2014年10月30日木曜日

刈込池(2014.10.30)

刈込池は紅葉の名所らしい。数日前のテレビでも紹介されていた。今年の紅葉は特に美しいとか。だったら行かねばならぬ。と言う訳で出かけてみた。登山口の上小池は平日にもかかわらず車が多かった。駐車場の手前から路上駐車の車が溢れる。退職した元気な高齢者が大挙して押しかけている気配。最近は平日も週末も同じような混雑だね。

別に山に登る意識も無く、単なる紅葉ドライブのつもりで上小池に着いたけど、様子がチョイと違う。駐車場から刈込池まではけっこう遠いようなのだ。「刈込池登山」とのプレートをつけたツアーバスも駐車場に止まっていた。集まっている人も山支度の人が多い。なんの装備も無く、水も行動食も無いけどとりあえず池に向かって歩きだす。登り始めの石段の道はけっこう急だ。一汗かいて池に着いた。紅葉は盛りを過ぎていたけど静かで良い池だ。池の背後の三の峰が美しい。

「刈込池には初めて来る」と思っていたけど、友人から昔、一緒に行ったとの話。しかし、何の記憶も無い。今まで各地の山へ登っているけど、記憶はどんどん薄れていく。イカンナー・・・。山に登る意味って何なんだろう?そんなことを感じつつ、この記録を残している。

◆行動記録
 7:30 加子母発
 8:45 せせらぎ街道(56キロ)
 9:00 磨墨の里(73キロ)
10:30 道の駅九頭竜(137キロ)
12:00 上小池(176キロ)
12:30 登山開始
13:10 刈込池
14:10 駐車場
14:30 鳩が湯
15:30 道の駅九頭竜
16:00 発
17:15 郡上八幡(266キロ)
18:30 下呂温泉・幸の湯(315キロ)

【鳩が湯を過ぎると三の峰が見える】

【刈込池からの三の峰】

【池の周囲は人多し】

【紅葉は盛りを過ぎていた】

【ブナの林は明るい】

2014年10月21日火曜日

芋車(2014.10.21)

里芋は別名「小芋」とも呼ばれる。親芋の周りについた小さな芋が美味しい。しかし、その小さな芋の皮をむくのはなかなか難しい。里芋の産地越前大野では小さな水車のような箱を流水に回し、その中の芋をゴロゴロ掻き回しつつ皮をむく「芋車」なるものがある。

私もその芋車が欲しい。しかし、それを回す水流が無い。なんとかサトイモの皮を上手く剥けないものか?ことあるごとに思い巡らしていたけど、突然一つのアイディアが降りてきた。

電気ドリルの先に煙突掃除のタワシ部分をセットしバケツに入れた小芋を掻き回したらどうだろか?結論としては良い感じ。とりあえず成功したかもしれない。この煙突掃除のスチールタワシに行き着くまで、いろいろ試行錯誤。けっこう苦労したことを付け加えます。

【ブラシと電動ドリルの間が離れているのがポイントだ。しかし、ずっとドリルを持っているのはけっこうシンドイ。この方式をさらに改善したいと考えている。】

2014年10月19日日曜日

鳩吹山・孫と登山(2014.10.19)

今日も天気が良い。以前から予定していた孫との登山だ。行き先は鳩吹山。孫と山に登るのはこれが二回目。前回は孫が3歳のときで、途中で「抱っこ」となってしまった。そして翌日熱を出したようだ。今回は5歳。最後まで歩けるかどうか心配したけど、すれ違う大人たちに「凄いねー」「頑張ってね」などの言葉に励まされ、無事登山を終えることが出来た。連れて行った私としても、ホッと一安心。

◆行動記録
11:10 大脇登山口
      小天神休憩舎(昼食)
      山頂(休憩)
13:45 大脇登山口下山

【鳩吹山山頂から少し戻った地点から望む木曽川が一番良いかもしれない】

2014年10月18日土曜日

鳩吹山・栗栖遊歩道(2014.10.18)

今日も天気が良い。ほかにやる事も無いので鳩吹山へ出かけてみた。前回の出撃で鳩吹山にはいろいろなルートがあることを知った。今回は鳩吹山から栗栖遊歩道を下り桃太郎神社から犬山遊園まで歩いた。このルートは展望も良く、変化の多い楽しい道だった。

◆行動記録
11:00 春日井発
12:00 大脇登山口
12:30 小天神展望台
13:00 山頂休憩舎
14:00 北回りコース栗栖分岐
14:50 栗栖遊歩道川平口
15:30 桃太郎神社
16:30 犬山遊園
17:00 車回収

