【大野寺のシダレザクラ】相変わらず元気なシダレザクラだ
榛原近辺には桜の古木が多い。毎年、この大野寺、又兵衛桜、仏隆寺の桜をチェックしているが、この大野寺の桜は特に元気だ。人間で言えば二十歳前後の若い娘の気配だ。
寺の脇にはメインの「小糸のシダレザクラ」以外にもいろいろな種類の桜、モクレン、コブシ、レンギョウ、ユキヤナギ、、、、、など春の花が満開だ。
【天益寺遠望】
【又兵衛桜は満開】
【榛原からシャトルバスも運行されている】
【1時間に1本ぐらいか】
【大宇陀かぎろい公園】
【東(ひむがし)の野にかぎろいの立つ見えて かへり見すれば月かたぶきぬ】
【大宇陀旧家の桜】
又兵衛桜近くに駐車場は多い。一方通行の交通規制も実施されている。そのせいか、流れるように順調に花見はできる。でも、花見においてはそんな流れるような行動になにか違和感を感じる。花見は仕事ではないもんねえ・・・。
というわけで、車は又兵衛桜から1.8キロ手前の阿騎野・人麻呂公園の駐車場に止め、春の暖かい風に吹かれつつ、歩いて又兵衛江桜に向かった。これで500円の駐車料も節約となる。
その前に天益寺を望む田んぼの脇に車を止め写真を撮る。この天益寺の桜が又兵衛桜の親木との話だ。さらに、後で向かう大宇陀旧家の桜は又兵衛桜の子供との話。この地域の歴史の古さが感じられる。
又兵衛桜は満開だ。でも、やっぱり昔に比べて元気がない。近くで見ると花の数も大きさも数年前に比べると若干貧層だ。周囲の人間の思惑にへそを曲げているような気がしなくもない。
又兵衛桜の帰りに「大宇陀かぎろい公園」に寄ってみた。今を去ること10年以上前、大峰方面へ山登りに来た時、駐車場でビバークした経験がある。当時より数段整備も行きとどきなかなか気分の良い公園だ。桜も咲いている。
【仏隆寺】蕾まだ固し
仏隆寺は彼岸花で有名だけど、「桜の古木もある」と聞いたのは数年前のことだった。昨年やっと咲いたところを見たけれど、夕方遅くなってしまいゆっくり見ることができなかった。でも、夕闇に浮かぶ白い花はとても幻想的だった。
そんな訳で、今年こそ、じっくり見たいものだ。でもまだ蕾は固い。又兵衛桜より10日ほど遅い感じがする。と、言うことは、今年の見ごろは4月21日と言うことか。そのころ再出撃したいと思う。ただし駐車場(無料)は狭い。
【長谷寺】何が満開か知らないけれど、とりあえず花の見頃と思う
今を去ること、何十年も前、私が本当に紅顔の美少年だったころ、最初に訪れた寺が長谷寺だった。両親に連れられ「ボタンの長谷寺」と「シャクナゲの室生寺」。それが高校生だった私に重大な影響を及ぼしたことは間違いない。
その後、「花の長谷寺」などとのキャッチコピーにチョイと横を向き、花の時期に長谷寺を訪れることを避けていたけど、今回、素直な気持ちで帰りに寄ってみた。結論を言えば、「花の長谷寺」は嘘でなかった。
春ののどかな空気に包まれ、桜、モクレンなどの花々と堂塔が遥か彼方までの望まれる。ゆったり巡る回廊もなかなかシブイ。その両脇には花芽をつけたボタンが元気だ。またボタンの時期に訪れたい。
お寺の前には参拝客への門前町が広がっていて、各店を覗くのも楽しい。小腹もすいたのでとろろ丼とビールの昼食。酔いがさめるまで駐車場の車で熟睡。気がつけば日差しも傾いてきた。開いた車の窓から桜の花びら。
拝観料:500円
駐車場:500円
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