2017年11月26日日曜日

山仕事(2017.11.26)

最近体力が落ちてきた。これから先、いつまでストーブ用の薪の調達ができるか?不安がよぎる。だったら可能な限り、私の体が動かなくなるまでの薪は用意しておきたい。と、いうような心境で、最近、山仕事に打ち込んでいる。

「素人が木を倒すのは危険だ。やめたほうが良い」と周囲は忠告する。しかし、なんとなく倒せるような気がして、初めて檜の伐採を敢行。しかし、頭で考えていた状況と実際は違った。想定外のことが起きる。

いろいろ大汗かきながらやっと倒した檜は、隣りの松の枝に引っ掛かり斜めにもたれかかり止まってしまった。こうなるとビクとも動かない。そして遂に悟った。「伐採はプロに任せよう」。

森林組合に相談してプロにお出ましいただいた。さすがプロはあっというまに問題解決。さらに6本の木を伐採して、所要時間1時間半。まあ、私には「技術なし」、「道具なし」、「経験なし」だから当然のことだ。今後も伐採はプロに任せようと思っている。

【私が倒しそこなった檜。ちょっとした松の枝にちょっとした檜の枝が絡むだけなるも、ビクとも倒れない。】

【この日は天候が回復し、見下ろす里には雲海が広がっていた。近場の山だけど美しい。そして山仕事は楽しい。】

2017年11月23日木曜日

長良川鉄道(2017.11.23)

孫を一日預かることになった。あれこれ行先を迷ったけれど、長良川鉄道に乗ることにした。これなら車の運転も少ないし、紅葉も楽しめるかもしれない。それよりも何よりも、電車に乗せておけば、孫は喜ぶだろうとの安易な選択だ。そして、それはその通りだった。自分自身の子供の時を思い返すに、私も電車は好きだったねえ・・・。

長良川鉄道の関駅には広い駐車場がある。2~3時間程度なら無料、それ以上でも安価に車が止められる。今回は昼前から夕方近くまで止めて200円だった。

この日は関駅から郡上八幡まで長良川鉄道で往復した。美濃市駅で途中下車して美濃の町を散策。この地域は若い時からアユ釣りその他でなじみ深い所だけど、初めて歩く美濃の町や初めて車窓から見た長良川は味わい深いものだった。特に運転しながら見るのに比べて鉄道の車窓から見る長良川はより地域に密着した空気が感じられて良かった。

【長良川鉄道関駅】

【美濃市駅から美濃の町へ向かって歩き出すと、名鉄美濃町線の跡地が保存されていた。この電車が走っていたころ、私はアユ釣りで何度も並走したことがある。孫は「なんでこんなに細い電車なの?」と素朴に疑問をぶつけてくる。】

【美濃の「うだつのあがる」街並】

【長良川鉄道美濃市駅。昔の越美南線の雰囲気が残っている】

【孫は運転席の隣で前方凝視。私は席でうたた寝。】

2017年11月17日金曜日

京都散歩(2017.11.17)

昨年末京都を訪れたとき、あまりにも人の多さに、「もう二度と京都にはいかない」と決めたんだけど、京都に行ってしまった。秋も深まってくると、なんとなく京都も良いかな?と思ってしまう。先日入会したジパングクラブは「入会後3回は2割引き、4回目から3割引き」。これで後一回出撃すれば、晴れて3割引き会員になるというわけだ。

混雑が嫌いな私としては人の少ないところへ行きたい。山科から毘沙門堂から大文字山を経由して京都に入る作戦。しかし、毘沙門堂も銀閣寺も大混雑。ひそかに期待していた紅葉もそれほどでもなかった。テレビの旅番組での京都の紅葉は素晴らしいけど、ここ数年、京都で美しい紅葉を見たことは無い。やっぱりメディアを単純に信じてはいけないと改めて思う。

JR山科から毘沙門堂、山科聖天、大文字山、五山送り火火床、銀閣寺、百万遍、相国寺と歩き、とりあえず良い散歩を楽しめた。相国寺から烏丸通をJR京都駅へ向かって歩くとき、疲労はピーク。そのときNHK京都発見。一階ロビーで大相撲のスーパーハイビジョン実況をやっていた。そこで一休み。スーパーハイビジョンの大画面で見る大相撲は迫力満点。良いもの見させてもらいました。

◆行動記録
  • 8:50 JR金山
  • 9:43 大垣乗換
  • 11:10 JR山科
  • 12:00 毘沙門堂、山科聖天
  • 13:30 大文字山頂
  • 火床
  • 14:30 銀閣寺
  • 京大(トイレ借りる)
  • 相国寺
  • 御所(あんぱん、コンビニコーヒー)
  • 17:30 JR京都駅


