2011年4月17日日曜日

花見(苗代から薄墨)

【苗代桜は満開】
 先週、開花直後の状況だったけど、一週間で満開を過ぎた。まだ落花盛んとの状況ではないけどね。この、苗代桜は下の枝から咲き始める。その下の枝に開花した桜はすでに散り始めていた。

 駐車場はかなりの車が入っているけど、まだまだ余裕がある。この手の地方の一本桜では宴会する人も少なく、桜見物も30分もかからない。そんな訳で駐車場の車もどんどん循環。気分良く桜を楽しむことが出来る。

 駐車料金300円。村人総出の交通整理。そのオッちゃんいわく「今年の駐車料金は東北へ義援金として送る」
 なかなか良い話だねー。基本的に駐車料金を払うことが嫌いな私も、気分良く300円払うことが出来た。

 気分良く駐車料金を払うことが出来たから言うのではないけれど、今年の苗代桜は昨年より、良かった。勝手的満足度としては「レベル5」を認定。




 【苗代桜が咲くと田植えの準備】

【苗代桜駐車場横の斜面にカタクリの群生発見】


【嶽見桜は満開。今のところ今年最高の桜だ】
 金山から県道58号関金山線(コブシ街道)を関に向かう。15分ほど走ると右手前方の山の上にかなりピンクがはっきりした桜が見えた。只者でない存在感だ。昨年はそんなに感じなかったけど、今年は特に美しい。

 一週間前にはまだ開花もしてなかったけど、この一週間で満開になった。今年はほとんどの桜が昨年に比べ一週間から10日遅い。桜はその開花時期を特定するのが難しい、さらに、見る時の天候、日差しの向き、空気の感じ、そして見る人(私)の気分、その他花の美しさに影響を与える要素が多岐にわたる。そのため、その時々により評価が異なる。今回の嶽見桜の勝手的満足度は「レベル6」。今のところ今年最高の評価だ。


 嶽見桜はかって美濃から高山に向かう「飛騨街道」の袋坂峠の峠の桜として有名だったらしい。その峠には茶屋もあったし、正面には御岳も望むことが出来る。この峠を登りきった旅人が、この時期、この桜越しに御岳を望んだ時、どれぐらい感激しただろうか・・・。

 この桜の根元には萱か藁かそんな枯れ草で覆われていた。地元のオッちゃんいわく「年に数日、この桜の手入れに地元住人で勤労奉仕」。スバラシイ。駐車場無料、交通整理、特設茶店、年に1日だけのライトアップも地元オッちゃん連中のボランティア。ちなみに今年の年1回のライトアップは前日の4月16日(土)だったとか。

 こんな手作りの桜祭り運営にも好感が持てる。いつまでもこのような雰囲気が続くことを祈っている。

【この桜の横にはかって峠の茶屋があった】
【実際には白い御岳が遠望できるが写真に写らない】



【地域の方が一年に一度だけ開く茶屋】
【缶ビール、ワンカップあるも車につき飲めず。クヤシイ!】


 【薄墨桜。今年も人は多い】
 嶽見桜から関の鰻屋「孫六」で鰻弁当を調達し、国道418号で武芸川町から根尾薄墨桜へ向かう。この時期、本巣からのルートは混雑するだろうとの想像から、このルートでアプローチするものの、本巣ルートが混んでいるのかどうか実態は分からない。

 樽見駅横にはなぜか無料の駐車場がある。そこに車を止め、樽見駅の脇から歩薄墨桜へ向かう。根尾川を渡るときその上流方面に白いなだらかな山が見える。たぶん能郷白山だと思う。

 駐車場から徒歩15分程度。ちょっとした坂を上ったところに薄墨桜はある。満開だ。人が多い。こんな多くの人に四方八方から眺められたら桜もストレスが多かろう、と、気の毒に思われるほどのひとの多さだ。午後の逆光で見る薄墨桜は春霞、スギ花粉、人々の歩く砂埃、などに霞んで「もやーっ」としていた。

 それやこれやで、私の勝手的満足度としては「レベル4」(最大はレベル7)としておこう。


【樽見線もほぼ満員】

【樽見駅の駐車場】
【一般の駐車場は500円(近)、300円(遠)】

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