2009年12月28日月曜日

鶴岡・帰還(16-4-48)

(木曽福島で蕎麦と七笑い)


最終日、新潟を6時46分発。名古屋着は17時半チョイ前。途中、木曽福島で1時間の乗り継ぎ時間待ち。しょっちゅう車で通過する木曽福島だけど、歩いてみれば懐かしい。蕎麦饅頭を買い、駅前で蕎麦と七笑いで一杯飲むうちに時間切れ。ほろ酔い気分で列車に乗り込む。そして気がつけば中津川。(2009.12.28/月)

2009年12月27日日曜日

鶴岡・羽黒山(16-3-47)

(羽黒山・五重塔)


(羽黒山・随神門)

天気は相変わらずパッとしない。でも、雨は落ちてこない。今回の旅の大きな目的である羽黒山へ行くことにする。湯野浜温泉から車で1時間もかからず羽黒山着。羽黒山とは言ってもどこへ行けば良いのか良く分からない。とりあえず下の「いでは文化記念館」へ入る。その受付のオニイチャンからの情報によれば。「五重塔までへ行くのは雪が深いけど可能であろう」、さらに「山頂の三神合際殿までは無理であろう」。とりあえず五重塔だけでも見に行くことにする。

話を聞きながら大量の長靴に気がついた。聞けば貸してくれるとの事。料金は無料。無料ということであっさり長靴を借りることにする。ついでに金剛杖も貸してくれた。長靴&金剛杖で「これで山頂までいけるかも」との考えは甘かった。参道入口の随神門をくぐった途端大量の雪。羽黒山名物の石段の気配も無い。あらかじめつけられたトレースをチョイと外れるだけで膝まで埋まる。膝まで埋まれば大量の雪が長靴の中に入る。雪が入れば足が冷たい。我慢できない。結局、五重塔で撤退を決意。でも、この五重塔は素晴らしい。次回、機会があれば冬山装備で厳冬期の羽黒山に登りたい。

その後、酒田へ転進。海鮮市場の2階のレストラン「とびしま」(だっけ?)でナントカ定食(約900円ぐらい)さらにハタハタ田楽を追加注文(380円ぐらい)。たっぷり卵の詰まったハタハタにかじりつくと冬の日本海に来たことを実感。でも、ハタハタの卵ってそんなに美味しいものではないよねえ・・・。(2009.12.27/日)

2009年12月26日土曜日

鶴岡・湯野浜温泉(16-2-46)

(湯野浜温泉の宿の窓から荒れた日本海を望む)


(湯野浜温泉、幸福荘)


天気が良かったのは昨日まで。今日から天候が崩れる気配。雨の中の行動は辛い。今日明日の行動計画を綿密に考察。経済性および機動性なんぞ詳細に検討した後、あっさりレンタカー利用を決断。綿密に検討したものの、決断した理由はホテルに有った「これもって来たら25%オフ」のチラシ。結局、2日借りて12600円。

小雨の中、とりあえず鶴岡方面へ車を走らす。鶴岡駅観光案内所で情報収集。情報は収集したものの天気が悪い。傘を差して羽黒山を登る気分でもない。結局、湯田川温泉の共同浴場「正面湯」でかいてない汗を流し、今夜泊の湯野浜温泉「幸福荘」に早めに入った。

私の旅の流儀としては、宿泊は出来るだけ「安い」宿。幸福荘はその流儀を満たす1泊2食付7000円(暖房料ナシ)。その内湯は潤沢かつ高温のお湯が溢れていた。部屋の掃除も行き届いていたが、冷たい食事はチョイと辛かった。

宿の窓から荒れた日本海が見える。風が強い。波の音、風の音、風が当たる窓の音。それらを聞きつつ眠りに落ちる。(2009.12.26/土)

2009年12月25日金曜日

鶴岡・出発(16-1-45)

(北陸線車窓から望む白山あるいは立山)


