2018年12月12日水曜日

弾丸フェリー(2018.12.12-14)

「弾丸フェリー」は大阪九州間のサンフラワーで実施されている。往路フェリーで一晩かけて九州に入り、昼間の数時間行動し、復路は往路の船でそのまま帰るというなんとも荒っぽいツアーだ。料金は往復1万円。通常料金の約半額だ。以前から気になっていたけど大阪志布志航路が新造船になったので、新造船の乗り心地の調査もかねて出かけてみた。

往復料金1万円はLCCの航空運賃と比べると特に安いとも思えないけど、宿泊代二泊分も含まれると考えれば格安かもしれない。特に船の揺れが気にならず、さらに船のディーゼルエンジンの振動が安眠を誘う私にとってはかなり魅力的だ。

新しくなったサンフラワーは快適だった。一番安い窓もない船室だけど、個別のシートはカーテンで隣と仕切られてシーツも新しい。トイレその他の設備も新しく気持が良い。しかも、空いていたので往路では定員14人の小部屋に乗客は三人。当然、それぞれ離れた壁際に横になるので新設のカーテンも必要ない。私の部屋は「ツーリスト」と呼ばれる最低価格の部屋だったけど、ワンクラス上の「ツーリストベッド」と呼ばれる上下二段のワンクラス上のベットタイプの部屋より広々していて快適ではないか・・・。

ノンビリ一夜を過ごし、志布志港着は午前9時頃。船から降りてどこへ行こうか迷ったけど、港の周りには何もない。バスもいない。どこへ行くべきかのアイディアもない。結局、港の一角に臨時的に開設されているレンタカーを借りることにした。一日借りて7000円程度。ネットで事前予約すれば若干の割引があるようだ。そのレンタカーを借りたとき思わぬプレゼント。サンフラワー利用でレンタカーを借りる時、志布志市からの補助金が片道1000円貰えるという。私は弾丸の往復なので想定外の2000円ゲット。ただただウレシイ。

最初、レンタカーで大隅半島の南端の佐多岬に行こうと思っていたけど、レンタカーの窓口では佐多岬ピストンは時間的に厳しいかも?とのアドバイスがあった。素直な私はとりあえず桜島から鹿屋あたりをうろつくことにした。次回、機会があったらレンタカーを事前に予約し、借りる時間を節約して佐多岬まで行ってみたい。

復路の船室もオッサン4人。私を除く三人は鹿屋出身でいろいろ有意義な話が聞けて楽しい船旅だった。昔はフェリーの船室には寅さん映画の空気が流れていたけど、最近はほとんど会話がない。しかし、今回の旅では楽しい話で盛り上がり、持参のアルコール関係がなくなるという状況だった。

◆メモ
12/12
夕食:弁天町なかもと(1850円、酒1、どて焼き、ふぐ白子焼き、卵丼)
地下鉄230円
サンフラワー弾丸フェリー10000円

12/13
朝食バイキング620円
8:55支部志港(入港するもなかなか下船出来ず)
志布志港周辺は何もない
JR志布志駅までは徒歩15分程度
レンタカー約7000円
志布志港のフェリーRターミナルにはオリックスレンタカーの特設カウンター。
レンタカーを借りて取り合えず駅の観光案内所へむかい大隅半島の情報収集。
佐多岬ピストンは時間的に厳しそう。
志布志志布志市から2000円の助成金
土産:焼き芋、インゲンポタージュ、酒盗、つぼづけ。
志布志の町には古い物もありそうだ
山頭火の石碑があった。
昼食:鹿屋漁協直営店(カンパチの定食1200円。カルパッチョ、あんかけ、小エビかき揚げ、味噌汁、小鉢、ご飯)

12/14
オッサン四人で夜盛り上がる。内三人は鹿屋市ゆかりの人間だ。
もらった焼き芋は美味かった。

大坂南港(手前が新造船さつま、左遠くが別府行)

【ツーリストの席。飛行機のビジネスクラスよりは良い】

【出港するとき夕日が落ちた】

【垂水の道の駅には日本一長い足湯がある】

【鹿屋漁港直営の食堂。ここいらはカンパチが名物らしい】

【志布志港近くのタグリ岬に山頭火の石碑があった。志布志は古い町らしい。一日ゆっくり歩くのも楽しいかも・・・】

【タグリ岬は植生が南方風だ】

【タグリ岬の展望所から見た志布志湾。その先に大隅半島が見える】

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