2016年8月31日水曜日

松本(2016.8.31)

 史上初の挙動の台風も通りすぎ天気も回復。18切符の期限も近い。「行かねばならぬ」と気持ちを奮い立たせ出撃。最近、奮い立たせねば行動を起こせない自分自身もチョイと情けないけどね。行先は信州松本。松本は山やスキーで数えきれない訪れているけど、松本そのものを目的とするのはこれが初めてかもしれない。

この日の松本は良い天気。日差しは強いものの良い風が吹いている。駅からラーメン、コーヒーなんぞ摂取しつつ松本城を目指す。初めてゆっくり歩く松本の街は綺麗でいい街だ。松本城近くの観光案内所ボランティアガイドのオッチャンから日帰り温泉の情報をゲット。美ケ原温泉と浅間温泉が気にかかる。

久しぶりに訪れた松本城は美しい。遠足の小学生、外国人観光客などで賑わっていた。混雑は避けたい私は松本城の中に入るのはやめて、道路標識に従って美ケ原温泉を目指して歩き出す。美ケ原温泉までは4キロ程度。

日陰を選びつつ、良い風に吹かれて歩く温泉巡り散歩は楽しかった。美ケ原温泉の日帰り温泉施設白糸の湯は湯温は低いけど良い湯だった。その後、ぶらぶら浅間温泉方面へ歩き、浅間温泉港の湯で二回目の入浴。その港の湯が良かった。シンプルなタイル張り小判型の浴槽に高温の湯が潤沢に掛け流されている。

風呂から上がり近くのコンビニで缶ビール調達。バス停横の公園で風に吹かれての一気のみ。贅沢だ。帰りは松本駅行きのバスに乗った。途中、松本城で下車。夕陽に照らされた松本城は美しかった。遠く常念のスカイラインに落ちかけている太陽は松本駅では完全に沈んだ。もう8月も終わり、秋の日はつるべ落としだ。

◆行動記録
  • 8:52 勝川
  • 10:00中津川発
  • 12:24松本着順
  • コーヒー340円
  • ラーメン680円
  • 美ケ原温泉300円
  • 浅間温泉・港の湯200円
  • 18:23松本駅発

【駅前通りのラーメン屋。松本といえば昔は蕎麦だったけど、最近はラーメンかもしれない。ラーメンは高山より松本かもしれない。】


【美ケ原温泉・白糸の湯】

【浅間温泉・港の湯】

【湯上りにコンビニで買った缶ビールを楽しむ。良い風が吹いている】

【松本城から常念の方に沈む夕日を見る】

【夕日に照らされる松本城】

【振り返れば美ケ原が近い。街から山が見えるのは良いね】

2016年8月21日日曜日

沼津(2016.8.21)

夏になると18切符で旅に出るのが恒例となっている。しかし今年はなぜか意欲が沸いてこない。理由は特にないけど、何かめんどくさくなってきたのかも・・・。これではイカン。歯を食いしばって出かけることにした。行先は東京。上野の東京国立博物館を目指してとりあえず東上。

豊橋で壺屋の助六を買い、電車の中で食べ、読書とうたたね。タバコが吸いたくなって沼津で降りた。駅構内は禁煙なので駅から外に出た。日差しはきついけど良い風が吹いている。沼津は海が近いんだ。

その風に吹かれつつ、日陰を選んで海に向かってみた。立派な松林の公園に出た。名前は千本浜公園。そこにはなぜか多くの人が群れていた。みなさん一様にスマホを凝視。今話題のポケモンGOをしているらしい。小さな子供が「オニスズメ捕まえた」と叫んでいる。「オニスズメ」が何かわからない私は日差しは強いけど堤防の上に登ってみた。広い砂浜が果てしなく広がる。その彼方に富士山が見えるはずだけど、この日は雲の中。

砂浜には海水浴客がチラホラ。浜辺にはオニスズメはいないらしい。湘南のようなにぎにぎしい海水浴場とは異なり、落ち着いた昭和初期的海水浴場だ。そんな時期を見たわけではないけどね・・・。さすがに直射日光の下は暑さがこたえる。そんな時、若山牧水記念館の標識発見。とりあえず涼を求めて牧水記念館に向かってみた。

