2018年12月5日水曜日

修学院離宮(2018.12.5)

今年の秋、なんとなく気になっていたのが桂離宮と修学院離宮と戒長寺。そのうち桂離宮と戒長寺はクリアした。残るは修学院離宮だ。

というわけで修学院離宮に挑戦してみた。京都の紅葉も12月の声を聴けば観光客のモチベーションも下がり、少しは人が少ないのでは?との希望的観測だ。そして紅葉も最近の暖かさでまだ持ちこたえているのではないか?とのさらなる希望的観測もある。

そんなダメで元々の出撃だった。新幹線も使わずジバングの在来線で京都に着いたのは10時チョイ前。地下鉄で松ヶ崎まで出てそこから歩き出し11時チョイ前に修学院離宮に着いた。人出が少ないとの一つ目の読みはバッチリあたり、一回目の13:30からの観覧グループの入場券をゲットできた。しかし二つ目の紅葉に関する希望的観測は若干外れて紅葉の最盛期は終わっていた。ところどころ美しい紅葉も残っていたけどね。

修学院離宮は広い。広大な敷地の中に三つの離宮が配置されている。それらの周りには広大な農地が広がり、水田や野菜畑が季節感を出している。その畑を縫って背の低い赤松の並木に守られた小道が各離宮をつないでいる。いままで見た日本的な庭園では見たことがない構造だ。

驚いたのは少し登ったところにある上離宮から見える大きな池だ。池はこの上離宮からしか見えない。そんな高いところに池を作る発想は贅沢だ。石垣を積み上げダムを作り池を作ったという。そしてその池で舟遊びをしたという。

桂離宮も修学院離宮も可能な限り力を尽くし、自然の美しさを感じられるように工夫が凝らされている。それはそれである種感動を覚えるものの、その作意が鼻につく場合もある。その対極にあるのが戒長寺だ。その静けさは捨てがたいし、石段の脇に咲く椿の花も美しかった。要するに贅沢に慣れてない私にとっては、桂離宮や修学院離宮は落ち着かないところなのかもしれない。

◆行動記録その他
5:00 起床
6:00 出発
6:37 勝川発(6:40でも間に合うかもしれない)
7:10 金山発(平日の米原行はこれだけ)
8:50 米原発(勝川ー新守山140円、新守山ー京都1810円ジパング)
10:00 京都着
11:00 修学院離宮(京都-松ヶ崎、地下鉄290円、松ヶ崎から徒歩)


【午前11時の修学院離宮入口、そんなに混雑はない】


【曼殊院方向の路地から修学院離宮を覗く】


【入口近くの名残の紅葉】


【小さな赤松の松並木の先には何とか言う修学院離宮の山その左遠くに比叡山】


【なんとか言う客殿】


【手前の土塁的な盛り上がりの向こうに池がある。遠く左は比叡山】


【上離宮への道】


【振り返れば京都の街並】


【なんとか言う客殿】


【その客殿の中にあるかなり有名な違い棚】


【中離宮の隣は林丘寺、林丘寺は修学院と関係が深い。】


【修学院離宮の農園のネギは美味しそうだ】


【上離宮から池を見下ろす】


【修学院の帰り道、北山通から五山の送り火の火床らしきもの発見。「妙法」ではないかと近づいてみた。銀閣寺奥の「大」の火床からは京都の街が良く見えるので「妙」からも見えるのではないか?隣の墓地の横から火床へ近づくのは可能だけどやめておいた。理由は「法」の火床に上がる石段の脇に「立ち入り禁止。立ち入ったら警察に通報」との警告があったから。】


【止めておいてよかった。「妙」の下にも「入山禁止」の警告とフェンスにかぎがかかっている。お寺さんも厳しいね。「妙」から見た京都の街はどんな感じだったんだろう・・・?】


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