2018年7月31日火曜日

立山山麓徘徊(2018.7.31)

昨夜の立山駅周辺の駐車場は車は多かったけど静かで快適な一夜だった。暑さも思ったほどひどくは無くて、ほぼ快適に眠ることができた。熟睡の一夜が明け6時に起床して驚いた。駐車場は満車になっている。6時半の一番のケーブルに乗るために人が集まっているらしい。

私は立山に登る気はないので、のんびり起床。味噌煮込みうどんとコーヒーの朝食を済ませ、周囲を散策。その後8時半オープンの山カルデラ防災博物館を見学。博物館はなかなか見所が多かった。昭和初期の山行記録に残る立山温泉が立山カルデラにあったことなど身近に感じられ、立山カルデラ訪問の意欲が高まる。博物館を出るとき、立山カルデラの見学ツアーの案内があった。聞けば8月10日のツアーに空きがあることがわかり、その場で参加を申し込んだ。来週の出撃が楽しみだ。

その後、上市の日石寺、立山寺、さらに馬場島あたりを徘徊し、湯神子温泉で一風呂浴びてその日のうちに帰宅した。立山、剣岳山麓には古いものも多く、なかなか興味深い地域だ。

◆行動記録
  • 6:00起床
  • 8:30立山カルデラ砂防博物館(8月10日 見学イベント申し込む)
  • 10:30発
  • 日石寺(そうめん、白玉 1030円)
  • 立山寺
  • 13:00発
  • 13:30馬場島
  • 馬場島荘(素泊まり4500円、個室確保可能)
  • 15:00湯神子温泉500円
  • 16:00発
  • 大阪屋ショップ・パル(生地産の魚が良い)
  • 16:30発
  • 17:00上市:給油(422キロ)
  • 19:00高山(512キロ)
  • 20:00 大安食堂(とんちゃん定食750円)
  • 23:00春日井(665キロ)


【立山カルデラ防災博物館】

【隣りの砂防事務所裏のトロッコは現役だ】

【トロッコにはなぜかそそられる】

【日石寺の参道の石段の横には現役の茶店多数】

【滝行も可能だ】

【渋い昼食】

【立山寺の参道はモミの並木と説明があるけど、どう見ても杉並木だ】

【馬場島のキャンプ場は良い。トイレ、水場も綺麗だ。これで無料】

【馬場島のテント場のチョイ手前から剣が見えるらしいけど、この日はガスの中】

2018年7月30日月曜日

白山断念(2018.7.30)

今年の夏は異常だ。暑い。テレビでも熱中症対策として、クーラー使用を呼び掛けている。特に年寄りは不要な外出を避け、クーラーを利かせた部屋でおとなしく過ごすこが肝要らしい。しかしそんな暮らしは寝たきりの第一歩。夏は大汗かくのが自然だ。と言うわけで、山に行こうと家を出た。

行先は勝手知ったる大白川からの白山。ここならルートも明瞭だし木陰での昼寝も涼しい。それになんといっても温泉がある。しかし、先日の豪雨で国道156号が白鳥から荘川まで不通らしい。その代わり高速が無料で通行可能との情報もある。そんな、不確定な情報を確かめる意味からも出発した。

結論から言えば、白鳥、荘川間不通の情報は大型車が通れないということで、普通車は高鷲からひるがのあたりまで国道を避け、農道、林道を適当に走って何とか牧戸に着いた。しかし、その先が問題だった。荘川の先、岩瀬橋から御母衣ダムの横を抜ける道が完全に閉鎖。

だったら高速で白川村まで行き、そこから南下し、平瀬温泉に出て大白川林道を走れば良かろう。白川で給油するとき、大白川林道が通れるか聞いたところ、なんと大白川林道は不通とのこと。考えてみれば国道が不通になるほどの雨だったら林道が不通なのは当然かもしれない。そんな当たり前のことに考えが及ばなくなっている自分自身の認知機能に不安がよぎる。

というわけで、夕方近くの白川村で行き場を失った。どこへ行こうか迷うものの、どこへ行っても暑い気がする。すくなくとも涼しい山方面へ行きたい。白山が無理なら立山はどうか?と、立山方面に向かってみた。

有峰あたりまで行けば涼しかろうとケーブル立山駅を目指す。その、立山駅で時間切れ。無料駐車場、トイレなど確認してこの日の車中泊ポイントを確保。周囲の雰囲気は涼しいとはいいがたいけど、なんとか眠ることは出来そうだ。久しぶりに来た立山駅はほとんど記憶がないほど変貌していたけど、最近は外国人に人気の観光スポットらしく、いろいろな気配の人が溢れていた。

◆行動記録
  • 9:50 自宅
  • 11:00美濃(52キロ)
  • 美並で大休止
  • 12:20白鳥(101キロ)
  • 13:00ひるがの(131キロ)
  • 14:00高速かわいPA(185キロ)
  • 高速(荘川-白川)1100円
  • 14:20白川 給油
  • 17:20立山駅(312キロ)