牧水はこの沼津の景観が気に入ってこの地に移り住んだとか。その記念館はなかなか落ち着いた良い雰囲気。たまたまこの21日は「県民の日」とかで入館料200円が無料になっていた。その中で300円のコーヒーをいただきつつ、受付のオネエサマとあれこれお話し。牧水について学ぶことも多かった。

大正から昭和を生きた牧水の時代と、現代と比べると文化は進歩したのかどうなのか・・・。ポケモンGOにどっぷりつかっている人波を見つつ、ちょいと考えさせられた。

千本浜から沼津港あたりを徘徊し、沼津港で生ビールにありついた。夏の木陰で飲む生ビールは格別だ。あっという間に時間は経過。当然、東博は断念。早めの帰還を決定。浜松で乗り換え時間を利用して街を歩いてみた。夕食に何を食べようか?迷っているとき「浜松餃子」の看板発見。

「そうだ、浜松餃子を食べよう」とJR東海のコマーシャル風に看板の店に入った。しかし、店主は不愛想。ちょいと失敗したか?と悔いながら餃子と生ビールを注文。なかなか餃子は来ない。生ビールがなくなったので二杯目を注文したころ餃子登場。丸い皿の上に丸く並んだ餃子が10個。その中心にもやしが10本程度。この丸く焼く形が浜松餃子の特徴らしい。

その浜松餃子の味はアレッ?という感じ。我が家の自前餃子でも遜色ないと感じた。こん餃子10個と生中2杯で計2500円の支払いもちょいとアレッ?の感じだった。ちょいとアレッ?の気分でも風に吹かれて外を歩くと気持が良い。とあるビルの前で女性を含むおっさんバンドのライブをやっていた。そのライブが良かった。昔の曲は良いねえと私鉄沿線を聞いていた。

【沼津の海水浴場】

【ポケモンGO?】



【若山牧水記念館】

【コーヒーも飲める】

【良いねー。】

2016年8月12日金曜日

只見・会津3(2016.8.12)

お盆に入り湯治宿はどこも満室。この夏2回目の湯治旅の気もすんだので帰還することにした。朝、湯倉温泉に入り休憩室のテレビを見つつ二度寝を楽しみ、下道でのんびり帰還した。時間もあったのですべて下道で帰還したけど、長野近辺で時間がかかった。信州中野から安曇野間は高速に乗るべきかもしれない。

◆行動記録
6:50 道の駅・金山発
8:20 湯倉温泉(631キロ)発
10:30 大白川(690キロ)
12:00 十日町(742キロ)
13:30 飯山(801キロ)
    富倉蕎麦(天ざる1340円)
14:00 発
15:30 道の駅・信州新町(853キロ)
17:20 松本(908キロ)
18:30 道の駅ならかわ(940キロ)
    仮眠

20:30 加子母(1035キロ)

【新しくなった湯倉温泉(男湯)。昔は混浴だった】

【テレビ付き休憩室完備】

【入浴料金200円】

【途中に不思議な山がある。名前は蒲生岳。展望は良さそうだ。】

【田子倉ダムにも初めて寄ってみた。】

【小出近辺からは越後三山が見える。昔登った越後駒は辛かったなあ・・・。】

2016年8月11日木曜日

只見・会津2(2016.8.11)

昨夜、到着したときアブの大群に取り囲まれる。この時期(8月のお盆前後)はアブの最盛期。でもアブは夜行性。朝の散歩は快適だ。のんびり朝風呂そして宿の日本の朝食を楽しみ、会津の左下観音堂(さくだり)に向かってみた。左下観音堂はたまたまテレビの情報番組で知ったけど素晴らしいところだった。

グーグルマップに導かれ左下観音堂に到着。そこで、ばあちゃんに遭遇。いろいろ面白い話を聞いた。左下観音堂の土台に白い蛇が住んでいるという。まさかと思いつつ舞台造りの土台近辺を探したけど白蛇はいなかった。そのばあちゃんから今年は雨が少なく夏野菜が出来ない。キュウリなんぞスーパーでは高い。との話でキュウリを買うのはやめとこうと思ったけど喜多方の農協直売所ではキュウリは安かった。当然、購入した。

