東大寺にはたくさんの国宝の仏像がある。そんな中には通常公開されていない仏像も多い。秋になって特別公開の情報。「僧形八幡神坐像」「執金剛神立像」を見に行ってきた。久しぶりに訪れた奈良は外国人で溢れていた。飛び交う言葉も聞き慣れないものが多い。コロナも終わり、旅行を楽しむ人々の表情はとても楽しそうだ。
「僧形八幡神坐像」は戒壇院の東の八幡殿、「執金剛神立像」は東大寺の東側の三月堂にある。さすがに特別公開の仏像を見に来る外国人も少なくてゆっくり拝観できて楽しい拝観だった。特に三月堂は東大寺に奈良時代から残る数少ない建築物で内部の空気もどこか違う。久々に見た不空羂索観音の残った金箔が美しかった。
その、不空羂索観音の背中側の扉の中に執金剛神立像はある。通常はその扉は閉められて見ることができない。その扉が今回は開いている。昔、教科書で見たことがあるようなないような執金剛神立像をじっくり見ることができて嬉しかった。
近鉄奈良駅から八幡殿、三月堂、手向山八幡宮、春日大社を回り、奈良公園を突き抜けて奈良駅に戻った。ぐるっと奈良を一回りすると、けっこう良いハイキングになる。
【右が「僧形八幡神坐像」快慶作と言われている。秘仏のせいか色彩が良く残っている。その表情が印象的だ。右が「執金剛神立像」、扉の外にはその原色のレプリカがあるけど、色がつくと印象が変わるね。】
【三月堂の姿は面白い】
【手向山八幡は東大寺の守り神。神様仏様みんな仲良し。日本的で美しい】
【戒壇院と大仏殿の間に八幡殿がある。今回、僧形八幡神坐像を見に来て初めて知った。】
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