【御母衣湖キャンプ場の先で国道156号は通行止めだった】

【立山駅周辺には無料駐車場が多い】

【久しぶりに訪れた立山駅。記憶ほとんど無し。ケーブルが昇っていく】

2018年7月22日日曜日

白木峰(2018.7.22)

白木峰は10年以上前に岐阜県側から登ったことがある。広く開けた美しい山頂の山だった。その時、富山県側から続く林道とその終点に建つ山小屋を発見。富山県側からなら車で山頂直下まで来れるかもと、今年になって確かめに来ていた。しかし最後の林道が通行できなくて、三回目の出撃の今回、歩いて登ることにした。

3時間程度で登れる事前の情報だったけど、登山口で出会った登山者からはもう少しかかるような情報もあった。どちらにしても車でも行かれる3時間程度の山なら大したことないだろうと、ザックも持ってなかったので、旅行用のショルダーバックに2Lの水と若干の行動食をもって歩き出す。

しかし、想像以上にハードな山だった。確かにのどかに続く林道を歩くのは牧歌的だけど、林道ではほとんど高度が稼げない。林道経由で山頂を目指すのは、かなりの長距離を歩かねばならない。車止めのゲートをくぐり林道を1時間以上歩く。しかし、ほとんど高度は上がらない。そんな時、林道をショートカットする山道が現れた。迷わず山道の登山道に入る。

その登山道は尾根を真っすぐに上がる。当然、急な登りだ。1時間程度で林道に合流。そこからショートカット登山道は真っすぐ続く。更に1時間程度でまたもや林道に合流。その林道を越えてさらに山道を進む。

久々の登山で大汗をかいてしまった。特に山支度もせず歩き出したので、炎天下の登りにズボンが汗で重い。なんとか山小屋が見える林道まで上がった。数年前に見下ろした林道終点と思われる。そこからは林道に沿ってのんびり山頂を目指す。樹林も切れ展望の良い広々とした山頂近辺の歩きは快適だ。でも、ここ数日の酷暑日のなか山頂も暑い。日差しがきつい。今回は木曽路で買った菅笠が暑さ対策には有効だった。

本来は6月初旬に林道が開通し一番良いシーズンを迎えるらしいけど、7月も後半になると時期が遅いようだ。花も少ないし、特に山ツツジの花の残骸が目立つ。どうせ歩くのなら、もう少し早い時期に登ればよかったと思う。でも、次に登るなら車だな・・・。

◆行動記録
  • 3:00起床
  • 3:45加子母発
  • 4:45小坂
  • 5:4541号河合分岐
  • 6:45八尾
  • 7:15キャンプ場
  • 7:30登山開始
  • 9:10急登開始
  • 9:35林道合流(白木峰水源の森)
  • 11:00小屋見える
  • 11:20山頂
  • 11:40下山開始
  • 13:00白木峰水源の森
  • 13:50林道
  • 14:50キャンプ場
  • 大長谷温泉
  • 16:00大長谷温泉発
  • 蕎麦屋は終了
  • アピタ買い出し
  • 18:00アピタ発
  • 神通峡で大休止
  • 22:00加子母着
【こんな林道歩きでは高度は稼げない】

【山頂は広い】

【日差し対策は菅笠が一番】

【気持ちの良い山頂だ】

【山頂直下の樹林帯には立派な気が多い。白い幹のブナの林もある。これが白木峰の由来かな?】

【山ブドウも実をつけ始めている】


2018年7月14日土曜日

魚津偵察2(2018.7.14)

最近、気候が厳しい。今年の梅雨もジトジトの長雨ではなく、熱帯スコール風の激しいものだった。特に数日前の西日本中心の豪雨は気象庁の「今まで経験したことのない」の枕詞通り厳しいく、平成最大の豪雨災害となった。その翌日に梅雨明け。そして全国的に猛暑に見舞われ、現在は災害的猛暑状態。最高気温も40度を超えた。

この日の夜、海沿いの道の駅・能生も寝苦しかった。でも、蚊取り線香をつけ、窓全開で何とか眠ることができた。即席の富山ブラックラーメンの朝食後、魚津、滑川あたりを偵察しつつ、前回、下見に来た、白木峰方面に向かった。大長谷温泉到着は10時。ちょうど温泉が開いた直後だった。

初めての大長谷温泉は想像以上に良い温泉だった。40度近い源泉が掛け流されている。温泉施設もきれいに管理されている。そこのオバチャンに情報収集。白木峰頂上直下への林道がまだ開通していない。お盆過ぎに通行可能になるらしい。さらに、楢峠を越えて岐阜県へ抜ける国道471(?)は大雪で開通が遅れ9月に開通予定だとか。10月過ぎには国道閉鎖となるので通行できる期間は2か月以下?不思議な道路だ。でも、紅葉の時期は良さそうだ。

