2017年7月26日水曜日

礼文島4(2017.7.26)

【7/26・水】四日目・ちゃんちゃん焼き師匠登場

今日は礼文島を離れる日だ。フェリーの出発まで時間がある。桃岩展望台まで行ってみた。天気は最高。花は盛りを過ぎているけど楽しい歩きが楽しめた。

フェリーターミナルに戻り昼食。ホッケのちゃんちゃん焼きを食べた。実は島に到着した時、地元のニイチャンにこの島の名物を聞いたところ「居酒屋ちどりのホッケちゃんちゃん焼き」「わざわざ島外から食べに来る人もいる」とのこと。だったら食べねばと店が開く午前11時に入店。


店にはすでにアンチャンが一人いた。ガンガンにおこった炭火の大きないろり風テーブルが数台。「相席でお願いします」の言葉にそのアンチャンと向かい合う。


何をどう頼めば良いのかわからないのでそのアンチャンに聞いてみた。彼はベテランのようだ。ちゃんちゃん焼きの師匠登場に安心して師匠と同じものを頼む。さらにビールは自主的に追加した。


サケのちゃんちゃん焼き同様に開いたホッケを皮目を下にして網に乗せ上に甘めの味噌と小口切りのネギが乗る。強力な火力の上にのっているににも関わらずホッケの皮は完璧にフライパンの役割を果たしている。身の薄い尻尾の方から熱が通り箸でつつくとホロリと外れる。その外れた身に味噌をまぶして食べる寸法だ。


炭火の暑さに耐えつつホッケの置く位置を調節し、箸を持つ指を直接の輻射熱かから守りつつ食べ進む。その時、気がついた。師匠は皮まで食べている。したがって網の上にはなにも残ってない。


これは皮まで食べるのか。素直な私はなかなか切れない皮を箸で小さくつまみ上げ食べてみた。はっきりいってまずい。生臭い。わざわざ島外からこのちゃんちゃん焼き目当てに食べに来たという師匠の味覚を疑ってしまうが、ベテランには初心者の意識を越えた何かがあるのだろう。師匠は無料のどんぶり飯をお代わりして満足そうであった。


稚内に戻り、今夜の宿を探す。しかし、宿は見つからない。事ここに至り、市内強硬キャンプを決意。その前に携帯の充電、副港市場の「港の湯」で入浴、「居酒屋うろこ市」で夕食。うろこ市では店のオバチャンから大ホッケの開きを強く勧められ、ちゃんちゃん焼きに引き続き食べた。二食連続のホッケだけど、美味しかったかどうかは良くわからない。


最近、美味しいものになかなか出会わない。今回の旅ではキャンプ場の船泊りで買ったウニ瓶詰、と双葉食堂の塩ラーメンが美味しかった。


◆行動記録・主な出費
  • 7:40 キャンプ場発
  • 香深までのバス:960円
  • 桃岩展望台(バス270円)11:00 ホッケちゃんちゃん焼き(2000円:ちゃんちゃん焼き定食、ビール)
  • 12:25 フェリー香深発
  • 稚内の観光案内所で携帯充電。親切だった
  • 港の湯:750円
  • 夕食:うろこ市2500円(ホッケ、シメサバ、ビール)

【桃岩】

【花畑の向こうに利尻山。花の盛りは過ぎていて秋の花が目立つ】

【ホッケのちゃんちゃん焼き。単品なら900円。定食にしてビール追加で2000円。定食にはご飯、味噌汁、タコの酢の物が付いていた】

【香深フェリーターミナルではユースのアンチャンが旗を振って出迎え。昭和的光景が懐かしいし好感が持てる。しかし、フェリーから降りてくるのは若者ではなく高齢者。青春の甘酸っぱい出会いは少ないと思う。】

【帰りの船から見た利尻山。今から20年程前に登ったことは思い出すものの、細かいことは思い出せない。】

【稚内港に入る直前、数十隻のイカ釣り(?)船団とすれ違う。壮観だった】

0 件のコメント:

コメントを投稿