【石切神社参道商店街。若いオナゴは占い好き。】
【枚岡神社。向かって右手奥に梅林あり。3月1日梅花祭。梅林から春霞の大坂の町を見下ろすのはオツなもの】
●帯解寺
三週間前、桜井近辺の古墳巡り(近鉄てくてくマップの【伊勢参宮本街道5】「天理の町並みから古墳巡りコース」)が面白かったので味をしめ、今回はその続編。奈良から天理までの【伊勢参宮本街道4】ならまちから帯解コースへ行ってきた。
今回は高速バス事情も調査すべく、名鉄バスセンターから高速バスにて奈良まで行くことにした。前日、ネットで確認したところ、朝一番のバスは7時50分名鉄バスセンター発、近鉄奈良駅着は10時20分。乗車時間2時間半。料金片道2500円。往復なら4000円。恒例の大阪居酒屋での打上げ計画もあるので、往路だけ高速バス。復路は近鉄格安チケット(3200円)の往復5700円での出撃作戦。
6時起床で7時50分のバスセンターに行ってみれば、びっくり。朝からかなりの混雑なのだ。奥には日帰りバスツアーの集合場所もあるらしく、なかなかにぎやかな風情。昨今の「不景気、不景気」との巷の空気とは異なるお気楽ムード。でも「格安」とのキーワードが覆いかぶさっていることは否めない。
否めないけど、160円の麒麟端麗生と150円のおつまみセットを購入後、バスに乗車。バスはほぼ満席。どうしても行きたい場合は予約したほうがいいかもしれない。朝から一杯引っ掛けつつ、東名阪の車窓を眺める。藤原岳、竜ヶ岳が白い。御在所、鎌が岳の雪は消えつつある。気分上々、睡魔が襲ってくる。自分で運転しないことがこんなに気分の良いものだとは・・・、極楽極楽。
気が付けばバスは名阪国道天理インターを降りている。もっと乗っていたいけど、10時50分、30分遅れで近鉄奈良駅に到着。とりあえず「てくてくマップ」に従って興福寺方面へ歩き出す。北円堂、南円堂、猿沢池、ならまち・・・、人ごみの間を歩きながら天理を目指して南下する。ならまちを過ぎると人は急に減る。コースはまさに「街道」の風情。両側に古風で立派な家が多い。しかし、車の通行が多いのには閉口する。奈良市街の厳しい交通事情からこのコースも抜け道として使われているのであろう。
寄り道しつつ、12時ごろ、今回のコースのハイライト「帯解(おびとけ)寺」に到着。「帯解寺」に関しては、以前より「なんと色っぽい名前なんだろう」、との不謹慎な気分で気になっていた。その名前からなのか「安産・求子」で有名な寺らしい。お寺の本堂に靴を脱いで参拝者があがって行く。私も同様に上がって見れば、ほとんどが「安産・求子」の若いカップル。限りなくその方面に縁の無い私としては、ちょっと戸惑いつつ、そそくさと引き下がった。
そそくさと引き下がったものの、腹だけはへってきた。途中、「平宗」で購入した柿の葉寿司を境内のベンチで食べる。柿の葉寿司は鮭や鯛じゃなくて「鯖」が美味しいねえ。何でだろう?脂が違うのだろうか・・・?。
帯解寺からコースの後半に入る。特段の見所も無いま名阪国道の下をくぐり、天理の市街に入る。天理市内には天理教の詰所が多い。四・五階建てのマンション風施設に切妻屋根が乗っている。鎌倉の禅寺の建築様式を唐様と呼ぶごとく、後世、これらの建築スタイルを天理様と呼ぶのかも・・・。
今回のコースはさしたる見どころも無く、あっさり終了。打上げ宴会予定の南田辺の居酒屋「スタンドアサヒ」の開店時間の5時にはまだまだ時間があるので、時間つぶしに、これまた今まで気になっていた石切神社へ行くことにする。
●石切神社
噂には聞いていたけど石切神社の参道はインパクトがあった。近鉄奈良線石切駅からぐんぐん坂道を下る。大阪の町が眼下に広がる。見下ろした大坂の街は春霞の中にニョキニョキ高層ビルが林立。最近、橋下知事が頻繁に語る危機的経済状態なんぞの気配は微塵も無い。
