2013年8月12日月曜日

白鳥おどり(2013.8.12)

盆踊りといえばこの地方では郡上おどりが有名だ。でも、郡上八幡のチョイ先の美濃白鳥でも「白鳥おどり」が行われている。郡上踊りは全国的にも有名で、観光客も多く毎年大混雑。それに比べて白鳥おどりはイマイチマイナー。でも、お盆には徹夜おどりもあって、けっこうその道の人の評価は高い。

今年のお盆は全国的に酷暑の夏。この時期、車も混むので本格的な出撃は避けたい。というわけで、お手軽コースで白鳥踊りに出かけてみた。ゆっくり出発し、涼しい山里の盆踊りを楽しみ、深夜帰宅の作戦だ。午後2時過ぎに車のエアコン全開で白鳥着は夕方5時過ぎ。地元の居酒屋で生ビールなんぞ楽しみ、日が暮れた長良川周辺を徘徊。

陽が落ちた山里はさすがに涼しい。夜8時、宝暦義民太鼓で始まった白鳥おどりは、適当な人出で、雰囲気のある盆踊りだった。踊りは地元の人が中心だけど、観光客の姿もチラホラ。郡上八幡のような喧騒は無く、松明や提灯の明かりが日本の昔から流れる空気をかもし出している。

事前の情報では、白鳥踊りは郡上踊りに比べてテンポが速いらしい。実際の白鳥踊りは確かにアップテンポの曲が多い。演じられる曲も多数ある。そしてほとんどの曲に下駄の踏み鳴らし音が効果を高める。いわば全曲郡上おどりの「春駒」テンポ。でもなんとなく哀愁漂う。

次回は踊りのフリを事前確認し、下駄を持参で参加したい。昔、郡上踊りで頑張りすぎて下駄を割ってしまったことがあったなー・・・。会場には下駄の臨時販売コーナーもある。駐車場は白鳥文化ホール他無料駐車場が多数ある。その駐車場も余裕があった。(2013.8.12/月)

 【陽が落ちた長良川は涼しかった。ここまで来ると長良川も細くなる】

 【宝暦義民太鼓で踊りスタート。江戸時代の百章一致にまるわる宝暦義民太鼓だけど、なぜか輪島の御陣乗太鼓を思い出してしまった】

 【地元のオバチャンたち。浴衣姿のオバチャンはなかなか良いね。踊りのフリを覚えるなら浴衣のオバチャンの所作を真似るべし。単純な踊りが多いけど、適当に踊っても良いらしく、何が本当なのか分からなくなる。】

【踊りの中心はこのお囃子の山車。ちなみにこの時の演目は「源助さん」。「ゲンスケサン、ゲンスケサンのフレーズが頭に残る。踊りのフリは単純だ。】

2013年8月3日土曜日

長岡花火3(2013.8.3)

昨夜は良く眠れた。でも、連日の暑さに疲れは蓄積。風呂に入りたい。とりあえず、野沢温泉に寄ってから帰ることにする。野沢温泉はいつも駐車場に苦労するのだけど、今回はあっさり駐車場発見。駐車料金2時間300円。大湯まで徒歩数分。

久しぶりの大湯は予想通り熱かった。あつゆ、ぬるゆと二つの浴槽があるものの、どちらも超高温の湯に満たされている。そのまま入れば間違いなく大火傷(大袈裟だけど)。ぬるゆの水道を全開して水を投入。なんとか入ることができた。

朝の野沢温泉共同浴場は入る人も無くほとんど貸しきり状態。たまたま一緒だったオニイチャン、入ったもののあまりの熱さに浴槽から転がり出てきた。久しぶりの野沢温泉はほのかな硫黄の香りに包まれた、キッパリ熱い良い湯だった。

湯から出たら腹が減ってきた。常々、飯山を車で走るとき「富倉そば」の看板が気になっていた。その富倉そばを食べるべく、とりあえずJR飯山駅へ向かう。多分観光案内所があるだろうと思ったら、やっぱり観光案内所が有った。そこで、飯山の町の情報をゲット。

飯山の街を散策してみた。飯山は古い町で寺が多い。千曲川を挟んで高杜山を望み、正しい日本の田舎の風情。歩いた後、見つけた「六兵衛」。表に「手打ち富倉そば」の表示がある。富倉そばは出雲蕎麦と同じで、単なる地域的な名称と思っていたけど、それは違っていた。

