奄美に入れば行先は決まるだろうと思ったのは甘かった。名瀬の町には観光案内所が見つからない。バスターミナル的な所も、フェリーターミナル的な所も見つからない。結局、ホテルフロント脇にあった「2017年度版奄美夢島」なる無料パンフレット地図付きを持って車で出発。
大浜海浜公園へ向かい海を目指す。小さな島なので一日走れば奄美大島の実態は分かるだろうと安易に車を走らせたものの、奄美大島は想像以上に大きい。しかも海岸線は複雑に入り組んだ岬を持つ。その背後の山は海岸線から直接立ち上がり、標高は低いものの森は濃厚だ。しかも、ハブがいる。
海岸線に沿って車を走らせていると「金作原原生林」との標識を見つけた。その標識に従って金作原に向かってみた。金作原原生林は無料パンフにも書いてあった。ガイドツアーがお勧めらしい。金作原林道の入り口には柵があり車では入れない。そこから林道を歩いてみた。早い時間帯だったので人気もなく、深い亜熱帯の森を体感できた。内地の杉やヒノキの森とは明らかに異なる、濃密で有機的な森の気配は迫力があった。
森の奥からは多分鳥だと思うんだけど、いろいろな獣の声が聞こえる。今回の旅の中で一番印象に残ったのがこの金作原林道だった。今年の冬は奄美大島も寒い日が多いらしいけど、この日はたまたま暖かい日だった。巨大なシダや深い照葉樹林の中で暖かい風に吹かれていると幸せな感じだ。これなら春の花粉症の心配もない。
その後、反時計回りに島を回ったけど、時間切れで大島海峡から加計呂麻島を望むことはできなかった。機会があればまた訪れたいと思う。私は意外と奄美大島が好きかもしれない。
◆行動記録
- 9:00ホテル発
- 大浜海浜公園、奄美海洋展示館
- 金作原原生林
- 宇検村で昼食(鶏飯定食)
- マングローブパーク
- フナンギョの滝
- 夕食(喜多八:お酒付きおまかせ島料理:4000円)、とても美味しかった。二日連続で美味しい夕食に当たって嬉しい
【大浜海浜公園、思った通りの奄美の海だった。沖にリーフの白い波】
【車止めの柵から歩き出す金作原林道は歩きやすい道だ。後で知ったんだけど金作原原生林への車での入場は自粛してほしいらしい。世界遺産登録を目指し、屋久島のようにガイドツアーを勧めているらしい。でも、個人的に静かに歩くのが一番だね。】
【ジュラシックパークを思い出す】
【生命欲が濃厚な亜熱帯の森だ】
【海はどこも美しかった】
【フナンギョの滝、かなり大きい】
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