【栗栖遊歩道からは足元に木曽川が見下ろせる。冬、木の葉が落ちればもっと迫力のある景観が望めると思う】

【栗栖の集落からは猿啄城が見えた】

【桃太郎神社には昭和レトロの茶店が開いてた。でも一軒だけだけど・・・。】

【夕陽を背に犬山城が見える】

2014年10月17日金曜日

鳳来寺山(2014.10.17)

天気が良い。ふと思い立って鳳来寺山へ出かけてみた。鳳来寺山は子供の頃から名前だけは知っていたけど、まだ訪れたことはない。長い石段があるらしい。「石段好き」の私としては一度はいってみたいと思っていた。

今から20年以上前、山の仲間に三河方面の人間が多く、この方面への出撃は多かったけど、最近はご無沙汰だ。道路事情の関係で、距離の割りに時間がかかる。朝8時チョイ過ぎに家を出て、100キロも走らないけど鳳来寺山の登山口に着いたのは12時になっていた。まあ、アチコチ寄り道はしてたけど・・・。

登山口のレストランで山菜そばの昼食後、石段を登り始める。古い割りにしっかりした石段が延々と続く。適当な段差でとても歩きやすく、優しい石段だ。杉の枝をすり抜ける木漏れ日が気持ち良い。石段を登りつつ、この鳳来寺山の石段を私の現時点で知りうる「日本三大石段」の一つに認定したい。他の二つは「山形の羽黒山」「熊野の神倉神社」だ。

鳳来寺は紅葉の名所でもあるらしい。11月1日から紅葉祭りが開催されるらしい。下山後の湯谷温泉「鳳来ゆうゆうありーな」で出会ったオッチャンは「紅葉は11月23日がベスト」と日にちまで指定で言い切った。11月下旬の天気の良い日に出来れば再出撃したいと考えている。

◆行動記録
 8:15 春日井
 9:30 八草IC
10:00 南山岩場(41キロ)
10:30 足助(50キロ)
12:00 鳳来寺登山口駐車場山(96キ)
12:30 登山開始
13:20 鳳来寺本堂
14:00 山頂
14:30 発
15:00 馬の背展望台
15:30 下山
17:00 鳳来ゆうゆうありーな発(107キロ)
      入浴料(610円)
19:30 春日井210キロ
      高速(豊川-春日井)1620円


【途中、南山の岩場に寄ってみた。女岩に取り付く人あり。今から20年以上前のことを思い出した。あの頃は、何も知らず、なにもかも新しく、そしてなんの悩みも無い良い時代だった、】

【鳳来寺山登山口には懐かしい空気が満ちている】

【石段の木漏れ日が美しい】

【仁王門の仁王像はナカナカのものだ】

【石段は延々と続く】

【本堂前の休憩展望所の山頭火の額、ナカナカ良い唄だ】

【新しいけどすっきりした鳳来寺本堂】

【山頂から下の集落を見下ろす。しかし、ひょっとしたら山頂は別のところだったかもしれない。でも、どちらでも同じようなものだ。と言うことにしておこう。】

2014年10月11日土曜日

秋の収穫(2014.10.11)

秋も本格的になってきた。この時期、農作業の最大のイベントは里芋の収穫だ。本当はもう少し先の10月下旬がベストなんだけど、葉も少し黄色がかってきたので半分だけ収穫することにした。たまたま友人も来た。秋の一日、収穫で汗を流し、その後、宴会に突入。焚火を囲んで酒を飲みつつ食べる芋煮はしみじみ美味い。

【後ろは里芋と共に収穫する枝豆用大豆。なかなか豆が膨らまず時間をかけていたら黄色く完熟しそうな気配。完熟する前に茹でて枝豆として食べるのが私は好きだ。】

【ベーコンも作ってみた。塩漬け3日、塩抜き一晩、風干半日、山椒の木の枝で燻煙2時間。チョイと熱を加えすぎたようだけど、自家製ベーコンは一味違うような気がするけど、、、】

2014年10月2日木曜日

涸沢2(2014.10.02)

朝、暗いうちに起床。テントを這い出し、コーヒーを沸かしているうちに前穂のピークが朝日に光る。明るくなるのを待って歩きだす。本谷橋手前では屏風の岸壁が朝日を受けて輝いている。反対側には北穂山頂小屋が遠くに見える。今日も天気は良さそうだ。

本谷橋を過ぎ登るにしたがって紅葉が進んでくる。素晴らしい紅葉だ。今まで見た紅葉の中で最も美しい紅葉かもしれない。ただ稜線には雪は無く三段染めが見られなかったのは残線だった。涸沢ヒュッテの屋上テラスで持参の梨を食べる。「涸沢ヒュッテのテラスで紅葉を見つつ梨を食べる」のが今回の最大のミッション。その目的も達したので、あっさり下山開始。