蕎麦につなぎとして雄山火口(オヤマボクチ)というヤマゴボウの繊維を練りこんで打つ蕎麦との事。そのため、非常に腰が強いけど、喉越しの良い蕎麦だ。十日町のへぎ蕎麦に通じる感触が有る。その分、蕎麦本来の香りには欠けるけど、なかなか印象的な蕎麦だ。けっこう気に入った。その後、駅近くの日陰に車を止め、長時間昼寝。窓を吹き抜ける風が気持ちよかった。(2013.8.3/土)

◆行動記録
 6:30 起床
 7:30 道の駅・小千谷・ちぢみの里(395キロ)
 8:00 十日町・給油(415キロ 3666円)
 9:30 野沢温泉(駐車場300円)
10:30 発
10:50 飯山(483キロ)
      富倉蕎麦ランチ(2150円)
14:00 道の駅千曲川
15:40 塩尻インター (601キロ、1100円)
16:16 道の駅・木曽ならかわ
19:30 中津川・加子母(719キロ)

 【野沢温泉中心部に駐車場有。2時間300円】

 【野沢の町は変わらないねえ。50年前と看板も同じ。大袈裟だけど・・・。】

 【野沢温泉大湯。大量の高温の湯が浴槽から溢れる】

 【飯山、手打ち富倉そばの六兵衛。蕎麦以外の料理もなかなかイケル】

【JR飯山駅の木陰に車を止め昼寝。背後は高杜山。窓を吹き抜ける風が心地良い】

2013年8月2日金曜日

長岡花火2(2013.8.2)

初めての長岡花火。主催者発表「日本一の花火」のプレッシャーから「車も動かなくなるかも?」ととりあえず朝、駐車場を確保しにいく。昨年の大曲の花火では朝から場所取りの大混雑だったけど、長岡はゆったりしていた。会場近くの健康センター駐車場にはあっさり到着。健康センターからは花火会場の信濃川まで徒歩10分程度。時間は朝9時だった。でも駐車スペースはほぼ満杯だ。

車を止め、花火会場の偵察に向かう。無料観覧席入り口には場所取りの人の列が出来ている。でも、大曲ほどの大混雑ではない。なんとなくのんびりした感じなのだ。これから午後7時過ぎのの花火開始まで、酷暑の中いかに過ごすか?これが夏の花火見物の最大の課題だ。無料観覧席の入場開始は午後4時前後らしい・・・。

有料席なら、場所取りの苦労も無いかも?と有料席を探してみた。しかし、すべて完売の気配。唯一「フェニックス有料観覧席販売中」の看板発見。とりあえず、その列に並んで「フェニックス有料席」とは何か情報収集。

長岡の花火は街の西側を流れる信濃川の広大な河川敷、長生橋(上流)と大手大橋(下流)の間で打ち上げられる。フェニックス有料観覧席は大手大橋のさらに下流右岸に確保されたフェニックス花火(それが何か良く分からないけど)が良く見える場所らしい。

そこで、若いオニイチャンと遭遇。有料指定席が不要になったので買わないか?との話。ひょっとしたら善良な高齢者を狙ったダフ屋かも?と警戒したけど、心配無用、善良なオニイチャンだった。本当に余ったので定価でどうか?との話。有料指定席はネットで事前販売。抽選で確保可能なまさにプラチナチケット(大袈裟だね)。

この酷暑の中で場所取りに大汗流すのもナンナンデ、購入を決意。1枚3000円。ここで、長岡花火のチケット事情。無料観覧席は長生橋の上流と大手大橋の下流の河川敷。有料自由席は長生橋と大手大橋の間だけどその両端で1500円。有料指定席はその中央近辺の一番良いところで3000円。その有料席は当日ゲットは難しいらしい。

ひょんなことから有料指定席を確保した。後は、花火開始までどこぞでのんびり過ごすだけだ。しかしそれが難しい。なんせ暑い。街は長岡祭りが始まり、賑やかだけど、子供達のパレードを見物する趣味は無い。そんな中、長岡市役所で「信濃川流域の火炎土器展」をやっていた。その火炎土器が良かった。

火炎土器を見たり、日陰で昼寝したりして、会場入りは午後6時。徐々に日は傾き、涼しい風が吹き始める。有料指定席は川原の土手に板を張った、かなり広めのスペース。狭い指定席は嫌だな、と心配したけど、広々した席だった。