その後、近辺の自炊湯治宿に電話するもどこも満室。道の駅での車中泊に決定。湯倉温泉まで戻り、一風呂浴びてから道の駅・金山で本日の行動停止。道の駅・金山は素晴らしい車中泊ポイントだ。

新しい道の駅で広々とした駐車場。建物の間のベンチに座り缶ビール。爽やかな風が吹き抜ける。空はまだ青い。その下の山を背景に群れで飛ぶトンボの羽が太陽の光を受けてキラキラ光る。夕方6時5分、山の端に日が落ちた。


◆行動記録
8:30 民宿たつみ荘発(朝食付き5600円)
10:40 左下観音堂(507キロ)
11:45 左下観音堂発
12:30 会津(524キロ)
    昼食、迎賓館・笹黄金定食(1026円)
13:00 発
13:30 喜多方農協ファーマーズマーケット(546キロ)
14:10 湯倉温泉(200円)

17:00 道の駅金山(623キロ)

【大塩温泉の朝の散歩で見つけたカボチャ畑。この地域では黄色いカボチャを柵に登らせる。】

【左下観音堂はしっかり整備されている】

【車でも行けるけど、せっかくなので参道を30分ほど歩く】

【左下観音堂を向かって左から見る】

【正面から見上げる】

【向かって右から見る】

【中に入ることができる】

【観音堂の舞台からは磐梯山が見えるはずだけど、この日は雲の中】

【道の駅・金山には風が吹き抜けるテラスがある】

【裏には古民家あり】

2016年8月10日水曜日

只見・会津1(2016.8.10)

前回、悪天候により消化不良の東北湯治旅だった。したがって今回、再度の出撃。しかし、8月11日の山の日を挟んだ、お盆休暇の真っただ中、自炊湯治宿がとれるか不安だ。したがって車中泊体制での出撃だ。


のんびり産直市場のスイカ状況を調査しつつ走るんだけど只見は遠い。でも楽しいドライブだ。実は前回喜多方で購入したスイカが我が一族から大好評。大量のスイカ注文を受けてのプレッシャーも・・・。問題のスイカは安曇野(波田)、津南、六日町、只見、喜多方などをつぶさに調査。計4個を確保した。夏休みはやっぱりスイカだよね。


この日は、前回発見した大塩温泉共同浴場で最初の湯治。湯温は低いけど素晴らしい温泉だった。その入り口のオッチャンにこの日の宿を聞いてみれば、なんと隣の民宿のオヤジだった。その結果、飛び込みで宿をゲット。津南の道の駅で購入のザル豆腐をアテに湯上りのビールは旨かった。


夜、目が覚めた。時計を見れば三時半。隣からはイビキが聞こえる。窓を開けると涼しい風。虫の声。極小の音でテレビをつける。リオ五輪の柔道を見つつ缶ビールのプルトップを引く。幸せだ。


◆行動記録
8:10 春日井給油(1922円)
9:00 中津川IC(通行料多治見から1030円)
10:00 道の駅賤母(しずも) 仮眠
11:30 コンビニ137キロ
12:20 安曇野イオン162キロ
14:15 豊田飯山IC263キロ
    (通行料梓川ICから1890円)
16:15 十日町分岐北原332キロ
18:30 大塩温泉428キロ
    民宿たつみ荘泊

【安曇野今井の産直、波田のスイカ特設売り場】

【新しくなった大塩温泉共同浴場。300円】

【共同浴場の隣にたつみ荘はある。ここに泊まれば300円は不要。でも泊まることを決める前に300円払ってしまった。クヤシイ。】

2016年8月2日火曜日

東北湯治旅3(2016.8.2)

今日も大気は不安定。青森をあきらめた瞬間から気分は大幅にダウン。「帰ろかなー」ということになった。でも、何もせずに帰るのもなんなので、喜多方に寄って見た。時間もあるので街をぶらつき、駅前のファーマーズマーケットを覗いてみる。農協直営のこのマーケットは良かった。特に1100円で買ったスイカは帰宅後、我が家関連家庭で大好評。お盆を前に再度の買い出しを考えている。

