2009年12月11日金曜日

鳴子温泉(14-1-40)

(これぞ日本の夕食)


(鳴子温泉、宿のミニキッチン)




(鳴子温泉、西多賀旅館内湯)


12月10日、青春18切符が使えるようになる。退職したら18切符握りしめ全国放浪したかった。そんなわけで昨日、豊橋、浜松、興津、熱海と乗り継ぎつつ、東京で友人と会食。上野公園西郷さんの銅像の前で、季節外れの暖かい夜風に吹かれ酔い覚まし。当夜の泊まりはネットで確保した大宮の格安ホテル。深夜の大宮の繁華街はチョット引いてしまうほどの雰囲気だった。若いころなら気にならなかったんだろうにねー・・・。そんなわけで、街をうろつくことも無く、あっさり就寝。翌日は朝一番の東北本線に乗らねばならぬ。


朝4時半、携帯アラームにイッパツ起床。暗い中を駅に向かう。始発の東北本線下り宇都宮行きの座席はほぼ埋まっている。ほとんどの乗客は眠っている。黒磯を過ぎると「みちのく度」が高まる。それに伴い全面禁煙ホームの一角に喫煙コーナーが復活する。それにしても東京近辺の禁煙運動はいかがなものか。タバコを吸う場所が無い。そういえば昨夜の東京駅大丸十二階の喫煙スペースは素晴らしかった。喫煙スペースで肩を寄せ合い吸うタバコはなかなか良い。話が弾む。思わず友人と長居してしまった。


郡山、福島、仙台、すべて駅舎が新しくなっっている。大宮もそうだった。古いものが次々となくなりどこもかしこも同じような建物になる。古いもの好きの私としてはちょいと寂しい。小牛田で陸羽東線で鳴子温泉へ、今日最後の乗換え。陸羽東線に乗り込むと「みちのく度」はさらに高まる。窓から見る家の雰囲気も変わる。家の周りに大きな木が植わっている。いわゆる屋敷森。富山、城端あたりの散居村とよく似ている。うーん、これぞ日本の田舎。いつまでも残ってほしいものだ。


午後3時少し前、鳴子温泉着。雨が降ってきた。壊れかけの折り畳み傘をなんとか広げ予約していた西多賀旅館着。ミニキッチン付き1DK。早速、内湯に跳び込む。先客1名。気仙沼から一週間の予定で湯治とか。話の流れで、愛知から来たと答えるとしきりに驚く。「こんな遠くまで来なくても、高山あたりにも良い温泉が有るんだろうに・・・」「以前、そちらに行ったことがある」とか。


でも、東北のこの温泉の雰囲気、なかなか無い。今後、郡山、福島、仙台の駅舎のようにならないことを願うばかり。夕方5時半、部屋に持ってきてくれた夕食も素晴らしかった。ピッカピカの銀シャリと暖かい料理。気仙沼が近いせいかマグロの刺身が美味しかった。(2009.12.11/金)

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