二週間前、鳴子温泉に漬かりつつ帰り道に寄った酒田、鶴岡。しかし、時間不足で消化不良気味。「そんなら、もう一度行くか」ってな訳で、今回は北陸線回りで新潟、鶴岡、酒田方面へ出かけてみた。一日目は好天に恵まれ列車の窓から山が良く見える。福井、金沢近辺から白山。富山、黒部近辺からは立山。泊駅近辺からはこの秋苦労した朝日岳も見えた。

この時期の富山側はいつも雲に覆われていて、こんなくっきり雪を被った白山、立山を見たのは初めてだったのでチョイト嬉しかった。この日の泊は新潟。二週間前に泊まったコンフォートホテル。今回はさらに安くて朝食付き1泊4000円。(2009.12.25/金)

2009年12月20日日曜日

小浜(15-1-44)

(神宮寺)

(鵜の瀬、この岩の下が奈良の若狭井に通じてるとか)

(瓜割りの滝)


(多田寺)

(明通寺・三重塔)

前日、初雪が降った。それも大雪だ。特に岐阜山間部は多そうだ。どこへ行こうかいろいろ考えたけど、雪の明通寺三重塔も良かろうと、小浜に行ってみた。この時期、小浜は静かだった。「人が多い快適な季節」と「人の少ない不快な季節」のどちらが良いか?と、問われれば間違いなく後者だといえる。もちろん「人の少ない快適な季節」が一番好きだけど・・・。アタリマエカ。

小浜の多田寺、神宮寺、明通寺と車で回ってみた。どこも静か、建物も立派だ。多田寺はオフシーズンの内部閉鎖(事前に電話すればあけてくれるらしい)だったけど、神宮寺も明通寺も坊さんが案内してくれて、拝観料300円。安い。とてもゆったりした気分になった。でも、寒い。火の気の無い寺の本堂は底冷えが厳しい。そんな中、神宮寺の坊さんは素足にわらぞうり。さすが修行だねえ・・・。

今回、図らずも「鵜の瀬」「神宮寺」「瓜割りの滝」との陰陽師コース。小浜の侮れない何かを感じつつ、再度出撃したいと考えている。(2009.12.20/日)

2009年12月14日月曜日

鳴子・帰還(14-4-43)

(姨捨駅)


朝8時41分、新潟発。長岡、上越、長野、松本、中津川と乗り継ぎ帰還。長い旅だった。でも、鈍行の旅でいろいろな発見があった。鉄道のルートは車社会到来前の昭和前期以前の日本人の生活と濃厚に関わっている。まだ勤勉だった日本人の生活を感じることが出来る。まだ残る木造の駅舎。レンガ造りのいろいろな施設、トンネル。駅に植えられた桜、・・・。

姨捨の通過列車待ちで気がついたんだけれど、姨捨駅にはスイッチバックで入っていく。今まで何度も特急「しなの」で通過して気がつかなかったけれど、姨捨駅のホームから善光寺平を背景に通過列車を眺めるのも趣深かった。

いろいろ感慨にふけりつつの旅だったけど、ちょいと違和感。なんで地方の女子高校生のスカートの丈はあんなに短いのだろう・・・。(2009.12.14/月)

2009年12月13日日曜日

鳴子から新潟(14-3-42)

(鳴子温泉、餅屋で漬物のお接待)


(新庄、最上公園、寒風の中の釣り)

(余目、酒田はおくりびとの舞台)


(酒田、本間家旧宅)

(酒田、山居倉庫)

雨が上がった。この旅の後半は酒田方面から新潟を経由して帰ることにする。酒田方面の陸羽東線は朝7時台の次は10時台しかない。しかた無いのでしっかり朝食を摂り、しっかり入浴して宿を出る。宿代1泊7000円(暖房費800円は別)。安い、それよりもご飯がうまい。部屋も、浴室も掃除が行き届いている。女将も私のことを「○○さん」と名前で読んでくれる。単純な私は名前を呼ばれるとチョットうれしい。