下るに従い人が多くなる。近鉄奈良線石切駅に戻る人は少ないだろうと思わせるほどの急坂が続く。従って一番下の石切神社に人が集まるのかも。その参道の両側には「占い」の店が多数。これだけ多くの占い関係の看板を見たのは初めての経験だ。その占いの間に「赤マムシ」なんぞの看板も発見。さらに今流行のB級グルメ関連店も多数。
この雑多な、「現世利益」を追求しつくす感性、これこそ大坂の文化だ。「でんぼ」の神様、石切神社の本殿前にはお百度参りの老若男女が満ち溢れている。「でんぼ」から拡大して「がん関連」にも霊験るとの記述をインターネットで見つけたけど、本当かなー・・・。この溢れる活気、「まさに関西の息吹」と、感じたけど、こんな感じ他にも見たぞ。そーだ「お千代保稲荷」もこんな感じだった。
歩きつかれて、近鉄奈良線石切駅に戻る気分にもならず、枚岡神社へ寄ってから石切駅から二つ大坂寄りの枚岡駅から近鉄に乗ることにする。枚岡神社は河内国一之宮だとかで、石切神社とは対極にあるような静かで厳かな神社だった。その奥の枚岡梅林の梅もちょっと早かったけど眼下に大坂の町を望みつつナカナカ綺麗に咲いていた。
帯解寺、石切神社、枚岡神社と今回は良く歩いた。その結果、夕方5時の「スタンドアサヒ」の開店に15分遅れ、満員で入れなかった。開店15分で満席になる居酒屋ってどーよ!
次候補の上本町「ほてい寿司」も満員。第三候補も全席予約。どうなっているの?と嘆きつつ、打上げ宴会難民となりました。とはいうものの、何とか打上げのビールに有りつき、7時33分上本町発の近鉄特急で10時チョイ前名古屋着。(2011.02.26)
●主な出費
・ 高速バス(名古屋-奈良):2500円
・ 柿の葉寿司(平宗)8個入り:1100円(ぐらい)
・ 打上げ宴会(一人):3500円(ぐらい)
・ 近鉄(大坂-名古屋):3200円
●帯解寺
三週間前、桜井近辺の古墳巡り(近鉄てくてくマップの【伊勢参宮本街道5】「天理の町並みから古墳巡りコース」)が面白かったので味をしめ、今回はその続編。奈良から天理までの【伊勢参宮本街道4】ならまちから帯解コースへ行ってきた。
今回は高速バス事情も調査すべく、名鉄バスセンターから高速バスにて奈良まで行くことにした。前日、ネットで確認したところ、朝一番のバスは7時50分名鉄バスセンター発、近鉄奈良駅着は10時20分。乗車時間2時間半。料金片道2500円。往復なら4000円。恒例の大阪居酒屋での打上げ計画もあるので、往路だけ高速バス。復路は近鉄格安チケット(3200円)の往復5700円での出撃作戦。
6時起床で7時50分のバスセンターに行ってみれば、びっくり。朝からかなりの混雑なのだ。奥には日帰りバスツアーの集合場所もあるらしく、なかなかにぎやかな風情。昨今の「不景気、不景気」との巷の空気とは異なるお気楽ムード。でも「格安」とのキーワードが覆いかぶさっていることは否めない。
否めないけど、160円の麒麟端麗生と150円のおつまみセットを購入後、バスに乗車。バスはほぼ満席。どうしても行きたい場合は予約したほうがいいかもしれない。朝から一杯引っ掛けつつ、東名阪の車窓を眺める。藤原岳、竜ヶ岳が白い。御在所、鎌が岳の雪は消えつつある。気分上々、睡魔が襲ってくる。自分で運転しないことがこんなに気分の良いものだとは・・・、極楽極楽。
気が付けばバスは名阪国道天理インターを降りている。もっと乗っていたいけど、10時50分、30分遅れで近鉄奈良駅に到着。とりあえず「てくてくマップ」に従って興福寺方面へ歩き出す。北円堂、南円堂、猿沢池、ならまち・・・、人ごみの間を歩きながら天理を目指して南下する。ならまちを過ぎると人は急に減る。コースはまさに「街道」の風情。両側に古風で立派な家が多い。しかし、車の通行が多いのには閉口する。奈良市街の厳しい交通事情からこのコースも抜け道として使われているのであろう。
