手元に近鉄の株主優待チケットがある。久しぶりに「近鉄てくてくマップ」のコースを歩いてみるかと出掛けてみた。行き先は「林業の町から伊勢街道コース」。近鉄吉野線の終点吉野の一つ手前、吉野神宮がとりあえずの目的地だ。近鉄株主優待チケットで行ける最も遠いところであるだけに、なんとなく嬉しい。天気も良いのがさらに嬉しい。
近鉄吉野線が吉野川を渡って最初の駅が吉野神宮駅。そこから吉野川の左岸を上流に向かって歩き出す。そこは吉野杉を加工して修正材を作る工場が多数。工場の周囲は木を茹でる蒸気の香りが満ちている。この吉野川周辺は車では何度も訪れているけど、のんびり歩くと新たな発見もある。川の両岸に沿って古い街道の雰囲気がある。かなり古くからある町の気配は良いものだ。
最初の予定では知る人ぞ知る大和上市の柿の葉寿司屋で柿の葉寿司を買う予定だったけど、訪れてみればすべて予約で売り切れとのこと。やむを得ず途中で見つけた平宗本店に戻ってなんとか柿の葉寿司にありついた。
その後、てくてくマップのコースから離れて吉野神宮を覗いてみた。吉野神宮は後醍醐天皇をまつる元官幣大社。建武の中興15社の筆頭の神社らしい。明治時代にできた国家神道を象徴する神社かもしれないけど、山の中に広大な神域が広がっていた。しかし人影は少ない。
◆行動記録
7:00近鉄名古屋(火の鳥八木まで特急券1840円)、11:00 近鉄吉野神宮から歩き出す、杉板加工所、くず菓子店で土産購入、本善寺、吉野杉の家、大名持神社、伊勢街道、和楽路屋の柿の葉寿司断念、平宗で柿の葉寿司の昼食、吉野神宮、14:15 近鉄吉野神宮、18:25 近鉄名古屋
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