盆踊りといえばこの地方では郡上おどりが有名だ。でも、郡上八幡のチョイ先の美濃白鳥でも「白鳥おどり」が行われている。郡上踊りは全国的にも有名で、観光客も多く毎年大混雑。それに比べて白鳥おどりはイマイチマイナー。でも、お盆には徹夜おどりもあって、けっこうその道の人の評価は高い。
今年のお盆は全国的に酷暑の夏。この時期、車も混むので本格的な出撃は避けたい。というわけで、お手軽コースで白鳥踊りに出かけてみた。ゆっくり出発し、涼しい山里の盆踊りを楽しみ、深夜帰宅の作戦だ。午後2時過ぎに車のエアコン全開で白鳥着は夕方5時過ぎ。地元の居酒屋で生ビールなんぞ楽しみ、日が暮れた長良川周辺を徘徊。
陽が落ちた山里はさすがに涼しい。夜8時、宝暦義民太鼓で始まった白鳥おどりは、適当な人出で、雰囲気のある盆踊りだった。踊りは地元の人が中心だけど、観光客の姿もチラホラ。郡上八幡のような喧騒は無く、松明や提灯の明かりが日本の昔から流れる空気をかもし出している。
事前の情報では、白鳥踊りは郡上踊りに比べてテンポが速いらしい。実際の白鳥踊りは確かにアップテンポの曲が多い。演じられる曲も多数ある。そしてほとんどの曲に下駄の踏み鳴らし音が効果を高める。いわば全曲郡上おどりの「春駒」テンポ。でもなんとなく哀愁漂う。
次回は踊りのフリを事前確認し、下駄を持参で参加したい。昔、郡上踊りで頑張りすぎて下駄を割ってしまったことがあったなー・・・。会場には下駄の臨時販売コーナーもある。駐車場は白鳥文化ホール他無料駐車場が多数ある。その駐車場も余裕があった。(2013.8.12/月)
【陽が落ちた長良川は涼しかった。ここまで来ると長良川も細くなる】
【宝暦義民太鼓で踊りスタート。江戸時代の百章一致にまるわる宝暦義民太鼓だけど、なぜか輪島の御陣乗太鼓を思い出してしまった】
【地元のオバチャンたち。浴衣姿のオバチャンはなかなか良いね。踊りのフリを覚えるなら浴衣のオバチャンの所作を真似るべし。単純な踊りが多いけど、適当に踊っても良いらしく、何が本当なのか分からなくなる。】
【踊りの中心はこのお囃子の山車。ちなみにこの時の演目は「源助さん」。「ゲンスケサン、ゲンスケサンのフレーズが頭に残る。踊りのフリは単純だ。】
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