GWも終盤戦。各地の高速は渋滞しているらしい。でも天気は良いので何処ぞに行かねばならぬ。じゃ、電車で近場へ行くか?てな感じで、近鉄電車で松阪へ出かけてみた。名古屋から約1時間半で松阪駅着。JRと近鉄が同じ改札内に同居する珍しい駅だ。
駅を出て観光案内所で情報収集。松坂城、本居宣長旧宅、御城番屋敷を回り、最後に松阪肉のすき焼きを食べるのがお決まりのコースらしい。松阪肉といえば和田金だ。名前だけは知っている和田金。高いらしい。
常々、280円の吉野家の牛丼を愛用している私としては、普通なら考えることもなく飲食候補の対象外となるところだったけど、今年の異常気象の影響か、爽やかな五月の風に誘われたのか、和田金に入ってしまった。「還暦も過ぎ、和田金に入れないなんてどうよ?」と、強気の私だったのです。
靴を脱ぎ、座敷に上がり、仲居さんがメニューを持ってきた。すき焼きコース、(松)15800円、(竹)13800円、(梅)10800円。仲居さんの説明では値段の違いは肉の部位の違いで、すべてのコースは肉130グラム、厚めの肉2枚。勢いで和田金にあがった私は若干逆上気味。(松)を注文しかけたけど、同席した友人が竹にして肉を追加したらどうか?との冷静な提案。
仲居さんを横に二人で熟考数分。(竹)と追加肉一人分の肉の総量一人195グラムと決定。現役時代、仕事上の重大決定をするより慎重かつ大胆な意思決定であった。コースの牛肉タタキなんぞを摘みながらビールを飲みつつ、待つこと数分。松阪牛が登場した。
和田金のすき焼きは炭火の上に置いた鉄鍋に牛脂を薄く引き、肉を2枚敷き詰め、砂糖をまぶし、醤油を振りかけ、色が変わったら卵に潜らせすぐに食べる方式。食べること以外はすべて仲居さんがやってくれる。初めて噛んだ和田金の肉、一口目は素晴らしく美味かった。
私の場合、一枚が大きいので一枚を三口ぐらいで食べる。最初の一枚を食べた後、野菜(煮えやすいタマネギなど)を食べ、二枚目に突入。二枚目を三口で食べ、シイタケ、豆腐など味のしみにくい野菜を食べる。その後、追加の肉を食べ、ご飯、味噌汁、漬物、デザートで終了。
初めての和田金だったけど、とりあえず美味しかったとだけは言っておこう。しかし、最初の一口目の美味しさが、食べ進むにしたがって小さくなってくるのが不思議だった。最後は、お腹一杯。追加の肉は不要だったかもしれない。
松阪の町はお城を中心に古いものが良く残っていて、日帰り散策には良い所だ。再度、松阪城近辺を徘徊し、次回は「一升びん」の回転焼肉の打ち上げを考えている。(2013.5.5/日)
◆情報
・近鉄(名古屋-松坂): 1230円(特急使わず)
・和田金(竹コース) :13800円
・和田金(追加肉二枚): 9800円
・和田金(ビール) : 750円
・和田金(サービス料): 10%
【松阪城はなかなか良い】
【松阪城から街を望む。松阪の街には高い建物がない】
【本居宣長旧宅の宣長の部屋は向かいの外から眺めることになる】
【松阪城の藤棚】
【松阪城のすぐ横にある御城番屋敷。重要文化財だけど賃貸物件でもあるらしい。家賃は月8万円程度。耐震補強、シャワートイレの改修済みとのこと】
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