2024年3月25日月曜日

加太休暇村(2024.3.25-26)

あちらこちらで「休暇村」という文字を見る。昔は「国民宿舎」なんて文字も見たけれど最近はほとんど目にしない。その休暇村について「休暇村は以外と良いよ」、「特に加太の休暇村が良かった」との言葉を聞いた。それまで休暇村には何の興味も関心も持ってなかったけど、だったら行ってみるかと、とりあえず訪れてみた。

事前のネット情報によれば、小山の上に立つオーシャンビューの部屋からの眺めは良さそうだ。冬季限定の「クエづくしコース」にも重大な関心があるものの、この時期は「クエづくしコース」は終わっていて「メバルなんたらコース」の宿泊だった。更に訪れた日も翌日も雨。オーシャンビューもチョイと残念だったけど、宿のスタッフの対応も良くて快適な旅だった。


今まで車中泊や18切符利用での快適さとは縁遠い旅を楽しんでいたけど、そんな旅に疑問が出てきた。夜中のオシッコ問題も気になるところだ。後期高齢者にもなって軟弱旅に向かっているかもと、チョイと寂しい気分です。


【部屋の窓から見る紀淡海峡・友が島。天気が悪くこれが最高に見えた瞬間。】

【食事は派手だ。でも若い頃の食べた塩サバ定食にはかなわない。】

【南海加太線を走る「めでたい電車」】

2024年3月19日火曜日

中山道[関ヶ原>柏原](2024.3.19)

久しぶりに中山道を歩いてきた。のんびり出発して関ヶ原からスタート。免許返納するまでは、通過点の一つだった関ヶ原も改めてじっくり訪れてみればなかなか見るべきところも多い。駅前の観光案内所には地元のボランティアのオッチャン多数。親切に見所を説明してくれる。その勧めにしたがって関ヶ原古戦場記念館へ向かった。

関ヶ原古戦場記念館は予想以上に立派な施設だった。観光案内所のオッチャンが強く勧めただけあってその運営にも力が入っている。平日にも関わらず訪れる人も多い。五階の展望台からは関ヶ原の戦いの各陣跡の位置関係が良く見える。石田光成の笹尾山には旗が翻っている。徳川家康の桃配山、小早川の松尾山、等々見渡すことができて当時の位置関係が実感できる。実際の現場を見ると事により、方向、距離、高低などイメージが腹に落ちた。


その後、旧中山道を辿りつつ柏原宿まで歩いた。この地域は関ヶ原の戦い以外にも壬申の乱、大海人皇子の遺構やら不破の関、東山道、常盤御前、小栗判官、照手姫、、、等々昔の話のネタも多い。要するに昔から人々が多く行き交った地域と言うことが出来る。


あちこち寄り道しながらたどり着いた柏原宿は古い街道の気配を残した美しい町だった。昨今、幅を聞かす「重伝建」に比べて、自然で好感のもてる街だった。でもこんな街で暮らすのは大変だ。庭の草むしり、生け垣の剪定、ゴミ出し、その他、気を使うことも多そうだ。でも街が美しいのは良いね。その中の小さな八百屋で格安のレンコン、銀杏を買って帰宅した。


金山0902、大垣0943、関ケ原1015、関ケ原古戦場記念館、魚しげ(昼食、うなぎ、なかなか良い)不破関資料館100円、常盤御前の墓、今須宿、寝物語の里、柏原宿、柏原宿歴史観300円


【JR関ヶ原駅】

【関ケ原古戦場記念館】

【不破関守跡】

【常盤御前の墓】

【寝物語の里、この細い溝の左美濃、右近江】

【今須宿の街並み、柏原同様良い街だ、この微妙な曲がりが旧中山道】

2024年3月13日水曜日

②菊の湯(2024.3.13)

 山中温泉菊の湯の名前は以前から知っていた。でも何となく行きそびれていたけど、最後の18切符北陸旅の帰り道に寄ってみた。

JR加賀温泉駅からバスで30分.。車で来たことはあるけど入浴したことは無い。もう忘れてしまった程の昔、「山中温泉の共同浴場で山中節を聞きながら入った朝風呂が気持ち良かった」と言った親父の言葉が気になっていた。


初めて入った菊の湯は素晴らしかった。石造りの深めの湯舟に高温大量の湯が溢れている。チラリと山中節らしき民謡も聞こえたような聞こえなかったような。なんせ山中節を聞いたことが無いので何とも言えない。道後温泉本館より菊の湯方が好きかも知れない。


もっと早く来れば良かった。これからしばらくはまってしまうかもしれない。18切符が使えないのが辛いけどね。


富山発0805 金沢まで1290円、金沢0930、加賀温泉1027


【菊の湯男湯渋い、女湯は別棟】

【菊の湯男湯正面】

【温泉卵も作れる、と言うことは湯温は高い】

【たまたま入った蕎麦屋が良かった。名前忘れたけど】

2024年3月12日火曜日

①富山(2024.3.12)

北陸新幹線が3月16日に金沢から敦賀まで伸びる。その新幹線延伸に伴って青春18切符の北陸利用もほぼ終了する事になる。私が小学校時代に習った北陸本線は米原から滋賀、福井、石川、富山を貫き新潟の直江津まで。その全範囲で18切符を使うことができたけど、長野から金沢までの北陸新幹線の延伸に伴い、長野ー直江津の信越線も含め、糸魚川、富山、高岡、金沢の日本海側のルートが使えなくなった。

