朝5時、なぜか爽やかに目が覚めた。一番安いツーリストの大部屋での仮眠だったが、イビキモンの出現もなく熟睡できた。都井岬を回り込み志布志港入港は8時55分。下船後、バスで鹿児島港南埠頭高速船ターミナルへ所要時間は約2時間。鹿児島港はフェリー、高速船などの発着で賑わっている。広い芝生のスペースもあり、正面に桜島を臨む公園の気配。
屋久島行きの高速船の状況偵察。高速船には「ロケット」と「ホッピーもといトッピー」の二種類がある。両方とも料金は同じ。屋久島まで片道6500円。往復なら11600円。ただしロケットの方は鹿児島-屋久島は11600円なるも、屋久島ー鹿児島はもう少し安かったような気がするけど、面倒なので確認しなかった。とりあえず13:10発のトッピーを予約するも満席。キャンセル待ちとなる。まあ、時間もあるので「いつかは行けるだろう」とのんびり構え、近くのドルフィンポート(新設のショッピングモール)でお寿司とビールを購入、金807円也、安い。日陰のベンチで桜島を眺めつつ昼食。
13時、トッピーに乗るため高速船ターミナルに戻ってみれば、びっくり。大混雑なのだ。この時あらためて、屋久島の現状を再認識。屋久島は現在かなり人気の観光スポットらしいのだ。知らなかった・・・・。キャンセル待ちも正式な席は私の前で終わり。補助席なら乗れるとのことなので、補助席で行くことにする。その補助席は観光バスの補助席程度を想像していたら、飛行機で乗務員が離着陸のとき座ってシートベルトで固定するシート。あんまりだ・・・。
14:58 やっと、宮之浦港着。屋久島には宮之浦と安房の二つの港がある。本当は安房へ着きたかったけど、トッピーの時間が合わなかった。宮之浦港からは路線バスで安房チョイ先の中字下車。前岳荘は道路脇の分かりやすい宿だった。宿で翌日からの行動を検討。宿の女将さんもいろいろ相談に乗ってくれる。検討の結果、まだ山の上はガスが切れず、展望も聞かないため、明日は縄文杉コースに行くことにする。縄文杉コースと言ってもコースタイム10時間。朝4時起きだとか。
とりあえずの一泊二食の宿泊二日分(7350円×2)と昼食の弁当二日分(630円×2)の計15960円支払う。その後、明日以降の行動食とビールなんぞ調達すべく近所を偵察。しかし近くに店はない。宿のニイチャンに店の所在を聞いてみると、1キロほど先に小さな店があると言う。時間もあるので宿のサンダルつっかけその店に向かってみる。、田舎の1キロはけっこう長い。やっと見つけた長井商店。ビールはなかったけど、チョコレート、飴なんぞの甘いもの系行動食を調達。まあ昼食用弁当もあるのでそんなに買うこともないだろう。帰りに雨が降ってくる。「1ヶ月に35日雨が降る」との森光子、もとい林芙美子の言葉を思い出す。(2010.5.13)
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