列車に乗る前に名物の栗餅を買いに行く。その店では試食用の饅頭を出してくれる。さらに店の一角でお茶も、漬物もサービス。その漬物も美味しかったので、漬物2袋追加購入。世間話なんぞしつつ時間をつぶす。

新庄では乗り継ぎに2時間。自転車(300円)を借りて最上公園周辺を散策。最上公園のお堀には寒空の下、小さなテントでの釣人多数。いろいろな趣味があるものと感心しきり。陸羽西線に乗り最上川に沿って余目経由で酒田。最上川のゆったりした流れはなかなか良かった。次回、機会があれば最上川下りをしたいものだ。

酒田でも乗り継ぎ時間2時間。やはり自転車(こちらは無料)を借り、本間家旧宅、三居倉庫なんぞ見学。新庄に比べ、さすがに酒田は見所が多い。まだまだ寄りたい所も多かったけど時間切れ。三居倉庫からの帰り道、寒い風に吹かれつつ全力疾走でママチャリをこいでいました。

酒田から新潟までは座席指定料金510円奮発して快速「きらきら羽越」に乗車。食堂車、ラウンジ、展望スペースも備えた観光専用車両。多分、かってはちゃんとした特急だったのが年をとって第二のお勤め。ハッキリ言って今の最新型車両よりも快適だ。車内で弁当、八海山小瓶購入。幸せな気分の旅と相成りました。

新潟のホテルは前夜鳴子温泉湯治場でインターネット予約したコンフォートホテル。4600円の低価格なるも新しくて快適。ベッドもセミダブルサイズ。さらに、新潟は綺麗な町。初めて滞在したけど気に入ってしまった。のどぐろ、はたはた、日本海荒海料理などの看板がかかる食事処を覗きつつ、鳴子温泉で朝晩しっかり食べていたため食欲無し。とは言っても、あまりの寒さ。海鮮系はあきらめ豚骨ラーメンを夕食とする。(2009.12.13/日)

2009年12月12日土曜日

鳴子温泉徘徊(14-2-41)

(鳴子温泉 滝の湯)


(潟沼)

朝から雨。気勢が上がらない。気温はそんなに低くないけど雲が走る、空が暗い。せっかく来た鳴子温泉。ただただのんびりするのもなんなんで、近辺を探索することにする。今日の朝食も美味しかった。

宿に借りた傘を持って、とりあえず共同浴場「滝の湯」へ行ってみる。以前一度来たことがある。その時、かなり満足度の高い入浴だったと記憶しているが詳細は忘れてしまった。入力料150円。安い。私の今までの経験から割り出した温泉鑑別法。「温泉は安いほうが良い」。当然、無料は最高。草津の共同浴場なんぞが良い例だ。この滝の湯も湯量豊富。キッパリ暑い。丸太をくりぬいたような木の樋から直下2.5メートルの湯の滝が浴槽に落下。掃除の行き届いた木製の洗い場の上をあふれた湯が大量に流れる。入浴後、入口の外のベンチで体を冷ましつつ一服。軒が深く雨が当たらない喫煙スペースも好感度大。

天気もイマイチなので今日は鳴子温泉に停滞。でも、鳴子温泉お勧めの「湯めぐり」も気が利かない。観光案内所で貰ったイラストマップに「潟沼コース」発見。とりあえず傘を片手に向かってみる。けっこう急な道を汗をかきつつ潟沼着。ph1.7の日本一の酸性瑚だとか。昔の火口だとか。鳴子にこんなところがあるとは思っていなかったので、新しい発見にチョットうれしかった。

潟沼でかいた汗を温泉で流すため東鳴子温泉の高友旅館に向かってみる。高友旅館は最近ネットで急増中の若手温泉事情通の間で注目度上昇中のいわゆる「いにしえ度」の高い温泉だ。しっかりした玄関で入浴料500円(チョイ高い)を払い、高友温泉名物黒湯に入ってみる。

