2017年1月28日土曜日

キトラ古墳(2017.1.28)

「四神の館」がなかなか面白いらしいとの情報。天気も良いので出かけてみた。四神の館はキトラ古墳の隣に作られた展示スペース。入場は無料。その「無料」という言葉、大好きです。

近鉄株主優待券で急行利用のお気楽散歩。毎時1分発の急行なら接続があるはず、と思ったのは甘かった。前回も接続が不調だったけど、ダイヤ混乱の影響か?とかってに思っていた。しかし実際はダイヤ変更の影響で、接続しているのは毎時41分発の急行と後で判明。

松坂、八木、橿原神宮と乗り換えで吉野線飛鳥に着いたのは12時ちょうど。穏やかで温かく、風もなく、のんびり明日香の散歩を楽しめた。キトラ古墳、四神の館、高松塚古墳、高松塚壁画館を回ること4時間ほど。とても穏やかな一日だった。明るい陽ざしの中、遠くの金剛、葛城山が美しかった。

今回の目玉は四神の館で公開されているキトラ古墳の玄武の壁画だ。本来は事前申し込みが必要だけど、当日、見学者に余裕があれば見学できるらしい。とりあえず見学を希望したら許された。

玄武とは石室北側に描かれた亀と蛇の図。玄武の図は壁から剥がされた薄い漆喰の板。ガラスケースにの中に厳重に収められている。各種メディアで大体の図は分かっていたけど、実際に見るとやっぱり違う。石室のサイズ感、質感、周囲の景観など感じる質は特別なものだ。

高松塚古墳の壁画も含め6~7世紀の後期古墳時代のことを学ぶことができて、有意義な一日だった。

◆行動記録
  • 8:01 近鉄名古屋
  • 10:06 松坂発
  • 11:35 大和八木
  • 12:00 近鉄飛鳥着
  • キトラ古墳、高松塚古墳徘徊
  • 16:00 近鉄飛鳥発
  • 16:53 大和八木
  • 18:08 伊勢中川
  • 19:25 近鉄名古屋
【近鉄飛鳥駅、観光案内所、産直市場もあり賑わっている】

【四神の館、入場無料、良いね】

【埋め戻されたキトラ古墳、小さい古墳だ】

【キトラ古墳から望む金剛山。キトラ古墳、高松塚古墳周辺は古墳だらけ。現代風に言えば「霊園平和公園」といったところか・・・?】

【高松塚壁画館、入場料250円、中には精密な模写が展示されている。模写とはいえ見ごたえはある。キトラ古墳のの類似性に驚いた。】

【埋め戻された高松塚古墳、キトラ古墳よりちょっとだけ大きい】

【この地域は全体が公園のように整備されている。明日香全体が古代史テーマパークのようだ】

2017年1月25日水曜日

熊野・大斎原(2017.1.25)

湯ノ口温泉の朝風呂も魅力的だったけど、湯の峰温泉の共同浴場も捨てがたい。さらに、湯壺につけるサツマイモも持参している。ということで、湯ノ口の朝風呂はあきらめ湯の峰温泉に向かう。

サツマイモを湯壺に入れた後で共同浴場に入る。サツマイモは1時間かかる。その間にゆっくり自分も湯に浸かるという作戦だ。湯上りの火照った体を冷ましつつ、サツマイモを待ちつつ、温泉卵を作る。

地元の兄ちゃんが大量の温泉卵を作っている。近くの店で卵購入。そのとき店のオネエチャンから卵を浸ける時間は13分と聞いていた。でも、念のため兄ちゃんに卵を浸ける時間をを聞いてみる。「7分~8分」との答え。私も以前から13分では固ゆでとなると感じていた。けっか「9分」に決定。その結果どうなったのか?ほとんど変わらないというのが結論だった。

その後、大斎原、吉野金峯山寺に立ち寄り帰宅した。大斎原は熊野本宮大社が明治まであった場所だ。明治22年の大水害で今の山側に移転したという話。初めて訪れた大斎原だったけど、なかなか神秘的な場所だった。この場所が平成23年の大水害で水に浸かったと聞いて、一度起きた災害は何度も起きることを再確認。まさに「災害は忘れたころのやってくる」と感じつつ、原発のことが頭をよぎる。

