2017年7月17日月曜日

鳳凰三山3・撤退(2017.7.17)

当初、南御室小屋に泊まった後、薬師、観音、地蔵の鳳凰三山を越え、白鳳峠から広河原へ下山。その後、バスで夜叉神峠登山口に戻る計画。白鳳峠からの急な下山ルートが厳しそうだ。


前夜のテント泊は快適だった。良く眠れた。気分よく薬師岳への登りにかかる。登山道は展望は無いものの南アルプスらしいコメツガの樹林の中の道。しかし、急な登りが続く。天気ははっきりしない。1時間半ほどで樹林が切れ展望のあるピークに到達。北岳は雲の中。でも振り返れば富士山が見えた。


当然、写真を撮る。そんな数分間に富士山も雲の中に隠れた。これからの天候に不安がよぎる。雨の中は歩きたくない。そのうちに雨が落ちてきた。風も強くなる。カッパを着込む。この雨の中、地形図を見るかぎり最低4個のピークを越え、最後の急な下りを下らねばならない。ずぶぬれになってバスに乗るのも気が進まない。


てな感じで、撤退の理由をあげ連ね二人で今後の行動を検討。けっか、あっさり撤退を決定。いままで歩いてきた道なので様子もわかる。お散歩気分で帰れる、と、思ったのは甘かった。久しぶりの登山だったので消耗が激しい。登山口まで戻った時はヘロヘロ状態。雨のせいで撤退したのは正解だった。あのまま進めば、とんでもない苦行を強いられていたと思う。


今回、いろいろ学んだことが多かった。体力、特に筋力の低下ははなはだしい。下り道で自分の体重を確保できない。加齢により予想以上の体力が落ちている。一時摂取していたサプリメントも飲まなくなっているし、山にも行ってないし、食生活も不健全だ。これからは真面目に体を鍛え直して、山に入ろう。しかし、今更体を鍛えることはできるだろうか?単に消耗するだけだったりして・・・。不安だ。


■行動計画
  • 4:00 起床
  • 5:30 出発
  • 6:50  富士山展望(砂払岳)
  • 7:15 下山開始
  • 8:15 南御室小屋
  • 9:00 発
  • 9:40 苺平
  • 11:10  杖立峠
  • 12:20 夜叉神峠
  • 13:30 夜叉神峠登山口
  • 16:10 芦安市営駐車場発、229キロ
  • 18:20 諏訪大社前宮分岐、292キロ
  • 高遠、権兵衛峠経由
  • 21:50 加子母、435キロ

【薬師岳手前のピークから富士山が見えた。でも、すぐに雲の中。】

【地蔵岳方面も雲がかかり始める】

【夜叉神峠へ戻った時には天候は回復していた。でも、撤退してよかったと思っている】

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