午前6時起床。昨夜の雨も上がり気分上々。道の駅にて野菜購入。枝豆150円、ネギ100円。友人へのお土産用の手作り味噌450円。今日はこのまま十日町方面から奥只見、会津を経由して滑川温泉に入る予定。
出発早々、栄村で秋の収穫祭に遭遇。米5キロ2500円、シメジ100円、しいたけ200円を購入。まるで買出しだね。
十日町、小出から田子倉ダムを越え奥只見に入る。昔から何度もこのルートで東北を行き来したが紅葉の時期は初めて。この道は昔、河井継之助の時代、六十里越えと呼ばれていたらしい。河井が実際長岡から会津に逃れたのはこの道ではなくて、これより西の八十里越え。厳しい山道なので1里が10里に相当するので、実際は8里。
いろいろ買出しに励んだ結果、滑川温泉着は17時30分予定とカーナビは言っている。それじゃ暗くなる。最後の山道は暗くなるとうっとうしい。明るいうちに到着を目指し、一生懸命走ることにする。
まじめに走った結果、明るいうちにつきそうだ。 米沢から西栗子トンネルを越え、板谷から滑川温泉への山道に入る。明るいうちに着いてよかった。その理由は、はじめて見る滑川温泉の紅葉。「この綺麗さはなんだろう」と、思うほど美しかった。
特にブナの黄色が目立つ。それが林全体を明るくしている。途中に「峠」という奥羽本線の駅がある。この峠は昔、上杉鷹山が江戸から下るとき米沢を眺めた峠なのかなー・・・。藤沢周平の小説に有ったような無かったような・・・。
ブナ林の紅葉に目を奪われつつ、対向車とのすれ違いに神経を使いつつ、滑川温泉到着。久しぶりの福島屋。これで3回目。以前来たのは一回目が15年ほど前の夏、そして二回目が5年ほど前。その湯治棟は昔のままだった。廊下に置いてある椅子も同じ。石造りの大浴場も昔と同じチョイト白濁した湯に満ちていた。
1泊2500円の料金も同じ。襖一枚隔てた部屋の作りも昔と同じ。昔と違うのは少しサービスが向上している。以前は湯治棟には豆炭のアンカの貸し出し程度のサービスがあっただけだけど朝食、夕食、その他サービスの範囲が向上。
私はその中から朝食1000円(2泊分)、浴衣300円(2泊以上は250円)、豆炭12円を5個を注文。豆炭は共同の台所のガスで火を起こすらしいけどなかなか難しいとかで、宿のオッチャンが火をつけて部屋の隅の箱火鉢に入れてくれた。とても親切でうれしかった。
落ち着いてから、久々の滑川温泉大浴場に漬かった。外は暗くなっている。薄明かりの中、昔と同じ湯があふれている。この温泉は混浴。女性専用の風呂もあるが、多分、この石造りの大浴場が良いのだろう。女性も入ってくる。ただ、入ってくる女性はほとんどそれなりの女性だ。最近テレビで見た「こまどり姉妹」をなぜか思い出す。
夕食には八坂村で自分で打った手打ち蕎麦を食べた。八坂で打った手打ち蕎麦を吾妻連峰の水で茹で、締める。不味いはずはないよねー。
●夕食
枝豆(大量)、金時草の酢の物、野沢菜、かんぴょう巻き、手打ち蕎麦
●宿泊
滑川温泉 (2009.10.18/日)
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