前日の雨で水かさを増した信濃川がとうとうと流れる。その流れを眺めつつ、川風に吹かれつつ、暮れて行く夕陽を眺めつつ、日本酒をチビリチビリ。良い気分だ。気がつけば暗くなってきた 間もなく花火が始まる。隣の家族連れの重箱に詰めた稲荷寿司が美味そうだ。彼らは稲荷寿司を食べつつ、キュウリをかじっている。さらに笹団子も食べている。ハッキリ言って羨ましい。まさに日本の晴れの祭りだ。(2013.8.2/金)

◆行動記録
 7:30 道の駅・小千谷・ちぢみの里発
 9:00 長岡健康センター駐車場(1000円)
12:00 魚栄(刺身定食 ビール 1200円)
18:00 花火会場入り
23:00頃 小千谷道の駅・ちぢみの里 車中泊

 【長岡長生橋。なかなかレトロで味わい深い橋だ】

 【当日、朝10時ごろ。無料観覧席に入場するための列。酷暑の中、午後4時ごろまで並ぶのは大変だ。しかし、それも祭りのイベントの一つかもしれない。私は避けたいけどね・・・。】

【たまたま時間つぶしで入った火炎土器展。初めて本物を見たけど素晴らしい。良いもの見せていただきました。】

 【長岡の街中は融雪用の水が撒かれていた。すぐに蒸発するけど、効果はかなりあるようだ。】

 【開始1時間半前の有料指定席。かなり余裕のある席の広さだ。】

 【信濃川を挟んで夕陽が沈む】

 【開始15分ほど前。広い河川敷はほぼ満員】

 【夕陽が落ちた。まだ赤く染まった地平線を背に花火が上がった】

【正三尺玉(違うかも・・・)。さすがに大きい。三尺玉は二発あがった。9月に行われる小千谷の片貝まつりでは4尺玉があがるとか。出来れば見てみたいものだ。】

2013年8月1日木曜日

長岡花火1(2013.8.1)

昨年、大曲の花火を見た。じゃ、今年は長岡だ、と言うわけでこの暑いさなか長岡まで出かけてきた。特に花火が好きなわけではないけれど、東北方面の伝統的なイベントがなぜか気になる私です。

出発はお昼近く。今日は長岡近くで車中泊の予定なので、のんびり高速を80キロ走行。事前に当たりをつけていた小千谷道の駅「ちぢみの里」には明るいうちに到着した。

小千谷に来たなら「へぎ蕎麦」だ。「ちぢみの里」には日帰り温泉に併設するレストランもある。温泉はともあれ、レストランに「へぎ蕎麦あるか?」と聞いてみれば、「有る」との返事。

生ビール、ひげニンニクのから揚げ、牛スジ煮込み、へぎ蕎麦に野菜天麩羅さらに日本酒1本追加の夕食。一年ぶりのへぎ蕎麦は十日町小島屋総本店にくらべると若干あれっ?て感じだったけど、とりあえず満足の夕食だった。

一日走り、急いで流し込んだアルコールのせいか車に戻った瞬間熟睡。しかし、深夜、車のエンジン音で目が覚めた。暑さ対策にエンジンをかけっ放しで仮眠しているトラックがいる。その音が異常に大きい。車中泊の場合、「エンジンは切って寝るのがルールだ」と、言うのは私が勝手に決めたルールだけどね・・・。

夏休みに入り、道の駅「ちぢみの里」は車中泊の車に溢れている。中にはテントを張っているツワモノもいる。ちょっとやりすぎでないか?車中泊は周囲に何のストレスも与えず、ただ単に駐車している車の中で、いかに快適に睡眠をとるか?にこだわっている私です。当然、エンジンはかけず、全開した後部座席の窓の外に網戸の網をマグネットで覆っている怪しげな車で寝ています。(2013.8.1/木)

◆行動記録
11:30 春日井給油(5056円)
12:30 中津川(52キロ)
      高速(多治見-中津川 700円)
13:30 木曽福島(106キロ)
14:50 塩尻IC
15:10 梓川SA(173キロ)
16:20 豊田飯山IC(257キロ、1550円)
16:40 道の駅千曲川(269キロ)
18:30 道の駅・小千谷・ちぢみの里(346キロ)

 【小千谷・道の駅・ちぢみの里駐車場の片隅に絶好の車中泊ポイントあり。長岡花火見物の車多数。深夜、トラックのエンジン音や、盗難防止ブザーが鳴り響く車もあり、翌朝、その所有者のオバチャンが周囲の車に謝りに回っていた】

 【道の駅・ちぢみの里にはなかなか立派な施設有り。レストランは夜8時まで。温泉は10時まで、立ったと思う。】

【ちぢみの里のへぎ蕎麦。へぎ蕎麦は姿が良い】