2015年11月25日水曜日

高野山・丹生都比売神社(2015.11.25)

丹生都比売神社は町石道を歩くとき、チョイと寄り道する感じでたどり着けるけど、今回は車で動いたため、最終日に別ルートで訪れた。柿畑やミカン畑の間の急な道に車を走らせ紀ノ川や金剛山を眺めながら快適なドライブを30分。ひっそりとした山里に丹生都比売神社はあった。なかなか立派な神社だ。こんな辺鄙な山里にある理由はなんだろうか?不思議だ。

今回は念願の町石道を歩くことが出来なかったけど、来年の新緑の時期に再度出撃したい。そして、この九度山、和歌山近辺にはマダマダ侮れない何か面白そうなものがありそうだ。その時の宿泊は九度山道の駅(柿の里・九度山)。静かで開放的なこの道の駅は自宅で寝るよりも良く寝られた。

◆行動記録
 8:15起床
 8:35出発
 9:00丹生都比売神社(352キロ)
10:30道の駅・九度山発(363キロ)
12:30名阪国道・針I(432キロ)
15:00帰宅(567キロ)

【丹生都比売神社】

【奥の社殿も美しい】

【神社の奥にある不思議な石の塔婆群】

【丹生都比売神社までの道は展望の良いドライブだった。紀ノ川の向こうに金剛山。】

2015年11月24日火曜日

高野山・金剛峰寺(2015.11.24)

起きたら天気がすぐれない。雨は落ちてはいないけど今にも降りそうだ。それにも増して雰囲気が暗い、そして寒い。前夜覗いた町石道の入口は特に暗い山道になっていた。それやこれやで町石道を歩くのはアッサリ諦めた。九度山から高野山奥の院まではけっこう遠いしアップダウンも激しいらしい。まあ、来年5月ごろの日の長い季節に再挑戦してみることにした。

車で行くとなれば、お気楽気分。ゆっくりモーニングコーヒーなんぞ楽しみつつ出発。壇上伽藍駐車場に車を止め、大門、金剛峰寺、奥の院、壇上伽藍などをサクサク回った。山の中に突然現れる高野山の町は不思議な町だ。日本唯一の宗教都市とも言われているらしい。軒を連ねる塔頭、宿坊は立派なものが多く、町も綺麗に保たれている。当然、観光客も多い。

金剛峰寺、奥の院への納経も済ませ、今回の最低限の目標完了。和歌山へ和歌山ラーメンを食べに出てみた。今を去ること50年ほど前に一度訪れたことがあるけど、和歌山の土地勘はまったく無い。適当に走ってなんとか夕闇に浮かぶ和歌山城発見。コインパーキングに車を止め、繁華街を探すものの繁華街が無い。市役所のガードマンのオッチャンに飲食店的繁華街の位置を尋ねるものの、要領を得ない。駅まで歩き、観光案内所のオッチャンにも聞いたけど、それらしい場所は見つからない。繁華街の名前は「アロチ」というらしいけど不思議な名前だ。なんとか「アロチ」らしい場所を看板で発見したけど、ほとんど人が歩いてない。結論としては、和歌山には飲食店的繁華街は無いということかも・・・。

けっきょく、車を止めたコインパーキング近くの中華屋でラーメンとチャーハンのセットを食べたけど、そのラーメンが「和歌山ラーメン」なのかどうかは不明だった。その後、九度山の道の駅に戻り連泊となった。

◆行動記録
 8:00起床
 9:30慈尊院
10:00真田庵
14:40壇上伽藍駐車場(230キロ)
12:45奥の院
14:45壇上伽藍発
15:30道の駅・九度山(252キロ)
17:00和歌山城横駐車場(298キロ)
19:30発
21:00道の駅・九度山(341キロ)

【高野山の街外れにある大門。この大門は大きい。町石道のとりあえずのゴールだ。】

【名前は有名な高野山金剛峰寺】

【奥の院への参道。一の橋から歩くとけっこう長い。両側には苔むした墓石が杉林に埋もれるように多数ある。以前、ロケット型の墓石があったけど、今回は見つからなかった。】

【壇上伽藍の西塔。私は根本大塔よりこの西塔のほうが好みだ。】

2015年11月23日月曜日

高野山・九度山(2015.11.23)

今年5月、四国遍路がとりあえず結願。最後は高野山で締めねばならぬ。納経帳にも「金剛峰寺」「奥の院」のスペースが二つ残っている。高野山に行くときは町石道を歩いて行きたいと思いつつ11月も残り少なくなってきた。天候もイマイチだけど思い切って出撃してみた。

高野山周辺の土地勘はまるでないが、とりあえず九度山を目指す。以前は東名阪を使い奈良、熊野方面に良く出かけたけど、最近、東名阪の四日市辺りが常に渋滞しているため足が遠のいていた。しかし、今回は渋滞に会わずスイスイ進んだ。

榛原から大宇陀方面に出て吉野川が紀ノ川に変わった頃、九度山の道の駅に着いた。所要時間はゆっくり走って4時間半。信州なら松本辺りと同じなので、九度山は意外と近い。そしてたどり着いた道の駅「柿の郷九度山」は非常に快適な車中泊ポイントだった。特に売店の品揃えが豊富。名産の柿、みかん、そして柿の葉寿司、柚子最中、おはぎ・大福関係など、私の好物が豊富で嬉しかった。

