明るくなった。目が覚める。時間は5時半。目が覚めた途端にオシッコ。しかしここのコインパーキングにはトイレが無い。前夜、偵察済みの中島閘門近くのトイレに転進。この中島閘門は朝のコーヒーを飲むのに最適と、昨夜から考えていた場所だ。
富山駅の北側(海側)の運河にある、なかなか雰囲気のある場所だ。付近は富岩運河環水公園として整備されている。当然、綺麗なトイレもある。朝のこの時間帯、散歩する人がチラホラ。車の中でコーヒーいれ、バナナと昨夜のどの渇きで発作的に購入した「涼風あんみつ」の朝食をベンチで食べる。今日も天気は良さそうだ。
朝食後、出来る限り富山湾に沿って、氷見を目指す。途中、「海王丸パーク」の標識発見。海王丸が新湊に保存されていることを思い出し、海王丸パークへ向かってみる。新湊から海王丸パークあたりはとても綺麗に開発され車中泊の適地が多い。当然、綺麗なトイレ、ベンチ、芝生、護岸なんぞもある。巨大な橋も建造中。その能書きに「この橋が出来れば海王丸パークへのアクセスの利便性が高まる」との表示もある。
車中泊にはまっている私にとって、こんな港湾整備はありがたいけど、本当に必要なのかなー・・・?と、ちょっと複雑な気分であった。
昨夜は温泉に入らなかったので、氷見温泉に向かう。目指すは指崎温泉「さっさきの湯」地元的な共同浴場。カーナビにセットして一発で到着。しかし、第二第四水曜日は休み。仕方が無いので近くの「民宿いけもり」で汗を流す。入浴後、木陰に車を止め缶ビールを飲み、昼寝。ときおり窓を吹き抜ける風が心地良い。
その後、氷見から富山湾を右に見て北上。天気は良いものの立山連峰は霞の中。七尾へ向かう。ここでの目標は七尾城跡に行くことだ。七尾城は行ったことは無いけどちょっとした思い入れがある。私が子供のころ(中学生ぐらいかな?)オヤジが詩吟のレコードを買ってきて、上杉謙信の漢詩を聞いたことがあった。その時、
「シモ~オ~オ~~ワア~~・・・、グンエイニイ~ミチテ~エ~エ~エ~」(以下略)
の節が頭に残り、今でも離れない。その漢詩は今でも吟ずることが出来る。そんな七尾城を見てみたいと思っていた。しかし、子供のころの記憶力は素晴らしいね。現在では聴いた歌を口ずさむことはほとんど出来ない私です。寂しいものだ。
七尾城は標高300m。巨大な山城だ。ガイドブックに日本三大山城との記載もある。残り二つは何処なのか確認してないけど、小谷城跡、岩村城跡と比べても桁違いに素晴らしい(個人的見解)。野面積の石垣の状態も良く、本丸から望む七尾の町も素晴らしい。
この七尾城は石動山地(だっけ)の末端で、「昔は七尾城から津幡まで300もの寺があった」と、地元の古老から聞いた話。
私の場合、車中泊と温泉はワンセット。今夜は温泉に入らねばならぬ。固い決意で和倉温泉へ向かう。いままで知らなかったけど「総湯」との表示発見。外目には素晴らしい建物だ。恐る恐る料金を聞いてみる。受付のオネエチャン、「420円」です。すぐに車に入浴セットを取りに帰り入浴。良い風呂だった。
温泉でたまたま出合ったジイチャンから聞いた話では、総湯は1年半ほど前に出来た施設で、七尾市から補助を貰って作ったとか。湯量豊富、掃除も行き届き、サウナもある。素晴らしい温泉だった。これで420円は信じられない。今後、能登徘徊の拠点としたい。
その後、七尾の町に戻り、能登食祭市場(道の駅)駐車場で本日の行動停止。海を眺めたり、七尾の町を徘徊したり、加賀屋七尾店で夕食したりして充実の一日であった。(2012.06.27。車中泊22)
◆行動記録
5:30起床
6:00中島閘門(朝食、バナナ 涼風あんみつ コーヒー)
7:00行動開始
8:00富山新港(展望台)
10:00氷見フィッシャマンズワーフ
11:00指崎温泉民宿いけもり(500円)
13:00行動開始
14:30七尾城跡
16:00和倉温泉総湯(420円)
17:30能登食祭市場
18:30加賀屋(能登食祭市場2F)
海鮮あぶり丼、ビール(2400円)
20:30車に帰還
【中島閘門】
【富山新港には展望台もある】
【海王丸】
【海王丸パークから望む巨大橋】
【何でこんな巨大構造物が必要なんだろう?】
【不思議だ】
【七尾城跡の三段の野面積み石垣】
【七尾城跡下部。渋い】
【七尾城本丸跡からは町と湾が望める】
【七尾・能登食祭市場】
【和倉温泉・総湯】
【能登食祭市場2Fの加賀屋七尾店・海鮮あぶり丼】
【1800円】
【夜の道の駅】
【能登食祭市場で食料調達後、ここで食べるのも良いかもね】
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