涸沢ピストンで25人程度の大パーティーと何回と無くすれ違った。そのほとんどがクラブ*ーリズムのパーティーだ。涸沢の小屋の大混雑の理由が分かった気がする。今回すれ違った人たちは、事前に計画した山行としては最高についている。こんな晴天に恵まれた紅葉の山行はなかなか無いだろう。私も今回の山行は最高の天気に恵まれてとても幸せだった。下山したとき、穂高の稜線は厚いガスに包まれていた。平湯に向かうバスの窓には雨粒が落ちてきた。後、一日遅かったら辛い山登りになっていただろう。

◆行動記録
 5:00 起床
 6:15 横尾発
 7:15 本谷橋
 9:00 涸沢ヒュッテ
 9:40 発
10:50 本谷橋
11:50 横尾(テント撤収)
12:45 発
15:30 上高地発
16:10 平湯
      平湯民俗館露天風呂(300円)
      てんぷら蕎麦(1100円)
17:10 平湯発
      途中仮眠
19:50 加子母

【横尾テン場の朝、朝日に輝く前穂東壁】

【屏風の岸壁に朝日が当たる】

【本谷橋あたりから紅葉が目立つ】

【涸沢ヒュッテが見えた】

【ダケカンバの黄色】

【背後は吊尾根】

【背後は奥穂】

【北穂を背にする涸沢ヒュッテの吹流し】

【遠くに見えるのは東大天井】

【ナナカマドの赤が鮮やかだ、背後は涸沢岳】
 

【上高地付近の猿は人馴れしている】

2014年10月1日水曜日

涸沢1(2014.10.01)

「涸沢の紅葉は美しい」と若い頃から聞いていた。特に稜線の新雪、青空、ナナカマドの赤の三段染めが有名だ。しかし現役の頃、週末の小屋は大混雑。退職したら平日にでも出撃してみるか?と、のんびり構えていたけど、最近は平日も大混雑らしい。涸沢ヒュッテのホームページには「10月1日から12日までの予約が定員の3倍以上で一組の布団に3人」との信じられない文字が躍る。横尾や徳沢の小屋も混雑しているらしい。要するに団塊の世代の大量退職と高齢者登山ブームが原因らしい。その世代にとって「紅葉」は心揺れる言葉だし・・・。

以前は涸沢でテント泊もしていたけど、ここ数年テントは完全にお蔵入り。テントを背負う体力も気力も完全に喪失。しかしこのままでは涸沢の紅葉を見ることも無く一生を終わることになるかも知れない。オオゲサダネ。

と、言うわけで久しぶりにテント泊の装備を背負って出撃してみた。しかし、体力面も考慮して。一日目横尾でテント泊し、翌日、空身で涸沢ピストンの軟弱計画。まさに大人の知恵と言うわけだ。上高地から横尾までなら平地の歩き3時間。

久々の上高地は快晴。以前は単なる通過だけの横尾までの歩きだけど、のんびり景色を見ながら歩くのはなかなか楽しかった。明神池にも初めて寄ってみた。明神から見た明神岳、徳沢から見た前穂東壁、横尾から見た屏風の岸壁など、今まであまり気にしていなかった景色が新鮮だ。

横尾にテント設営後、時間が有ったので槍沢ヒュッテまで散歩に出かける余裕もあった。途中、樹林の間から槍の穂先も見えた。そこで、出会った女性二人組みのボヤキ。「槍の穂先の一歩通行のルートで逆走するお隣の国の登山者には困ったものだ」との話。言葉が通じないのが困るらしい。そういえば最近、上高地界隈にもお隣の方々の姿が多い。外見で判断しにくいためトラブルになることも多そうだ。

それに比べて、いわゆるヨーロッパ系の外国人はなんとなく行儀が良いような気がする。出合ったときも素直に笑顔で挨拶できる。その違いをツラツラ考えるにヨーロッパ系の外国人の方が愛嬌がある。やっぱり人間は愛嬌が一番。これからは私も愛嬌のある人間になろう、と思ったけど、今後、愛嬌を振りまく時間はあまり無いかもね。

◆行動記録
 6:15 加子母発
 7:40 高山先コンビニ(74キロ)
 8:15 あかんだな駐車場(107キロ)
 8:50 バス発(往復2100円)      
 9:30 上高地バスターミナル
10:30 明神
11:45 徳沢
12:45 横尾
      テント設営
      幕営料(700円)
15:15 槍沢ヒュッテ
16:30 横尾

【お約束の上高地河童橋】

【明神橋から明神岳】

【はじめて見た明神池。拝観料300円なので柵の外から撮影】

【徳沢チョイ先の新村橋から見た前穂東壁】

【横尾へ向かう途中で前穂東壁が良く見える】

【槍沢ヒュッテへの散歩の途中で槍の穂先発見】