到着が早かったので町石道のスタートとなる慈尊院をチョイと覗き、九度山の町をしばし徘徊。紀ノ川を眼下に望むこの街は、古い町並みも残り良い感じの町だ。来年の某国営放送の大河ドラマの舞台となっており、来年は大いに賑わうことだろうけど、まだシャッター通りが目立つ、昭和レトロ感満載の町だった。

◆行動記録
11:00自宅発
12:30伊賀P(93キロ)
15:30道の駅・九度山(204キロ)

【九度山の道の駅、柿の葉寿司、バッテラ巻き寿司セット、柚子最中、イワシ梅煮、キザミ奈良漬、酒購入。一杯飲みつつ熟睡】

【慈尊院、山門、納経所の坊さんは話好きだった】

【慈尊院の奥には丹生官省符神社がある。この丹生とは水銀のことらしいけど、この地域で水銀が取れたのか?そしてそれがナンなのか?釈然としない丹生だ】

【真田庵、来年の大河ドラマが始まったらここも有名になるんだろうなあ・・・】

2015年11月19日木曜日

源氏物語絵巻(2015.11.19)

京都の琳派展、奈良の正倉院展が賑わっている気配。そんな中、名古屋徳川美術館では源氏物語絵巻が公開されている。じゃあ覗いてみるかと、出かけてみた。名前だけは知っていた源氏物語絵巻は平安時代の古いものは色もあせ特段の感慨も無かった。でも詞書のかな文字は美しかった。

源氏物語のストーリーも知らず、キリツボだかフジツボだか人間関係も複雑そうで絵巻の各シーンの意味が分からない。X線で発見された下書きに赤子の手が有るらしいのだけど、その意味もはっきり言って良く分からない。

たまたま、隣で見ていた上品そうな年配のご婦人が連れの人にいろいろ講釈しているのを聞いていると、なかなか興味深く、源氏物語の一端に触れたような気分だった。人によっては最近の韓国ドラマの愛憎関係に近いとの説も聞こえてきたが、韓国ドラマを見たことが無い私にとっては良く分からない。

好天の秋の一日、なんとなく文化的な空間に身を置いて気分が良かったけど、美術館見物は意外と疲れるね。

【初めて訪れた徳川美術館はかなり立派だった】

2015年11月13日金曜日

スパリゾート(2015.11.13-15)

ひょんなことから普通の旅をした。普通の旅って言うのもなんだけどね・・・。行き先はスパリゾートハワイアン。私にとっては常磐ハワイアンセンターと言った方がピンと来るけど、なかなか良さそうな温泉ではある。まあ、フラガールを見に行くのも酔狂で良いのではないかと出かけてみた。

久しぶりに通勤時間帯の電車に乗った。たまたま列車が事故で大幅に遅れ、駅のホームは大混雑。私の現役時代は大汗かいて乗り込んだものだけど、最近は様子が違うようだ。皆さん、落ち着いて次の列車を待っている。その後に乗った新幹線、東京駅は大混雑。数分おきにやってくる新幹線にも驚いた。退職して7年。世の中が変わってきたなー・・・。たまには娑婆に身を置くとも大切かもね。

常磐ハワイアンセンター、もといスパリゾートはハワイの中華街的な雰囲気でけっこう楽しめた。老人から子供まで老若男女オレンジのアロハとムームー着用。なにか収容所的な雰囲気を感じるものの、自分もその一員となるとなかなか快適な気分だったことを付け加えます。

翌日はレンタカーで那須温泉に泊まり、「ひたち」「のぞみ」を乗り継いで「普通の旅」は終了。

【スパリーゾートハワイアンをホテルが囲む。金曜日の夜だけど混んでいる。名物「スラダンスショー」の指定席はほぼ満席。一番安いB席(800円)しか取れなかった。関連施設の従業員は本場ハワイより親切。いつも思うんだけど、福島の人は感じの良い人が多い】

2015年11月10日火曜日

濁河温泉(2015.11.10-11)

今月8日にちょっとしたイベントがあった。ここ一ヶ月ほどその準備に追われ、何かせわしない日々が続いた。それも終わり、ホッと一息。骨休めに温泉に出かけてみた。行き先は手近なところで濁河温泉。この温泉は近い割りに本格的な山の温泉の雰囲気があって、私の好きな温泉の一つだ。泊まりは「ヒュッテ森の仲間」。御岳噴火リカバリキャンペーンの1500円割引の飛騨牛しゃぶしゃぶコース。

加子母から出て小坂経由で御岳に入り、開田高原、木曽福島を時計回りの一筆書き。標高の高い部分の紅葉は終わっていたけど、下部は紅葉の最盛期のところもあって、楽しいドライブだった。


【加子母へ向かう途中、白川口で季節外れの鮎釣りを見た。この時期は友釣りではなくコロガシ釣り。初めて見たけど良型の鮎がバンバン釣れていた。】

【ヒュッテ森の仲間の露天風呂から源泉が見える。一見、自噴風に見えるけど、宿のオバチャンに確認したところ、源泉から引いた湯が溢れているだけとの事だった。】

【濁河から開田高原へ向かう途中で乗鞍の姿が美しい。】

【開田高原からは御岳が大きい。右から継子岳、摩利支天の二つのピークは登れるけど、その左はまだ登れない。】