【加賀屋の夕食、四角のお膳の左手前の和紙の中に口子が入っている】
●加賀屋
出来るだけ安い宿の泊まるのが私の旅のスタイル。素泊まりなら5000円以下。二食付きなら8000円以下。それが基本だ。しかし今回、ひょんなことから日本有数の有名旅館「和倉温泉・加賀屋」に泊まることになった。旅館評価の顧客満足度1位をここ数年連続してキープしているとか、していないとか・・・。
いつも愛用している青春18切符でなくて、特急「しらさぎ」「サンダーバード」を乗り継ぐ正しいオヤジ的観光旅行で和倉温泉駅着は午後2時少し過ぎ。駅前には加賀屋関係マイクロバスが数台待ち構えている。JR利用の泊り客はほとんどこの特急「サンダーバード」で到着するみたい。
そのマイクロに乗り込み、流れの中で加賀屋にチェックイン。可愛いオネエチャンが荷物を持ってくれる。お茶を出してくれる。お菓子も出てくる。抹茶も出る。まさに昨今テレビで紹介される、絵に描いたようなサービスが繰り広げられる。でも、自宅にて炊事、洗濯、掃除に明け暮れる「自立した」(ここ強調)私にとってはきわめて落ち着かない状況。そんな自分の性格が「大物」になれなかった私の人生を象徴しているかもしれない。でも、そんな私の人生、けっこう気楽で気に入っている。
夕食はお約束の蟹も出た。焼き蟹も出た。さらにいわくありげな和紙に包まれた口子も出た。その口子、知識としては知っているものの食べたことは無い。「おお、これが噂の口子か」と感激しつつ口に入れたものの、あまりの小ささに舌先に意識を集中しないと味が分からない。けっきょくほとんど味も分からず、私の口子初体験はあっさり終了となりました。 宿の売店では一辺15センチ、いや18センチ(大きさ自信なし)ぐらいの三角形で3000円~5000円。単位面積あたりのコストはスルメの20倍ぐらいかなー。たぶん二度と食べることも無いだろう。
食後、加賀屋の内部探索。和風ステージ「祭り小屋」(入場無料)では従業員のオッちゃん三人組が民謡を踊っている。「ナンシーなんとか」いうオッちゃんニューハーフの歌謡ショー、パラグアイ出身のペアのラテン音楽と続く。子供のころ良く聞いたラテン音楽に触れとても懐かしかった。トリオロスパンチョスは今どうしているのだろう?
さらに、加賀屋一押しの豪華ミュージックレビュー「雪月花歌劇団」花組公演が隣のシアタークラブ「花吹雪」で行われている。ほろ酔い気分で「祭り小屋」歌謡ショーを満喫した私は、通常ならたぶん行かないだろうこの手のイベントに、「なぜか参加せねばならぬ」と北陸の空気に背中を押され中に入ってしまった。入場料は2000円(ドリンク別)。
舞台では正に宝塚歌劇団と見まごうばかりの絢爛豪華なショーが繰り広げられている。でも、宝塚を見たことが無い私にとって、「宝塚歌劇団と見まごうばかり」とは言いすぎかもしれない。夢のような1時間(もっと長かったかも)も終え、帰り際、ちょっと気になった。「花組」公演ということは「雪組」「月組」もあるのだろうか?
気がつけば夜も11時過ぎている。なんだかんだときわめて日本的、昭和の宴会温泉的、単純なおもてなしに単純に楽しめるようになった自分自身を発見した、楽しく癒された旅だった(2011.3.5)。
出来るだけ安い宿の泊まるのが私の旅のスタイル。素泊まりなら5000円以下。二食付きなら8000円以下。それが基本だ。しかし今回、ひょんなことから日本有数の有名旅館「和倉温泉・加賀屋」に泊まることになった。旅館評価の顧客満足度1位をここ数年連続してキープしているとか、していないとか・・・。
いつも愛用している青春18切符でなくて、特急「しらさぎ」「サンダーバード」を乗り継ぐ正しいオヤジ的観光旅行で和倉温泉駅着は午後2時少し過ぎ。駅前には加賀屋関係マイクロバスが数台待ち構えている。JR利用の泊り客はほとんどこの特急「サンダーバード」で到着するみたい。
そのマイクロに乗り込み、流れの中で加賀屋にチェックイン。可愛いオネエチャンが荷物を持ってくれる。お茶を出してくれる。お菓子も出てくる。抹茶も出る。まさに昨今テレビで紹介される、絵に描いたようなサービスが繰り広げられる。でも、自宅にて炊事、洗濯、掃除に明け暮れる「自立した」(ここ強調)私にとってはきわめて落ち着かない状況。そんな自分の性格が「大物」になれなかった私の人生を象徴しているかもしれない。でも、そんな私の人生、けっこう気楽で気に入っている。
夕食はお約束の蟹も出た。焼き蟹も出た。さらにいわくありげな和紙に包まれた口子も出た。その口子、知識としては知っているものの食べたことは無い。「おお、これが噂の口子か」と感激しつつ口に入れたものの、あまりの小ささに舌先に意識を集中しないと味が分からない。けっきょくほとんど味も分からず、私の口子初体験はあっさり終了となりました。 宿の売店では一辺15センチ、いや18センチ(大きさ自信なし)ぐらいの三角形で3000円~5000円。単位面積あたりのコストはスルメの20倍ぐらいかなー。たぶん二度と食べることも無いだろう。
食後、加賀屋の内部探索。和風ステージ「祭り小屋」(入場無料)では従業員のオッちゃん三人組が民謡を踊っている。「ナンシーなんとか」いうオッちゃんニューハーフの歌謡ショー、パラグアイ出身のペアのラテン音楽と続く。子供のころ良く聞いたラテン音楽に触れとても懐かしかった。トリオロスパンチョスは今どうしているのだろう?
さらに、加賀屋一押しの豪華ミュージックレビュー「雪月花歌劇団」花組公演が隣のシアタークラブ「花吹雪」で行われている。ほろ酔い気分で「祭り小屋」歌謡ショーを満喫した私は、通常ならたぶん行かないだろうこの手のイベントに、「なぜか参加せねばならぬ」と北陸の空気に背中を押され中に入ってしまった。入場料は2000円(ドリンク別)。
舞台では正に宝塚歌劇団と見まごうばかりの絢爛豪華なショーが繰り広げられている。でも、宝塚を見たことが無い私にとって、「宝塚歌劇団と見まごうばかり」とは言いすぎかもしれない。夢のような1時間(もっと長かったかも)も終え、帰り際、ちょっと気になった。「花組」公演ということは「雪組」「月組」もあるのだろうか?
気がつけば夜も11時過ぎている。なんだかんだときわめて日本的、昭和の宴会温泉的、単純なおもてなしに単純に楽しめるようになった自分自身を発見した、楽しく癒された旅だった(2011.3.5)。
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