寄り道しつつ、12時ごろ、今回のコースのハイライト「帯解(おびとけ)寺」に到着。「帯解寺」に関しては、以前より「なんと色っぽい名前なんだろう」、との不謹慎な気分で気になっていた。その名前からなのか「安産・求子」で有名な寺らしい。お寺の本堂に靴を脱いで参拝者があがって行く。私も同様に上がって見れば、ほとんどが「安産・求子」の若いカップル。限りなくその方面に縁の無い私としては、ちょっと戸惑いつつ、そそくさと引き下がった。
そそくさと引き下がったものの、腹だけはへってきた。途中、「平宗」で購入した柿の葉寿司を境内のベンチで食べる。柿の葉寿司は鮭や鯛じゃなくて「鯖」が美味しいねえ。何でだろう?脂が違うのだろうか・・・?。
帯解寺からコースの後半に入る。特段の見所も無いま名阪国道の下をくぐり、天理の市街に入る。天理市内には天理教の詰所が多い。四・五階建てのマンション風施設に切妻屋根が乗っている。鎌倉の禅寺の建築様式を唐様と呼ぶごとく、後世、これらの建築スタイルを天理様と呼ぶのかも・・・。
今回のコースはさしたる見どころも無く、あっさり終了。打上げ宴会予定の南田辺の居酒屋「スタンドアサヒ」の開店時間の5時にはまだまだ時間があるので、時間つぶしに、これまた今まで気になっていた石切神社へ行くことにする。
●石切神社
噂には聞いていたけど石切神社の参道はインパクトがあった。近鉄奈良線石切駅からぐんぐん坂道を下る。大阪の町が眼下に広がる。見下ろした大坂の街は春霞の中にニョキニョキ高層ビルが林立。最近、橋下知事が頻繁に語る危機的経済状態なんぞの気配は微塵も無い。
下るに従い人が多くなる。近鉄奈良線石切駅に戻る人は少ないだろうと思わせるほどの急坂が続く。従って一番下の石切神社に人が集まるのかも。その参道の両側には「占い」の店が多数。これだけ多くの占い関係の看板を見たのは初めての経験だ。その占いの間に「赤マムシ」なんぞの看板も発見。さらに今流行のB級グルメ関連店も多数。
この雑多な、「現世利益」を追求しつくす感性、これこそ大坂の文化だ。「でんぼ」の神様、石切神社の本殿前にはお百度参りの老若男女が満ち溢れている。「でんぼ」から拡大して「がん関連」にも霊験るとの記述をインターネットで見つけたけど、本当かなー・・・。この溢れる活気、「まさに関西の息吹」と、感じたけど、こんな感じ他にも見たぞ。そーだ「お千代保稲荷」もこんな感じだった。
歩きつかれて、近鉄奈良線石切駅に戻る気分にもならず、枚岡神社へ寄ってから石切駅から二つ大坂寄りの枚岡駅から近鉄に乗ることにする。枚岡神社は河内国一之宮だとかで、石切神社とは対極にあるような静かで厳かな神社だった。その奥の枚岡梅林の梅もちょっと早かったけど眼下に大坂の町を望みつつナカナカ綺麗に咲いていた。
帯解寺、石切神社、枚岡神社と今回は良く歩いた。その結果、夕方5時の「スタンドアサヒ」の開店に15分遅れ、満員で入れなかった。開店15分で満席になる居酒屋ってどーよ!
次候補の上本町「ほてい寿司」も満員。第三候補も全席予約。どうなっているの?と嘆きつつ、打上げ宴会難民となりました。とはいうものの、何とか打上げのビールに有りつき、7時33分上本町発の近鉄特急で10時チョイ前名古屋着。(2011.02.26)
●主な出費
・ 高速バス(名古屋-奈良):2500円
・ 柿の葉寿司(平宗)8個入り:1100円(ぐらい)
・ 打上げ宴会(一人):3500円(ぐらい)
・ 近鉄(大坂-名古屋):3200円
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