ハッキリ言って「すごい」。脱衣場には体が良くなった人からのコメントが多数。でも、入浴しているときの快適感には疑問が残る。私のような温泉のベテランにはともかく、初心者には勧めるのに躊躇する。

東鳴子温泉から雨の中、鳴子温泉までまた傘を差し帰還。再度、滝の湯で体を清め(高友で汚れたわけではないけれど)、宿に帰った。宿の内湯にさらに入り夕食をしっかり摂取。鳴子温泉駅で買った地酒のワンカップもしっかり2個空けた。宿の女将にはビールの空き缶、地酒の空き瓶、空きカップなんぞ、しっかり見つかり、「よく飲むねー」とのお褒めの言葉を頂いた。(2009.12.12/土)

2009年12月11日金曜日

鳴子温泉(14-1-40)

(これぞ日本の夕食)


(鳴子温泉、宿のミニキッチン)




(鳴子温泉、西多賀旅館内湯)


12月10日、青春18切符が使えるようになる。退職したら18切符握りしめ全国放浪したかった。そんなわけで昨日、豊橋、浜松、興津、熱海と乗り継ぎつつ、東京で友人と会食。上野公園西郷さんの銅像の前で、季節外れの暖かい夜風に吹かれ酔い覚まし。当夜の泊まりはネットで確保した大宮の格安ホテル。深夜の大宮の繁華街はチョット引いてしまうほどの雰囲気だった。若いころなら気にならなかったんだろうにねー・・・。そんなわけで、街をうろつくことも無く、あっさり就寝。翌日は朝一番の東北本線に乗らねばならぬ。


朝4時半、携帯アラームにイッパツ起床。暗い中を駅に向かう。始発の東北本線下り宇都宮行きの座席はほぼ埋まっている。ほとんどの乗客は眠っている。黒磯を過ぎると「みちのく度」が高まる。それに伴い全面禁煙ホームの一角に喫煙コーナーが復活する。それにしても東京近辺の禁煙運動はいかがなものか。タバコを吸う場所が無い。そういえば昨夜の東京駅大丸十二階の喫煙スペースは素晴らしかった。喫煙スペースで肩を寄せ合い吸うタバコはなかなか良い。話が弾む。思わず友人と長居してしまった。


郡山、福島、仙台、すべて駅舎が新しくなっっている。大宮もそうだった。古いものが次々となくなりどこもかしこも同じような建物になる。古いもの好きの私としてはちょいと寂しい。小牛田で陸羽東線で鳴子温泉へ、今日最後の乗換え。陸羽東線に乗り込むと「みちのく度」はさらに高まる。窓から見る家の雰囲気も変わる。家の周りに大きな木が植わっている。いわゆる屋敷森。富山、城端あたりの散居村とよく似ている。うーん、これぞ日本の田舎。いつまでも残ってほしいものだ。


午後3時少し前、鳴子温泉着。雨が降ってきた。壊れかけの折り畳み傘をなんとか広げ予約していた西多賀旅館着。ミニキッチン付き1DK。早速、内湯に跳び込む。先客1名。気仙沼から一週間の予定で湯治とか。話の流れで、愛知から来たと答えるとしきりに驚く。「こんな遠くまで来なくても、高山あたりにも良い温泉が有るんだろうに・・・」「以前、そちらに行ったことがある」とか。


でも、東北のこの温泉の雰囲気、なかなか無い。今後、郡山、福島、仙台の駅舎のようにならないことを願うばかり。夕方5時半、部屋に持ってきてくれた夕食も素晴らしかった。ピッカピカの銀シャリと暖かい料理。気仙沼が近いせいかマグロの刺身が美味しかった。(2009.12.11/金)

2009年12月3日木曜日

祖父江・イチョウ(13-1-39)


 ポッカリ空いた雨の一日。暇なので久しぶりの羽島温泉に向かう道すがら、素晴らしいイチョウを見た。そういえば祖父江町(今は稲沢市)は銀杏の産地。暗い雨空にも関わらず、目の覚めるような黄色のじゅうたん。 (2009.12.3/木)