2015年11月19日木曜日

源氏物語絵巻(2015.11.19)

京都の琳派展、奈良の正倉院展が賑わっている気配。そんな中、名古屋徳川美術館では源氏物語絵巻が公開されている。じゃあ覗いてみるかと、出かけてみた。名前だけは知っていた源氏物語絵巻は平安時代の古いものは色もあせ特段の感慨も無かった。でも詞書のかな文字は美しかった。

源氏物語のストーリーも知らず、キリツボだかフジツボだか人間関係も複雑そうで絵巻の各シーンの意味が分からない。X線で発見された下書きに赤子の手が有るらしいのだけど、その意味もはっきり言って良く分からない。

たまたま、隣で見ていた上品そうな年配のご婦人が連れの人にいろいろ講釈しているのを聞いていると、なかなか興味深く、源氏物語の一端に触れたような気分だった。人によっては最近の韓国ドラマの愛憎関係に近いとの説も聞こえてきたが、韓国ドラマを見たことが無い私にとっては良く分からない。

好天の秋の一日、なんとなく文化的な空間に身を置いて気分が良かったけど、美術館見物は意外と疲れるね。

【初めて訪れた徳川美術館はかなり立派だった】

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