【湯ノ口から湯の峰には北山川に沿って走る】

【大斎原の大鳥居、平成のものだけど日本一の大きさだとか】

【大斎原には古い石垣が残る】

【吉野金峯山寺】

【青不動を見たかったけど、御簾の中】

【吉野から雪を被った山が見えた。高見山かな?自信ないけど・・・】

2017年1月24日火曜日

熊野・赤木城跡(2017.1.24)

今週も出撃しようと思ったら、日本全国大荒れの天気予報。明るく晴れた雪原を歩くのは好きだけど、吹雪の中を歩くのは避けたい。と言うわけで、今回も熊野。冬のこの時期「困った時の熊野詣」だ。

今回は赤木城跡と湯ノ口温泉がメインターゲット。湯ノ口温泉は数十年前から何度も訪れているが、最近リニューアルされて新しくなったようだ。以前は素泊まり6000円のロッジで自炊泊。今回事前予約したとき、9500円になっていた。

前回、発見した鬼が城駐車場の漁協直売所に夕食用サンマ寿司を買いに行く。そのとき「しめ鯖」発見。聞けば地元で上がった鯖で作ったという。大きな鯖片面で400円。迷わず購入。

赤木城跡は熊野市から山に入り、丸山千枚田をかすめて走ること30分程度。山の中に古い石垣が残る。周囲は整備され桜が育ちつつある。「天空の城」とのキャッチコピーもあるけど、竹田城には及ばない。でも、静かで周囲の山々も美しく、気分の良いところだった。

そこから湯ノ口温泉は近い。新しくなった湯ノ口温泉の自炊ロッジは素晴らしく快適だった。冬のこの時期なので宿泊できたけど、夏場はすべて予約で埋まっているらしい。温泉に入りその後部屋で食べたしめ鯖も素晴らしく良い味だった。新しい部屋で新しい羽根布団で寝るのは気持が良い。

【赤木城跡の石垣は古い】

【展望は良い。ここでの花見は楽しそうだ】

【湯ノ口温泉の自炊施設。布団3組、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、電磁調理機、洗濯機・・・すべて新品】

【温泉も大きくなった。無駄に太い梁の大浴場も広い】

2017年1月18日水曜日

関宿・亀山(2017.1.18)

関宿、亀山へ行ってきた。この季節、以前は雪を求めて北へ向かうことが多かったけど、最近は雪を避けている私です。亀山は名阪国道で通り過ぎることは数え切れなくある。でもじっくり訪れるのは初めて。

とりあえず駅に向かい観光案内所で情報収集。JR亀山駅は大きな鳥居がある。ナントカ言う神社の鳥居らしいけど、神社の名前は忘れてしまった。さらに、駅前の店舗はほとんどしまっている。寂しい駅前だ。

寂しいので関宿に向かってみる。今回の出撃には密かな目的がある。ちょいと小耳にはさんだ関宿の「関の戸」と言う菓子を買うことだ。グーグルマップに「関の戸」を入力したら、それらしい店がヒットした。

車で10分程度。関宿は旧東海道の亀山の隣の宿だ。町並みも保存され、電線も地中化されている。最近流行りの「伝統的建造物保存地区」だ。この手の町おこし的観光地としてはかなり本格的で規模も大きい。時間がなくてゆっくり見られなかったので、次回はもう少し時間をとって歩きたいと思っている。

そうそう、「関の戸」の店は木曜日定休。そのかわり「しらたま」という菓子を買って帰った。古くからある菓子はそれなりに美味しい。最近のパティシエ的、生クリーム的、ショコラ的、マロン的洋菓子に比べて圧倒的に安価なのが嬉しい。

【関宿の中心にある地蔵院。なかなか立派な寺だ】

【素泊まり2500円のゲストハウス発見】

【「関の戸」は定休日で入手できず】

【しゅらたま、田舎饅頭を購入】

【大きな宿場だ、正面に地蔵院】

【地蔵院門前の会津屋で山菜おこわ定食。1080円。美味かった。】

2017年1月15日日曜日

熊野・松本峠(2017.1.15)

