2015年10月30日金曜日

正倉院展(2015.10.30)

正月の熱田神宮の初詣、春の池が原湿原の水芭蕉、そして秋の正倉院展の三つはなんとなく行っている私の年中行事。年中行事になってしまうと行かないわけに行かない。と、言うわけで正倉院展に行ってきた。

今年の目玉は紫檀木画槽枇杷(したんもくがそうのびわ)だ。背面にルイビトンの柄を背負ったこの枇杷は千年以上立ったものとは思われないほどモダンで美しかった。蛇紋岩で出来た横笛と尺八も面白かった。その他、今回は見所の多い正倉院展だった。

正倉院展を見てから奈良公園辺りを適当に徘徊するのが毎回の楽しみだ。今年は新薬師寺へ行ってみた。新薬師寺は今から半世紀ほど前、私が大学受験を終えて初めて訪れた思い出深い寺だ。その後、近くをうろつくことは多かったけど、拝観料を払い十二神将にお会いする機会はその時以来だ。

堂内に入ると、その50年前の雰囲気とまったく同じで、とても不思議な感じだった。中央の薬師如来も当時と同じ存在感で座っていた。この像は昔から「七人の刑事」の芦田伸介に似ていると私は感じているんだけど、今回もその面影は感ずることが出来た。ワカルカナー、ワカンネーダローナー・・・。

◆行動記録
10:01 近鉄名古屋
株主優待チケットで急行利用
12:30 大和八木
13:15 近鉄奈良
街は大混雑
三好野で昼食の予定なるも行列で断念
正倉院展チケットは大人1100円(チケットショップでは990円)
オータムレイトチケット800円(4:40発売、5:30入場開始)
音声ガイド520円
春日茶屋で遅めの昼食880円(蕎麦、柿のは寿司3個)
新薬師寺拝観料600円
志賀直哉旧居350円
17:45 近鉄奈良
株主優待チケットで急行利用
18:51 大和八木
21:30 近鉄名古屋
駅前の力丸ラーメン680円



【飛火野の紅葉は始まっている】

【新薬師寺本堂はすっきりした美しい姿だ。こういうのを「ケレンミが無い」というのかな】

【ついでに初めて訪れた志賀直哉旧居。予想外に大きな家だった。】

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