ジパングクラブへ入った。JR利用の遠出は常々18切符を利用しているけど、春秋の気候の良い季節は使えない。さらに特急の利用もできないなど不便も多い。最近、車の運転が面倒になってきた。などなど諸般の事情で入会してみた。
年会費3770円。入会後3回は2割引き。4回目からは3割引き。200キロ以上の乗車に限定。往復でも可。特急OK。ただし「のぞみ」は不可。とりあえず、試しに中山道歩きに使ってみた。春日井-木曽平沢往復で3620円。これが安いのか高いのかわからない。
前回、藪原から木曽福島まで歩いたので、今回はその先、藪原から鳥居峠を越え奈良井、そして平沢まで歩く計画。藪原までの車窓から見た山は紅葉の真っ盛り。秋の日差しに照らされた紅葉は美しいと言いたいけど、今年の紅葉はなんとなく茶色っぽい。昨年もいまいちだったけど今年も不調かもしれない。ここ数年、いつも「今年の紅葉はイマイチ」と言っているような気がするけど、青空の下の紅葉はそれなりに美しい。
鳥居峠を越えるのは2回目。前回来たのは25年ほど前。峠に水場を備えた快適な小屋があったのが記憶に残る。その小屋はどうなったか?気になっていたけど、同じところに同じように立っていた。その小屋では外国人高齢者4人組が休憩中。片言の英語で聞いたところ、オーストラリアから2週間の予定での旅、馬篭、妻籠が良かった、日本の秋はビューティフル・・・。
最近の木曽路は外国人の姿が多い。特に白人系が目立つ。帰り南木曽駅で特急待ちの電車の中で楽し気な表情でお土産用の檜の笠を手にしたラテン系的な二人組。「ディス・トレイン・ナゴヤ?」と私に聞いた。私はこたえた。もちろん自信満々に「イエス!」。
そのとき、はるか離れた位置にいたオニイチャンがやってきて「ノー、ノー、ナゴヤ、ナンバースリー」。要するに名古屋行は特急「しなの」で三番線に入るということらしい。振り返って窓から三番線を見れば大量の外国人が列車を待っている。私にとって名古屋へ特急で行くことは意識の中にほとんどなかったけど、外国人旅行者は特急「しなの」が常識らしい。
落ち着いて考えれば、当然のことだ。今乗っている列車は中津川行だ。なかなか気が利くオニイチャンの出現に感心しつつ、もしこのまま外国人観光客が普通電車に乗り続けたらどうなっただろうか?それはそれで思い出深い旅になったかもしれないね。
◆行動記録
- 8:28 春日井ー木曽平沢 3620円往復(8:52発でも間に合うけど来たので乗る)
- 11:30 藪原、藪原神社(鳥居峠への道は緩い傾斜の歩きやすい道、紅葉はほぼ終わり、落葉松の葉も落ちている、落ち葉の降り積もった道を歩くときの音が心地良い)
- 13:00 森林測候所跡(道の整備しているオッチャンの話、水が流れる水路を確保)
- 14:30 奈良井
- 川沿いの快適な道
- 15:15 JR平沢駅
- 16:26 JR平沢駅発
【藪原宿】
【藪原神社】
【オオカエデも葉をすべて落としている】
【鳥居峠への登り。広くて緩い道が続く。】
【森林測候所跡から木曽駒方面を望む】
【御嶽遥拝所。裏へ回ると御嶽のピークが見える】
【栃の巨木群。葉は落ちている。】
【小屋は昔と同じ。水場もあって快適に泊まれそうだ。】
【平沢の諏訪神社。諏訪神社だけに御柱が4本立っていた。】
【平沢の街並は漆器店が並ぶ。この時代に漆器ってどうなの?とちょいと気になる】
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