湯の峰温泉で朝風呂を楽しみ、行動開始。行動時間のリミットは午後3時。熊野は晴れているけど、津より北は大雪との情報もある。同行者は今日中に帰れるかどうか?気になっているようだが、私には潤沢な時間があるので、それほど気にはならないけどね・・・。

とりあえず、神倉神社へ案内する。何度見ても神倉神社の石段はすごい。息を切らして登りつめた「ごとびき岩」から見る新宮の町は明るい日差しにあふれている。

その後、鬼が城駐車場に戻り、松本峠を歩いてみた。松本峠も古い石畳が残り良い道だった。展望台から見た七里御浜の景観も素晴らしかった。

帰還するとき大雪の情報にどう帰るか迷ったけど、とりあえず員弁経由の下道で帰ることにした。しかし、亀山を越え員弁方面に向かうにしたがって雪が深くなってきた。はっきり言ってとんでもない雪だ。帰宅後、確認してみれば員弁は50センチに近い積雪だったみたい。

普段、そんなに雪も降らない地域なので除雪体制も完備してない。このまま進めばかなり危険と判断して四日市から東名阪に回ってみた。その東名阪は予想外に順調だった。と、言うわけで雪の割には順調に帰還できた。

【神倉神社では「ごとびき岩」のしめ縄の張替が行われていた。「おとう祭り」も近い】

【「ごとびき岩」から新宮の町を見下ろす】

【松本峠の展望台から七里御浜を望む】

2017年1月14日土曜日

熊野・大吹峠(2017.1.14)

友人との待ち合わせは今日の正午ごろ。午前中は時間がある。那智勝浦から湯の峰温泉を目指す。朝湯と温泉卵作りが目的だ。正月明けの平日早朝の湯の峰温泉は閑散としている。最近、いつ来ても順番待ちの絶えない「つぼ湯」も人気がない。

これはチャンスかも?とつぼ湯に入った。料金は770円。初めて入ったつぼ湯は一晩中湧き上がる高温源泉をたたえ熱かった。水道のバルブ全開でうめるもなかなか冷めない。熱すぎて入れないけど、朝の谷底の温泉は寒い。ひたすら水で薄めた湯をかぶる。

つぼ湯の入浴制限時間は30分。水でうめつつ入れるようになるのに20分かかってしまった。残り10分。忙しい朝湯だったけど十分温まった。入浴後、近くの売店で購入した卵10個。湯壺に着けつつ湯上りの火照った体を冷ましつつ待つこと13分。良い感じの温泉卵ができた。ついでに持参したサツマイモも網に入れて湯壺に投入。サツマイモは1時間が標準的な処理時間だけど、待ち合わせ時間が迫る。40分で引き揚げたけど、ちょいと固かった。でも美味しい芋だった。

約束の鬼が城駐車場で友人と合流。ここから熊野古道のコースは3本ある。とりあえず大吹峠を越えて波田須へ向かう。この峠越えのコースも熊野古道的石畳の美しい道だ。波田須から観音道で鬼が城駐車場に戻る計画だったけど、波田須から観音道へのルートが途中でなくなってしまった。

仕方がないので波田須近辺を徘徊後、JRで一駅、大泊駅に戻り、車を回収。その日は湯の峰温泉で車中泊。久々の車の中での宴会もオツなものだった。道を失い徘徊した波田須の集落は穏やかな新鹿湾を見下ろす美しいところだった。明るい熊野の陽光に満ちた青空に風花が舞う。

【浴槽の底から沸くつぼ湯の源泉は熱い】

【つぼ湯の窓は開けれない】

【大吹峠の道は趣深い】

【波田須の不思議なオブジェ「トラ?」】

【波田須の斜面の眼下を走るJR】

【波田須の不思議なお宮「徐福の宮」、風花が舞う】

【波田須の不思議な店「天女座」、アニメ好きが集結】


2017年1月13日金曜日

熊野・那智勝浦(2017.1.13)

友人からスノーハイクのお誘い。しかし、天気予報は全国的に大荒れ。この冬一番の寒気が来ているらしい。以前なら、そんなことはまったく気にしない私だったけど、最近は寒さがこたえる。特に雪道の運転を避けたい。と、言うわけで、急遽行先の変更を提案。雪の心配のない熊野に向かうことになった。