それが3月16日の延伸で金沢から福井そして敦賀までも使えなくなる。結果、北陸線で使える部分は米原から敦賀までの北近江の部分だけとなってしまった。新幹線の整備に伴う18切符の利用範囲の縮小は全国的な現象で東北新幹線、九州新幹線でも起きている。

目的地もハッキリしない私の旅のスタイルでは18切符が使えない範囲が広がると困る。観光名所を訪れるより地方都市を歩き回り地元の居酒屋辺りで一杯飲みたい私には18切符がピッタリなのだ。


今はおさまったもののコロナの影響も大きい。旅先で人と会話する事が少なくなった。それやこれやで、最近、面白く無くなってきた。昔は良かったという訳では無いけどねえ、、、。


などとぼやきつつ、最後の18切符の北陸旅に出かけて見た。同じ事を考えるテッチャンも多いらしく帰りの福井敦賀間は異常に混んでいた。


そうそう、更にもう一つ。最近はまっているユーチューブで富山の居酒屋を事前調査。満を持して居酒屋へ出撃したものの、ネットで見つけた居酒屋は観光客で大混雑。以前楽しんだような地元の居酒屋にはなかなかありつけない。昔は良かったという訳では無いけどねえ、、、。


金山0709、米原0930遅れ30分、敦賀着1020、敦賀発1042、今庄、竹渕、鯖江、福井1211 27、丸岡、芦原温泉、大聖寺、 動橋、粟津、小松、美川、松任、野々市、金沢1345 05、津幡、倶利伽羅、石動、高岡着1425、砺波1550、高岡、富山、夕食(満寿泉2、刺身盛合せ、白子ポン酢、地タコすり身揚げ、ずわい蟹刺身、のどぐろ塩焼)


【余呉湖、渋い】

【勢いで城端線砺波まで来てしまった】

【勢いでのどぐろ奮発】



2024年3月4日月曜日

宇治から黄檗(2023.3.4)

最近の京都はインバウンド関係で大混雑。そんな中、京都へ行ってきた。行先は宇治。何度も京都へ来てるけどこの方面はあまり訪れた事はない。何年前か忘れたけど平等院に一度来たことがあるだけだ。

京都駅から奈良線に乗ったら大混雑。しかし、東福寺、伏見稲荷、宇治でほとんどの人は降りる。あまりの大混雑に、平等院行きはあっさり諦め、宇治川の対岸の宇治神社から歩き始めた。宇治上神社の裏山に登り、三室寺から満福寺に回り、JR黄檗駅まで歩いた。暖かい日差しを浴びつつ楽しいハイキングだった。

特に最後に訪れた満福寺は中国風のチョイと変わった禅寺で、人も少なく静かでなかなか良い寺だった。以前から一度訪れてみたいと思っていた寺だったので、訪れることが出来て嬉しかった。この黄檗宗は日本に三つある禅宗の一つだということは知っていたけど、江戸時代に入ってきたと言うことは初めて知った。もっと古い時代に伝わったと勝手に思っていたけど、いろいろ新たな発見があるものだ。

境内には普茶料理を食べることもできる。一度は食べてみたいと思うけれど、多分、焼肉とか寿司とかフグとかの方が美味しいんだろうなあ・・・。

【満福寺名物の巨大魚。「かいばん」と言い木魚のルーツらしい。】

【満福寺総門。屋根の反りが独特だ】

【宇治橋を背に紫式部がいた。宇治は今年は大河ドラマ関連で旬の地域のようだ。】

【宇治神社の拝殿。なかなか渋い国宝だ。】

【宇治神社の奥に宇治上神社があった。不思議な建物だ。】


2024年3月1日金曜日

道成寺(2023.3.1)

三月になった。青春18切符が始まった。だったら出かけるか?と久しぶりの出撃。とりあえず関西方面に出かけてみた。以前はほとんど気にならなかったけど、最近18切符の時期はJRの混雑が気になる。なんとなく高齢者の18切符利用が増えてきた。と言うより高齢者自体が増えてきたのかもしれない。特に大垣、米原間の関ケ原越えが18切符の難所と言われている。

土日のJRダイヤは米原まで直通運行されるけど、平日はほとんど大垣止まり。ただ唯一、金山7時9分発の普通列車のみ米原行きがある。その7時9分発の普通列車でイイチコ舐めつつ、二度寝を楽しみつつ西に向かう。その後大阪で紀州路快速に乗換、道成寺へ行ってみた。道成寺に向かう理由はほとんどないけど、米原周辺が暗い冬空だったので、和歌山方面に向かえばなんとなく日差しが暖かそうな感じがしたので向かった訳だ。その和歌山周辺は気のせいか日差しが強い感じがした。

「あんちん・きよひめ」がらみの道成寺は私の興味ではなかったけれど、宝物館に展示されてる仏像群は思いの外良かった。特に九世紀との表示のあった千手観音は良かった。九世紀と言えば平安前期。弘仁貞観期的なチョイと神秘的な表情が良かった。

0643勝川、0709金山、0848米原、1023大阪、1200和歌山、1315御坊、1317道成寺着、レストラン雲水1980、釣鐘饅頭920、宝物殿700、1513道成寺発、1533御坊、」1639和歌山、1846尼崎、2107米原

【道成寺】

【道成寺本堂】

【安珍塚、案珍と釣鐘を埋めた塚とあるけど、本当に案珍は黒焦げになったのかなあ・・・。】

【道成寺駅のホームのベンチ。壁に向かって並んでるけど、ここまでする必要があるのかなあ・・・。永平寺の面壁座禅を思い出した。】