体も徐々に回復。しかし、山に行くほど無理はできない。「だったら温泉にでも」と家を出た。おりしも暖冬とはいえこの冬一番の寒波が来ている。雪を避け南紀勝浦へ向かう。行動の核心部が「入浴」と言うのも情けないけど、古希も過ぎた今となってはこんなもんかな。
高速を使わず下道をのんびり走る。久々に車中泊出来ることの幸せを感じつつのんびり走る。なんせ時間だけは潤沢にある。尾鷲のチョイ手前で銚子川を渡る。銚子川と言えば水質の良さで有名だ。水源は大台ケ原。流程は短いけど急峻な谷で有名だ。「シニビトカエラズダニ」なんて物騒な名前の谷もある。あまりにも急峻な谷なので沢登りルートとしても超一級。今となれば、今後限りなく行く可能性はゼロだけど、下流の雰囲気だけでも味わうべく、少しだけ車で入ってみた。
走る車の窓からピンクの桜のような花をつけている木々が見える。梅ではないし、桜にしては時期が早い。「種まき権兵衛の里」と言うところに駐車場があった。観光客の姿も目立つ。花を眺めているオバチャンに聞けば、「河津桜」だという。河津桜と言えば伊豆が有名だけど、初めて見た河津桜はまさに桜だ。思わぬところで今年初の花見ができて嬉しかった。
一日かけて、勝浦港の突堤で行動停止。しばらく訪れなかったけど勝浦港の突堤にはキャンピングカーも数台止まり快適な車中泊ポイントには変わらなかった。「はまゆ」に入り、スーパーで買った夕食を済ませたら、あっという間に熟睡状態。健康的な一日だった。ただ、久々の車中泊。狭い空間での動きが思い出せない。特にヘッドライトを忘れたのが痛かった。暗闇で食べる生マグロは残念だった。携帯ラジオも持った方が良いなあ。
◆行動記録
・自宅発 6:40
・いなべ公園 8:40 55キロ
・亀山スーパー 9:40 89キロ
・松坂 11:10 127キロ 仮眠
・道の駅・紀伊長島 12:50 195キロ
・給油198キロ
・銚子川 13:40 219キロ
・那智勝浦 スーパー買い出し(生マグロ、マグロ胃袋、茹で小イカ、太巻稲荷寿司)1700円
・那智勝浦 行動停止 16:30 311キロ
・はまゆ 400円
【銚子川、種まき権兵衛の里駐車場の河津桜満開】
【勝浦港突堤はキャンピングカーも駐車】
【はまゆは健在だった】
【浦島工事中、中の島も改装したらしく旅館は大型化から高級化への路線変更。しかし、コロナ騒ぎでインバウンド期待の社会は続くのか?】
●湯の峰温泉、湯川温泉を回り帰還(20日)
朝一番で湯の峰温泉へ向かった。自宅から持参した鳴門金時を籠に入れて湯壺に着け、公衆浴場に入る。風呂には誰もいない。高温大量の温泉をじっくり楽しむ。湯の峰温泉にも観光客の姿は少ない。ここにもコロナの影響があるようだ。風呂から上がり、湯壺に着けたサツマイモの籠に卵を追加。13分後にイモと卵を回収。
たまたま近くにいた若いカップルに茹でたてのサツマイモを進呈した。外見から中国人カップルのようだ。こんなコロナ騒ぎの中の旅なら辛いこともあろうかとイモで少しは励まそうと思ったけど、話してみれば日本人だった。私が間違えるほどなので日本人と中国人は外見からは区別できない。同じ東アジア人、運命共同体かもしれないね。
その後、湯川温泉に向かう。湯川温泉は名前だけは知っていたけど、前日のはまゆの番台のおばちゃん情報によると公衆浴場が有るらしい。名前を聞いたけれど最近はすぐに忘れてしまう。グーグルでで探って「きよもん湯」発見。潤沢の湯が大量にかけ流されている。先客は地元の郵便局員のオニイチャン。この先客のオニイチャンから地元情報を収集。お勧めの食事処情報もゲット。
このきもん湯は新しい施設で若干の加温されている。入浴料金は500円。近くには加温されない地元の公衆浴場も有るらしい。加温されない方は300円だという。加温されてなくても源泉は38度ぐらいでぬる湯を楽しめるらしい。その昔ながらの公衆浴場を探してみたけど発見できなかった。
◆行動記録
・起床 5:45
・勝浦港発 8:00
・湯の峰温泉 9:15 363キロ
・発 10:45
・湯川温泉きもん湯 12:15 417キロ 500円
・鯨博物館 13:15 422キロ
・食事どころ「なわ」あなご天丼 780円
・発 14:00
・新宮 14:50 447キロ(給油)
・道の駅七里御浜 15:45 460キロ
・道の駅紀伊長島 17:45 533キロ(仮眠)
・自宅着 22:15 705キロ
【鳴門金時1時間、卵13分】
【湯川温泉きよもん湯】
【食事処なわメニュー多し、アナゴ天丼美味し】
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