その熊野も東名阪の渋滞が嫌で、最近は避けている。さらに冬の東名阪の横風も私の腰高軽ワンボックスにはつらい。「東名阪を避けて熊野方面に行けないか?」のテーマを持ちつつ家を出た。

下道であま市から東海大橋で木曽三川を越え、多度をすり抜け、員弁から国道306号を南下。なかなか快適なルートを発見。途中の菰野あたりから眺める御在所方面は白馬村から眺める北アルプスを彷彿させる楽しい道だった。

のんびり走りつつたどり着いた那智勝浦。お決まりの港岸壁駐車場も温泉はま湯も健在で一安心。クジラの刺身をアテに焼酎二杯で熟睡の夜だった。

◆行動記録
  • 7:30 春日井発給油
  • 9:30 員弁(55キロ)
  • 11:00 道の駅「津かわげ」102キロ(手作りはんぺん定食1000円)
  • 14:00 紀伊長島道の駅(196キロ)
  • 15:00 尾鷲熊野古道センター
  • 16:00 鬼が城駐車場
  • 17:30 那智勝浦306キロ(夕食:クジラ刺身、マグロ胃袋、ナマコ酢、焼酎2杯で2950円)
【道の駅「津かわげ」のはんぺん定食。揚げたてのはんぺんは旨かった。1000円。最近の道の駅はいろいろ努力の跡がみえる】



2017年1月5日木曜日

備前・伊部(2017.1.5)

18切符の最後の1枚。備前へ備前焼を見に出かけた。先日、下駄箱の上に置いてあった備前焼の花器を引っ掛けて落とし割ってしまった。気に入っていた物なのでちょいと残念。その代わりのものを探すのが目的。

と言うのは表向きの目的で、もう一つの裏目的は伊部の手前の日生で「カキオコ」を食べること。「カキオコ」とはカキ入りお好み焼きなんだけど、冬季限定のチョイと一味違うものらしい。日生ではかなり力を入れているらしい。

姫路で赤穂行に乗り換え、赤穂をちょいと徘徊後、日生に到着。観光案内で聞いてみる。「カキオコを食べに来たが何処が良いか?」。

初めて食べたカキオコだけど、思った以上に美味かった。ちょっと目にはカキ入り広島焼といった感じだけど、味は全く違う。どこを切ってもカキが出てくる一面のカキと、とろけるキャベツの食感が面白い。良いものを味わうことができて幸せだった。

【赤穂城、某国営放送の影響か、赤穂の町は赤穂浪士満載だった】

【赤穂城跡の隣には大石神社がある。初詣で賑わっていた。】

【大石神社の参道には四十七士の石像が、後ろから見たとき、なぜか兵馬俑を思い出した。】

【日生のカキオコの店、確か900円ぐらいだったけど、美味かった。また食べたい】

【備前・伊部駅、二階には備前焼の展示即売場もある】

【備前焼の工房が並ぶ通り、多くの店があるけど、シャッター通りでは無い】

【帰宅後、購入した備前焼の花器にツバキを生けてみた】


2017年1月4日水曜日

愛宕山(2017.1.4)

またもや愛宕山。何度も登っている山だけど、今年の愛宕山は暖かい。山頂にも雪が見当たらない。神社のオッチャンも「こんな冬は珍しい」とか・・・。今回は5人パーティーのにぎやかな山行。先月下見もしてあるので、気楽な登山となりました。

JR嵯峨嵐山から歩き出し、鳥居本の一の鳥居、試峠、清滝から愛宕神社を参拝。帰りは水尾へ降り、JR保津峡まで歩いて帰還。水尾からの自治会バスは正月で運休。保津峡駅に着いたときは真っ暗。その後。京都駅で打ち上げ宴会。大勢でワアワア登るのも正月らしくて良いもんです。

◆行動記録
06:17 JR勝川
09:55 JR嵯峨嵐山
14:00 愛宕神社
16:30 水尾
17:46 JR保津峡
(いつも同じ写真となるので、写真は撮らず)