喜多方からの帰りは奥只見を超え田子倉ダム横の六十里越。夏のこの時期、新潟経由の福島入りより奥只見経由が楽しいね。

◆行動記録
 8:50 小野川温泉・やな川屋発
10:15 喜多方(849キロ)
    スイカ、たまねぎ(1700円)
    蔵の街散策
11:30 発
12:00 金山(899キロ)
    給油(1863円)
15:45 十日町・小島屋(1014キロ)
    へぎそば(1410円)
17:30 道の駅千曲川(1064キロ)
18:00 豊田飯山IC(1076キロ)
19:30 梓川サービスエリア(1157キロ)
21:15 中津川IC
    通行料(5130円)
22:00 加子母(1328円)

【蔵の街・喜多方】

【奥只見の炭酸泉】

【十日町・小島屋のへぎそば】

2016年8月1日月曜日

東北湯治旅2(2016.8.1)

夜雨が降ってきた。天気予報は曇り程度でなんとかもちそうなんだけど、「大気不安定」。この「大気不安定」が曲者だ。当初、高速に乗って青森方面に向かうことを計画していたけど、福島手前で猛烈な雨。一気に意気消沈。天候が私の気分に与える影響が年とともに大きくなっている。今後の天気予報にも「大気不安定」の文字は消えそうにない。結局、青森はあっさりあきらめた。


だったらどうする?しばし考えたけど、とりあえず近場の山寺・立石寺へ行くべく高速で山形へ向かう。こんなことなら直接、米沢から行けばよかった。


山寺は初めてだったけど、平日にもかかわらず、観光客にあふれていた。奥の院へは想像以上にきつい登りで、ちょっとしたハイキング。登り始めると杉木立にさわやかな風が吹き渡り気持ちの良いハイキングだった。大汗かいて登った奥の院からは遠くの面白山方面を望むことができた。


この日の泊りは小野川温泉・やな川屋を確保。山形から米沢へ向かうとき、進行方向に不気味な黒雲発見。「雨柱」を確認し、さらに見ようによっては「竜巻」にも見える。たまたま乗ってしまった高速はその黒雲に向かって続く。ちょいとビビったけど、道は何とか黒雲からそれた。


小野川温泉は二回目だけど、泊まるのは初めて。やな川屋は想像以上に大きな宿だった。共同浴場「尼湯」の隣の老舗的巨大旅館だったけど、宿の方は親切で感じが良かった。早く着いたので宿周辺を探索。温泉卵が作れることを発見。コンビニで卵を購入し作成してみた。その卵が非常に良かった。地元では「ラジウム卵」と言うらしいけど、今まで個人的に作成した温泉卵の中で最も良くできた卵だった。でも「ラジウム」ってなんとなく怖いね・・・・。


◆行動記録
 9:15  滑川温泉発
     給油(2580円)
     桃(6個500円)
     福島飯坂IC
11:45 山形蔵王IC(713キロ)
    料金(不明)
12:15 山寺
    駐車場(600円)
    拝観料(500円)
14:30 発
    食料・酒(2172円)
16:50 小野川温泉・やな川屋(800キロ)
    宿泊料(3639円)
    温泉卵作成(4個150円)


【宿を出て峠駅へ寄ってみた。いつみても不思議な駅だ】

【山寺を下から望む】

【JR仙山線山寺駅。ここは18切符でもこられるなあ・・・。】

【山寺・立石寺本堂。なかなか立派な寺だ。観光客も多い】

【奥の院への道に入ると木陰が涼しい。】


【立石寺奥の院】

【奥の院のちょっとした舞台から下の街を見下ろす。】


【山形から米沢へ向かうとき進行方向に不気味な雨柱】

【小野川温泉・やな川屋。良い宿だった。】

【共同浴場・尼湯。ここの湯は熱い。依然入ったけど熱かった。今回、やな川屋の湯があまりにも快適だったので、尼湯には入らなかった。】