由岐、木岐と海辺の小さな集落を抜け日和佐にたどり着く。今回のコースは田舎道、山道、海岸べりの道と変化にとんでいてまことに楽しい歩きが味わえた。四国遍路の中でも最も良いコースの一つかもしれない。特に木岐から日和佐へ抜ける山座峠を越え、入り江の彼方に薬王寺の赤い塔が見えたときはチョイとした感激も味わえた。
日和佐到着後、観光案内所で宿を探す。日和佐駅横の観光案内所のオネエサマ方は親切で、あれこれ宿を探してくれた。そこで、紹介された農家民宿「クニ舛田」がとても良かった。時間が遅くて夕食は間に合わなかったけど、朝食のピカピカのご飯が素晴らしかった。ここ数年、いや数十年で一番良いご飯かもしれない。オオゲサデナク・・・。
宿も、正真正銘の「民宿」で立派な御屋敷の一番良い座敷に敷かれた布団で熟睡できた。その座敷の床の間には孫のお雛様が春を感じさせてくれた。まことに良い一日だった。
◆行動記録
7:15 平等寺発
8:00 月夜御水庵
9:00 鉦打ち遍路小屋
11:00 由岐
12:00 木岐遍路小屋
14:30 日和佐
15:00 薬王寺
16:00 農家民宿クニ
(一泊朝食付き5000円)
夕食は道の駅で買った
鱧の湯引き(500円)
あおりいか飯(700円)
◆歩行距離
・ 3.4キロ 平等寺-月夜御水庵
・ 2.0キロ 月夜御水庵-鉦打橋
・ 2.2キロ 鉦打橋-由岐分岐
・13.3キロ 由岐分岐-薬王寺
(合計)20.9キロ
【月夜御水庵。隣に大杉あり】
【四国では遍路が不法投棄の見張りしている】
【不思議な交通標識。海は見えない。カニは山の中まで登るらしい】
【由岐の高台から由岐海戦の現場を望む。いろいろな歴史があるもんだなー・・・。】
【由岐から木岐へ向かう途中にある「田井ノ浜」。浜のすぐ近くをJRが走る。美しい海水浴場だ。】
【木岐から日和佐へ抜ける峠を越えると薬王寺の赤い塔が見える。手前は大浜海岸。ウミガメが産卵する美しい浜だ。ドン深の浜で遊泳禁止らしいけど、ウミガメのために地元の人が掃除を徹底。したがってゴミ一つ無く美しい。】
【23番札所薬王寺。この日は団体さんで賑わっていた。】
【農家民宿「クニ舛田」のピカピカ朝ごはん。おかずも丁寧に作られていて感激の朝食だった。】
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