というわけで修学院離宮に挑戦してみた。京都の紅葉も12月の声を聴けば観光客のモチベーションも下がり、少しは人が少ないのでは?との希望的観測だ。そして紅葉も最近の暖かさでまだ持ちこたえているのではないか?とのさらなる希望的観測もある。
そんなダメで元々の出撃だった。新幹線も使わずジバングの在来線で京都に着いたのは10時チョイ前。地下鉄で松ヶ崎まで出てそこから歩き出し11時チョイ前に修学院離宮に着いた。人出が少ないとの一つ目の読みはバッチリあたり、一回目の13:30からの観覧グループの入場券をゲットできた。しかし二つ目の紅葉に関する希望的観測は若干外れて紅葉の最盛期は終わっていた。ところどころ美しい紅葉も残っていたけどね。
修学院離宮は広い。広大な敷地の中に三つの離宮が配置されている。それらの周りには広大な農地が広がり、水田や野菜畑が季節感を出している。その畑を縫って背の低い赤松の並木に守られた小道が各離宮をつないでいる。いままで見た日本的な庭園では見たことがない構造だ。
驚いたのは少し登ったところにある上離宮から見える大きな池だ。池はこの上離宮からしか見えない。そんな高いところに池を作る発想は贅沢だ。石垣を積み上げダムを作り池を作ったという。そしてその池で舟遊びをしたという。
桂離宮も修学院離宮も可能な限り力を尽くし、自然の美しさを感じられるように工夫が凝らされている。それはそれである種感動を覚えるものの、その作意が鼻につく場合もある。その対極にあるのが戒長寺だ。その静けさは捨てがたいし、石段の脇に咲く椿の花も美しかった。要するに贅沢に慣れてない私にとっては、桂離宮や修学院離宮は落ち着かないところなのかもしれない。
◆行動記録その他
5:00 起床
6:00 出発
6:37 勝川発(6:40でも間に合うかもしれない)
7:10 金山発(平日の米原行はこれだけ)
8:50 米原発(勝川ー新守山140円、新守山ー京都1810円ジパング)
10:00 京都着
11:00 修学院離宮(京都-松ヶ崎、地下鉄290円、松ヶ崎から徒歩)
【修学院の帰り道、北山通から五山の送り火の火床らしきもの発見。「妙法」ではないかと近づいてみた。銀閣寺奥の「大」の火床からは京都の街が良く見えるので「妙」からも見えるのではないか?隣の墓地の横から火床へ近づくのは可能だけどやめておいた。理由は「法」の火床に上がる石段の脇に「立ち入り禁止。立ち入ったら警察に通報」との警告があったから。】
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