平塚へ墓参りに行ってきた。この時期の遠出は当然青春18切符。金は無いけど時間は有る。豊橋で乗り換えついでに、壺屋の稲荷寿司、と、思ったけど助六寿司があったのでそちらを購入。しかし、豊橋から先の電車は関西方面の二人がけシートではなく、窓際一例のベンチシート。さらに通勤時間帯。混んでいる。通勤電車で助六を食べるまでの心境にはまだなれない未熟な私は食べたいのを我慢。その我慢も静岡あたりで限界。電車を降りて駅近辺の陽だまりベンチを探す。静岡駅南口から徒歩5分程度歩いて絶好の公園発見。やっと助六を食べた。快晴無風の助六日和。久しぶりの壷屋の助六は懐かしい味だった。
墓参りをサクサクこなし、駅前の「いちかわ」で上ロースカツ定食の昼食。名古屋に比べて東京近辺のトンカツは美味い。頼まなくても大量のカラシもテーブルの上に置いてある。私の好きな食べ方は、大量のカラシを塗りたくった上にウスターソースを掛けて食べること。肉はヒレではなくて脂たっぷりのロース。名古屋名物の味噌カツはなんとなく好きになれない。味噌煮込みうどんは好きだけどね・・・。
最初の助六を食べるまでに飢餓感にさいなまれた私は、勢いで静岡駅ホームのかき揚げ蕎麦も食べ、仕上げに上ロースカツ定食まで食べてしまった。はっきり言って食べすぎである。胃がもたれる。何とかせねば、と湯河原温泉のままねの湯へ寄ってみる。一汗かいて、消化を助ける作戦だ。
ままねの湯は2年前に初めて来た。高級旅館の多い湯河原には珍しい湯治場の雰囲気を残す温泉だ。入口の看板には「霊泉」との表示もある。何に効くのかは知らないけど、長逗留用の宿も併設している。入浴料金200円を払い入浴。シンプルな四角い浴槽は熱い湯に満たされていた。入浴客は4~5人。ペットボトルの水を持ち込み長湯している人も二人ほど。かなり気合の入った湯治風呂と見た。
風呂上りに表のベンチに腰を下ろし、タバコを吸いつつ涼んでいたら、18Lの灯油タンクを4個抱えたオッチャン登場。宿のオバチャンに温泉を郵送してほしいと頼んでいた。郵送してまで手に入れたい温泉の効用に興味がますます湧いてきた。「この温泉は何に聞くの?」と聞いてみる。
こたえは何と「痔に効く」とのこと。ここの温泉を自宅で温め、お尻を浸けると効果があるとか。ペットボトル持込の湯治治療中の痔の人々も同様の病と見た。確認はしてないけど・・・。痔持ち軍団と同じ温泉に浸かった私としてはちょっと複雑な気分だったけど、源泉掛け流しの高温の湯はとりあえず気持ちのいい温泉だった。(2012.12.13)
◆行動記録
5:19 勝川(始発)
5:50 金山
7:11 豊橋
500円(助六寿司)
9:43 静岡発
340円(かき揚げ蕎麦)
11:14 熱海
12:00 平塚
1100円(上ロースカツ定食)
420円(ビール)
14:29 平塚発
210円(コーヒー)
15:00 湯河原
16:00 ままね湯
(200円)
16:50 湯河原発
17:40 熱海
18:32 沼津発
210円(ワンカップ)
680円(鯛めし)
310円(ホームライナー)
20:13 浜松
20:52 豊橋
21:43 名古屋
【天気晴朗、平塚街中の歩道橋から見た富士山が美しい】
【平塚駅前路地のトンカツのいちかわ】
【湯河原温泉の入口にある五所神社の大クスノキ。大きい、今まで見たクスノキの中で最大かも・・】
【五所神社の狛犬、愛嬌がある】
【湯河原温泉の奥にままねの湯はある、路地入口のアーチ型看板にも「霊泉」との表示】
【ままねの湯は見落としそうになる路地のどんずまり】
0 件のコメント:
コメントを投稿