【毘沙門堂の隣の山科聖天。紅葉はなんとなく色が良くない。】


【山科聖天の横の道を沢に沿って歩き出す】


【火床は京都を眺めるには一番いいような気がする。】


【大の字の中心にはお堂がある】


【相国寺は静かだ】

2017年11月15日水曜日

関(2017.11.15)

先日、郡上方面へ紅葉を見に行った帰り、関近辺で道に迷った。関市そして隣の美濃市はきわめて身近な町なんだけど、よく考えてみれば、アユ釣りや山に行く時に素通りするだけの町だった。

アユ釣りも最近ほとんどやってない。細仕掛けが見えない。そんな感じなので久しぶりに通った時、新しい道が出来ていて街の様子が変わっていた。今まで北海道、東北、四国、などなど、遠くの町を徘徊することは多かったけど、身近な町を歩くことはほとんどなかった事に気がついた。

だったら行ってみるかと、車で1時間。長良川鉄道関口駅付近に車を止め、一日中町を徘徊。天気も良くて楽しい散歩の一日だった。初めて歩いた関の町は古い家屋が多数残り、なかなか良い街だ。城下町でもなく、宿場町でもない関の町が繁栄した理由が良くわからなかったけど、町の古老達との会話で理由が分かった。

関は刀鍛冶の町で、江戸時代前期までは日本一の刀剣の産地だった。いわばかって日本一の工業地帯ということだ。その後、戦災も受けてないので古い家も多数残っている。したがって高い構造物も少ない。

夕方まで歩き回り、長良川沿いの関観光ホテルあたりで時間切れ。長良川に夕日が落ちた。

◆行動記録
  • 長良川鉄道関口駅付近に駐車
  • 辻屋で昼食(うな丼、付き出し、ビール小瓶:2550円)
  • 長良川鉄道関駅
  • 弁慶庵
  • 関善光寺
  • 安桜山
  • 吉田観音
  • 小瀬鵜飼乗場
  • 関観光ホテル
  • 弥勒寺官衛遺跡群

【このような建て方は独特だ】

【昔は造り酒屋が多かったとか】

【たまたま行き着いたうなぎ屋辻屋。かなりの有名店らしい。観光客も多い】

【関善光寺の下にある弁慶庵。なんとか言う俳人の庵とか。弁慶とは直接関係はなく、七つ道具(生活日用品)にこだわる清貧の暮らしから、弁慶庵】

【関善光寺、戒壇めぐりが有名らしい。五郎丸ポーズの大日如来もいた。】

【関善光寺の裏から安桜山への道】

【安桜山山頂付近から関の町を見下ろす。】

【安桜山を下れば暗い山道もある。】

【関観光ホテルの裏の河原・昔、カヌーの講習会をやっていたけど今はどうかな?】

【長良川に夕日が沈む。昔と変わらない雰囲気が残る。その雰囲気を求めてドラマのロケ敢行中。】

【時間がなくて見られなかった。近くには円空館もある。再度の出撃を検討中。】

2017年11月13日月曜日

中山道[藪原>平沢](11/13)

ジパングクラブへ入った。JR利用の遠出は常々18切符を利用しているけど、春秋の気候の良い季節は使えない。さらに特急の利用もできないなど不便も多い。最近、車の運転が面倒になってきた。などなど諸般の事情で入会してみた。

年会費3770円。入会後3回は2割引き。4回目からは3割引き。200キロ以上の乗車に限定。往復でも可。特急OK。ただし「のぞみ」は不可。とりあえず、試しに中山道歩きに使ってみた。春日井-木曽平沢往復で3620円。これが安いのか高いのかわからない。

前回、藪原から木曽福島まで歩いたので、今回はその先、藪原から鳥居峠を越え奈良井、そして平沢まで歩く計画。藪原までの車窓から見た山は紅葉の真っ盛り。秋の日差しに照らされた紅葉は美しいと言いたいけど、今年の紅葉はなんとなく茶色っぽい。昨年もいまいちだったけど今年も不調かもしれない。ここ数年、いつも「今年の紅葉はイマイチ」と言っているような気がするけど、青空の下の紅葉はそれなりに美しい。

