2013年2月17日日曜日

大須演芸場

名前だけは知っていた大須演芸場。大須観音の裏手の路地にたまたま見つけた。その存在自体、昭和の空気に包まれてりる。入り口の看板を眺めていると、小屋番らしきオッチャンが声を掛けてくる。「見てってチョー。シルバー料金1000円だよ」。

「シルバー料金は何歳からか?」聞いてみれば65歳以上との事。だったら、まだ私には資格が無い。でも、免許証など証明書類は不要で、外観がシルバーならOKとのこと。その点、私には十分その資格があるらしい。と言うわけで1000円の木戸銭を払って入ってみた。若い頃見た、ぜんぜん笑えない漫才を見るのもオツなものではないか?

演芸場の中は思ったより明るく、シートの座り心地もなかなか良い。落語、こま回し、演歌、三味線漫談、マジック、そして落語と続き、面白かった。ただ、笑えない漫才が出てなかったのが残念だった。

観客、演者とも高齢化ははなはだしいけど、皆さん楽しそうだ。私も十分楽しめた。少なくとも、最近のテレビに氾濫する若手芸人に比べると数段味わい深い。演歌のお姉ちゃんは客席に下りてきて握手してくれる。シャイな私はチョイと恥ずかしかった。

演芸場を出て、大須の町をうろつきつつ、松屋コーヒーを飲んで帰宅。何かとても懐かしい気分の日曜日の午後だった。大須の町はいつも賑やかだ。(2013.2.17)

 【大須演芸場入り口】

【この全員が出ているわけでなく、今回の出演は5人だった】

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