大長谷温泉から少し下った場所に蕎麦屋の幟を発見。ちょうど昼飯時だったので寄ってみた。名前は「今日乃庵」。田舎屋を利用した蕎麦屋で、良い蕎麦屋を発見できて嬉しかった。帰り際、平日の営業について聞いたら、通常の営業は土日だけ。平日は事前の電話で都合がつけば営業するとか。今後も訪れそうな予感です。

◆行動記録
  • 5:30行動開始
  • 魚津
  • 滑川
  • 10:00大長谷温泉(冬も営業、木曜休み)
  • 楢峠は9月から1ヶ月通行できそうだ
  • 11:45発
  • 今日乃庵(そばセット1500円)
  • 12:45発
  • 13:45天湖森
  • 14:45神岡大津神社(仮眠)
  • 15:45高山
  • 仮眠
  • 16:45小坂先
  • 17:45金山
  • 18:45尾張パークウエイ
  • 19:15帰宅
【魚津の海には大型の定置網】

【大長谷温泉の中は掃除が行き届いている。ここの座敷で一眠り】



【今日乃庵の蕎麦のセット、1500円。特に蕎麦が良い。】

2018年7月13日金曜日

魚津偵察1(2018.7.13)

夏になると遠出するのは私の体に染みついた習慣だ。でも、最近ふとそのことの疑問を感じてしまった。なぜ遠出するのか?遠くに行くと良いことがあるのか?その結果、今年の夏は視線を近場に移して行動することにした。

今、私の視線は富山県にある。富山は私に住む愛知と同じぐらいの面積で同じように日本の真ん中近くにある。愛知が太平洋側にあるのに対し富山は日本海側だ。冷静に愛知と富山を比べると、すべての点で富山の方がまさる。富山湾の新鮮な魚、風の盆をはじめとする伝統的イベント、立山あたりの自然、宇奈月その他の温泉などなど。私にとって富山は素晴らしく魅力的な場所だということに気がついてしまった。という訳で、これからしばらくの間、富山を中心に行動していこうと思っている。

福井、石川、富山、新潟の北陸4県には渋い夏のイベントが多い。そして富山の夏祭りの代表格が「魚津たてもん祭り」。毎年、8月の第一金曜、土曜に開催されるらしい。しかし魚津は不案内だ。宿は?居酒屋は?駐車場は?などなど不安な点も多いので、下見に行ってきた。

とりあえず魚津駅前を目指すも魚津駅はJRではない。北陸新幹線開業に伴いナントカ鉄道(名前が覚えられない)になっていた。でも駅には魚津名産品の店や観光案内所があった。その観光案内所で「たてもん祭り」を見学したいので下見に来たと話すと、とても喜んでいただき、親切に対応してくれた。

観光案内所でゲットしたマップを片手に魚津の町を巡ってみたけど、なかなか良い街だった。駐車場も多いし、居酒屋も良さそうだ。なんとなく美味いものが期待できそうだ。宿泊すべきホテルも多い。というわけで、事前の情報収集は無事終了。

この日の泊りは小川温泉の自炊湯治宿を考えていた。しかし、数年ぶりの小川元湯不老館は自炊湯治システムは無くなり日帰り入浴のみとなっていた。自炊湯治宿は現在絶滅危惧種となっている。残念だ。最初に訪れた20年ほど前は賑やかだった。その時、「昔は散髪屋も泊まっていた」などの話を聞いて、古い温泉場の風情を懐かしく感じたものだけど、やっぱり残念だ。

とりあえず、温泉に入り、近くの道の駅で泊まることにした。一番近い道の駅は「市振の関」。国道沿いの市振の関は大型トラック、車中泊のオッチャン、自転車ツーリングなどで込み合っていた。予想外に混雑していたけど、利用者の高齢化ははなはだしい。狭くて風が通らない駐車場ではエンジンアイドリングでエアコン稼働の車も多い。私は車中泊でエンジンアイドリングでエアコンを使うことは邪道と考えている。あまりの騒音に、移動することを決定。深夜、能生の道の駅まで移動して、やっと熟睡できた。最近、車中泊が世間的にも認知されてきたけど、それはそれで生き難いね。

◆行動記録
  • 9:10給油
  • 10:00七宗
  •  仮眠
  • 11:00金山
  • 12:00道の駅なぎさ
  •  仮眠
  • 13:00古川
  • 14:00道の駅細入
  • 15:30魚津駅
  •  魚津徘徊
  • 17:00発
  • 17:50小川温泉(500円)
  • 18:45発
  • 19:10道の駅・市振の関
  • 深夜、能生・道の駅へ移動

【常願寺川公園、グーグルマップで富山を走るとなぜかここに来る。良い公園だ。】

【魚津漁港】

【立てもん祭りの諏訪神社】

【米騒動も時間経過で観光施設に変わった】