草津温泉
19:30 コインパーキング(行動停止)
【甲府草津温泉、甲府には温泉銭湯多数】
【清里から八ヶ岳が良く見える】
【甲府城(舞鶴公園)の石の塔、何の塔かは未確認】
【舞鶴公園から北岳-間ノ岳の稜線が美しい。まさに白根三山】
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