鳥居峠を越えるのは2回目。前回来たのは25年ほど前。峠に水場を備えた快適な小屋があったのが記憶に残る。その小屋はどうなったか?気になっていたけど、同じところに同じように立っていた。その小屋では外国人高齢者4人組が休憩中。片言の英語で聞いたところ、オーストラリアから2週間の予定での旅、馬篭、妻籠が良かった、日本の秋はビューティフル・・・。

最近の木曽路は外国人の姿が多い。特に白人系が目立つ。帰り南木曽駅で特急待ちの電車の中で楽し気な表情でお土産用の檜の笠を手にしたラテン系的な二人組。「ディス・トレイン・ナゴヤ?」と私に聞いた。私はこたえた。もちろん自信満々に「イエス!」。

そのとき、はるか離れた位置にいたオニイチャンがやってきて「ノー、ノー、ナゴヤ、ナンバースリー」。要するに名古屋行は特急「しなの」で三番線に入るということらしい。振り返って窓から三番線を見れば大量の外国人が列車を待っている。私にとって名古屋へ特急で行くことは意識の中にほとんどなかったけど、外国人旅行者は特急「しなの」が常識らしい。

落ち着いて考えれば、当然のことだ。今乗っている列車は中津川行だ。なかなか気が利くオニイチャンの出現に感心しつつ、もしこのまま外国人観光客が普通電車に乗り続けたらどうなっただろうか?それはそれで思い出深い旅になったかもしれないね。

◆行動記録
  • 8:28 春日井ー木曽平沢 3620円往復(8:52発でも間に合うけど来たので乗る)
  • 11:30 藪原、藪原神社(鳥居峠への道は緩い傾斜の歩きやすい道、紅葉はほぼ終わり、落葉松の葉も落ちている、落ち葉の降り積もった道を歩くときの音が心地良い)
  • 13:00 森林測候所跡(道の整備しているオッチャンの話、水が流れる水路を確保)
  • 14:30 奈良井
  • 川沿いの快適な道
  • 15:15 JR平沢駅
  • 16:26 JR平沢駅発

【藪原宿】

【藪原神社】

【オオカエデも葉をすべて落としている】

【鳥居峠への登り。広くて緩い道が続く。】

【森林測候所跡から木曽駒方面を望む】

【御嶽遥拝所。裏へ回ると御嶽のピークが見える】

【栃の巨木群。葉は落ちている。】

【小屋は昔と同じ。水場もあって快適に泊まれそうだ。】

【平沢の諏訪神社。諏訪神社だけに御柱が4本立っていた。】

【平沢の街並は漆器店が並ぶ。この時代に漆器ってどうなの?とちょいと気になる】

2017年11月6日月曜日

正倉院展(2017.11.6)

今年も正倉院展行ってきた。東京の運慶展、京都の国宝展など秋は展覧会が多い。両方とも興味はあるものの大混雑の気配。それに比べて正倉院展は混雑はするものの落ち着いている。毎年、秋の奈良をのんびり歩き正倉院展を見るのは私にとっては年中行事だ。


そのついでと言ってはナンだけど、奈良博物館本館の仏像館を覗くのも楽しい。正倉院展のチケットで仏像館も入れるけど、その展示は正倉院展にも勝るとも劣らない。


今回は室生寺の釈迦如来像と浄土寺の阿弥陀如来立像が特別出演、もとい展示されていた。新しく国宝に指定された蔵王権現(大阪金剛寺)も素晴らしかった。

いつもの近鉄株主チケットで特急を使わず出撃するのだけど、奈良までは時間がかかる。「金はないけど時間はある」との合言葉でのノンビリ行動だけど、意外と残された時間は少ないかもしれない。これからは賢い時間の使い方も検討せねば・・・。


◆行動記録
  • 10:41 近鉄名古屋
  • 11:13 伊勢中川(待ち時間10分)
  • 13:40 八木(待ち時間なし)
  • 14:06 西大寺(待ち時間なし)
  • 14:12 近鉄奈良着
  • オートムレイトチケット:800円(3時30分から販売開始、4時から入場開始、仏像館へも入場可)


【今年の正倉院展は特に目立つ展示はなかったけど、なかなか内容は濃かった。】


【改めてよく見れば、興福寺の五重塔は良い。隣の中金堂(?)では仏頭展を開催していた。仏頭、阿修羅、無著世親・・・など興福寺も商売上手だ。】

【時間があったので東大寺へ回ってみた。そこには大量の観光客。今後、東大寺の廬舎那仏を見る機会はもうないかもしれないね。】

【東大寺から戒壇堂へ抜ける道に入った瞬間に静かな空気に包まれる。やっぱり奈良は良いね。】