榛原駅の観光案内所で情報収集。歩いて行くのはかなり時間がかかるらしい。この時期、日がくれるのも早い。途中の天満台東三丁目までバスで行き、そこから歩くことにした。
朝、のんびり家を出てきたので、すでに午後2時を過ぎている。バスを降りて観光案内所でもらった簡単な地図を見ながら歩き始める。時間は3時チョイ前。グーグルマップで確認すると徒歩で一時間程度と表示される。道を間違えると明るいうちに着かないかもしれない。
歩く道はハイキングコースの山道なのでグーグルマップも若干心配だ。慎重にルートを選び、なんとか明るいうちに戒長寺に着いた。夕暮れの山の中の古い寺は人の気配もなくて、しみじみ静かだった。境内を埋め尽くす銀杏の落葉は予想通り黄金色で美しかった。
帰りはバスの待ち時間が大きかったので歩いて榛原まで戻った。駅に着いた時にはすっかり暗くなっていた。朝食が遅かったので昼食抜きで歩いたので腹が減った。この日の夕食はチョイと贅沢して焼肉。あまり知られてないけど榛原の牛肉は良い。私としてはコストパフォーマンスを考えると松阪よりも良いと思っている。
宇陀のこの地域は高村薫の小説に良く出てくる。特に最近の「土の記」はまさにこの地域が舞台だ。まだ半分しか読んでないけどこの奈良の南の地域は、なんとなく古めかしく、なんとなく神秘的でなんとなく日本的でなんとなく湿っぽい所だ。
◆行動記録
11:01 近鉄名古屋
14:31 榛原発(バス)
14:45 天満台東三丁目
15:45 戒長寺
16:00 下山開始
16:45 天満台東バス停
17:30 榛原駅(焼肉、たつ屋、4450円)
18:32 榛原発
20:55 名古屋着
【戒長寺】
【静かだ】
【石段の脇には椿も咲いている】
【戒長寺へ行く道には民家が数軒ずつ散在している】
【山部赤人の墓。説明の板には「伝承が真実かは詳らかではないが村人は信じている」と控えめな説明があった】
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