生きているときはほとんど評価されなかったとの状況は、熊谷守一を思い起こさせるけど、熊谷に比べると妙に生々しい絵だった。特に前日、金作原原生林を歩いた後に見る一村の絵は印象が強かった。
その後、島北部の海岸沿いをドライブ。この日は前日以上に暖かく、まぶしいほどの日差しにあふれていた。奄美大島を走りつつ食事のできるところを見つけるのは至難の業だ。ロードサイドにほとんど店がない。昼食の場所に困り、地元の人に聞いたら「鶏飯発祥の店」を教えてくれた。二日連続の鶏飯の昼食だったけど、この鶏飯が一番美味しかった。昭和天皇も気に入ったとのことだった。
関空からの南海電車は春節の中国人にあふれていた。最近は皆さんマナーが良い。大声で話す人も少なく、なんといっても若い女性に美人が多い。さらに皆さん楽し気で愛嬌がある。日本人は相変わらず団体旅行が主流だけど、お隣の国々の方々は個人旅行が主流と見える。
その理由を考えるに日本人の言語力の弱さによるところが大きいと思う。さらに日本のぬるま湯的社会に比べて海外の社会は厳しい。これから先、そんな厳しい社会に暮らすタフな人々と対等に立ち回っていかれるのだろうか?ちょいと心配だ。
◆行動記録
- 8:30ホテル発
- 田中一村終焉の家
- 奄美パーク
- 田中一村美術館
- 昼食(みなとや、鶏飯:1000円)
- あやまる岬
- 14:00レンタカー返却
- 15:15奄美空港発
- 17:00関空
- 19:00近鉄難波
- 22:00帰宅
0 件のコメント:
コメントを投稿